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ガンダムバトルロワイヤル第四回大会 第三章

1 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/29(日) 18:11:07 ID:???
暗闇を引き裂く光。
静寂を突き破る轟音。
真っ赤に咲いた爆発という名の華。
火花の散るような真っ直ぐな意思と意思のぶつかり。

地上のいたるところでは、このような情景が目に映る。
この情景の名は闘争。

生き残る為に 己の欲求を満たす為に 新しく出会った友の為に
    守りたい約束の為に 自分が自分である為に

幾多の理由を胸に抱き彼等は戦い始めた。
満月はそれをそっと空の彼方から見守っていた。



      ガ ン ダ ム バ ト ル ロ ワ イ ヤ ル



            第四回大会 第三章

          現在生存者 21名 死亡者 0名





ルール等の詳細は>>2-4ぐらいに。

当スレでは、随時参加希望者を募集しております。
参加ご希望の方は>>2-4の参加申し込みテンプレをお読みいただきまして
管制室にてお気軽にお申し込みください。


2 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/29(日) 18:11:57 ID:???
第三回までの過去ログミラー
ttp://gbatorowa.hp.infoseek.co.jp/rogusouko.html

第四回テンプレ
ttp://gbatorowa.hp.infoseek.co.jp/tennpure.html

新規申し込みテンプレ
ttp://gbatorowa.hp.infoseek.co.jp/sannkamousikomitennpure.html

現行管制室(第十一管制室) 【只今閉鎖中?】
ttp://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=shar&key=1093755404
ひとまずはこちらを使用中
アクシズ鯖落ち時 避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/1156/1077614901/

ネタ・遊び・気長な議論
ガンダムバトルロワイアル緊急避難所
ttp://jbbs.shitaraba.com/anime/1156/

基本情報・人気投票・おおまかな現在状況
第四回バトルロワイヤル 情報集積所
ttp://gbatorowa.hp.infoseek.co.jp/index.html

今回は本スレ容量節約の為、現在状況のマップと名簿以外を
別アドレスにてご案内させていただきます。
ご了承お願い致します。


3 :サイモン=クレイガー ◆JfFovM4OEg :2005/05/29(日) 18:23:47 ID:???
>>235-236

(――ちっ、戦場に呑まれてる――)

メタスが飛び出てきたのは好機だった。
相手にとっても敵でも味方でもない乱入者は、戦闘の空気を一瞬でも引き破る。
そこを衝けなかった今、

(相手が違いすぎる。ジリ貧だ……)

状況はもはや変わった。乱入者は相手の味方となっている。
このままではいずれ少女が押し負けるのは必定だろう。

――なら逃げればいい。

――殺し合いたいのなら好きにさせればいいのだ。

――そんな人間は早くいなくなった方が自分の安全も保てる。

――運が良ければ最後の一人になれるかもな? 戦えない自分にはさぞ都合がいい。

「……乗れるか、バァカ」

頭の中の、一番簡単で、安直で、楽な提案を一蹴する。

相手を殴る。至極簡単だ。腕を持ち上げ、前に出す。
走り去る。至極簡単だ。足を持ち上げ、前に出す。
そう、そんなことは簡単で当たり前で――何も考えなくてもできるのだ。

このプログラムを行っている連中は殺し合いをしろと言った。
自分のために攻撃する。嫌いだから攻撃する。……大いに結構。
だが、仕組まれたレールの上で、仕組まれた行動を起こして。その結果は仕組まれた落下しかない。
首輪の恫喝力も……反抗者への楔ならば、連中に手向かわないかぎり様子は見れるのだ。

(……結果を焦るな。
 そんなのは難しいことができなくなった時にやりゃあいいんだよ。
 それに、あのお嬢さんを連れてきた責任は取らなきゃならん。……大人として、な)

4 :サイモン=クレイガー ◆JfFovM4OEg :2005/05/29(日) 18:24:34 ID:???
>>277-278
>>300-301

直後、グフが機体へと突進してきた。
反射しきれず左腕部を薙がれる。だが装甲の厚いところだったらしく、致命的ではない。
見向きもせず、間合いを一気に離す。そして01番に再度通信を繋いだ。

「爺さん、定期放送だ。聞こえているだろう?
 ……あいにく、さっき言ったように俺はジオンの理想なんてものはわかりかねる。
 だが戦地を駆け回って、ジオン兵も、連邦兵も、どいつもいい奴らだった。
 いい奴らだから……死んでいった」

(悪いのは上にいる連中……とは言えないな。ここの"上"に目を付けられる……)

どこに目を付けているかわからないなら、敵対的な発言はできない。
そう判断しながら続ける。

「爺さんだってわかってるんだろう。
 その力は、爺さんの言う理想の前にある壁へぶつけるもんだ。
 意志に従わないで逃げるだけの連中、鼻で笑い飛ばしてみせなよ。……大人だろ?」

最後に他の人間に漏れないよう、小声で

「……それに、お互いお抱え物のある身だ」

と言い残した。そして意図的に20番へも通信を繋げ、再度口を開く。

「さて。まずはクルルちゃん、始めまして。サイモンってものだ。
 君から見れば敵、だがね。俺は逃げるだけだ」

そしてそのまま02番へ語りかける。

「そういうことでお嬢さん、どうしても戦うなら1対2になるよ」

さらに全員へ。

「それと。こんなことになって仲良く握手しよう、とは言わんがね。
 戦って生き残りたいなら、まだ他にもたくさん相手がいるのに――消耗戦を続ける気かい?
 二択で言おう。君たちがしたいのは生き残ることか、殺し合いたいだけか」

肩をすくめながら続けた。

「状況が理解しかねる俺でも、このくらいの判断はつく。
 もっと頭のいい奴ならうまく立ち回ってることだろうな。
 ……今の放送のコンテナも撒き餌だよ。そんなもの欲しがる人間同士が会ったら、戦わないはずない。
 で、また拾った物を消耗だ」

とにかく戦場の空気を掻き乱すように、呑まれないように喋り続ける。
相手が聞いてるか、理性的な判断ができるか、それはなるようにしかならない。

「さて……その上で、まだ喧嘩をやるのかな。
 あとお嬢さん方。寝不足はお肌の大敵だぜ?」

そう。すべては大局を自分のテーブルに持ち込むためのアピール。

(やれやれ――これで4人全員から攻撃されたら喜劇もんだな)

と、思考を常に超然とした位置へ置くよう心がけながら。

5 :サイモン=クレイガー ◆JfFovM4OEg :2005/05/29(日) 18:24:49 ID:???
【行動:02番、16番への通信継続(0P) 01番の攻撃回避(-1P) 01番、20番への通信(-2P) アピール(-1P)】
【位置:P-22/森林】
【残り行動値:0P】
【機体/状況:アッシマー/左腕部装甲に裂傷】
【生徒状況:左頬、殴打による鈍痛と腫れ(薬草貼付)】
【武装:アインラッド】
【所持品:ディパック(コッペパン×1、水2L入りペットボトルx1、1.7Lx1)
     ウェストポーチ(ナイフx1、ペンライトx1、ガムx2、煙草x1、コンパス付腕時計、筆記用具)
     ショルダーポーチ(ポラロイドカメラ一式) ライターx1】
【行動方針:1.大局を見据える】
【同盟:16番/ナインティ=アウェイキング】
【休戦:02番/エルネスティーネ=デア=フォーゲルヴァイデ】

6 :ロイド・エンデバー ◆tW13rMBWhI :2005/05/29(日) 18:28:39 ID:???
前スレ>>305
「来たっ!」     
Z+に搭乗。その瞬間、敵を発見。いつでも闘れる。いつでも殺れる。
警戒しながら敵を観察して・・・落胆した。無駄な心配だったらしい。
モニターに写ったのはボロボロの戦闘機。MSにしては小さすぎる。
リガ・ミリティアのガンダムのように、何かと分離しているわけでもなさそうだ。
「殺るか・・・?」
思わずマシンガンをZ+に持たせようとする。だが、その瞬間。
前スレ>>277-278
定期放送。内容をごく簡潔にまとめるとこういうことらしい。「物やるからさっさと殺し合え」
それにしても脱落者0とは・・・よっぽど人道的に優れた連中を集めたらしい。
例えば、今着陸した戦闘機のパイロットのような。隠れているからとはいえ、無警戒にもほどがある。
それとも・・・もはやそんな余裕がないほど、限界なのか。
「どうする?」
敵が来た。着陸している。おまけに損傷している。MSでもない。倒してご褒美を貰うのもいいだろうが。
「却下」
不安要素が多すぎる。
逃げられる可能性。「ご褒美」を貰った生徒として他の生徒からマークされる可能性。
いや、こんなものは建前に過ぎないか。
大人に利用されるのは大ッ嫌いだ。誰があいつらの誘いにのってやるものか。それが本音。
「我ながらくだらないな・・・子供か、俺は」
もっとも、ただの子供で終わるつもりもない。
考えろ。今の定期放送を利用しろ。
情報を引き出せ。これが敵に与える影響を予測しろ。あいつを殺すよりもっとうまい行動を考えろ。
録音された放送をもう一度聞く。
「・・・」
新しい転入生が三人。まず俺。そして、あの金髪の少女。となると、もう一人か。
「俺とあの子のお仲間、かな?」
俺もあの子もそうなんだから、残りの一人もそうかもしれない。まあ、会えば分かる。
次。プレゼントのある場所。近いのはP-05。途中禁止区域があるので、最短ルートは一つ減る。
Z+ならすぐ拾ってこれる。もっとも、目の前のあいつをどうにかしないと。
だが何より気になった語句。
「何人か友達と一緒にいる・・・ね」
アホか。そんな甘い奴がいたのか。このゲームで他人と組む事なんてあり得ない。いや、待てよ。
「二人のほうが、一人より当然強い。つまり、最後に二人残ったら平等に殺し合う契約でもしておけば・・・」
例えば、1vs1での勝率を0.5、2vs1での勝率を0.8とする。ひとりで生き残る事ができる確率は0.5の20乗。
だが、今言った契約をすれば0.8の19乗×0.5だ。明らかに上。
「まあ、裏切られるって可能性もあるけどな・・・」
その点、あまり人数が増えると不利だ。だいたい3〜4人がベストだろう。

7 :通常の名無しさんの3倍:2005/05/29(日) 18:29:14 ID:???
「次、あの戦闘機をどうするか」
艦の危険はない。あれが艦を破壊するのはまず無理だ。
前方をビームシールド、他の面を格納庫で包まれている艦を攻撃するのは戦闘機ではまずできない。
しかし、別の手段もある。相手が生身で使えるバズーカや爆弾を持っていたら、艦内部から破壊できる。
もっとも、俺の例を見る限りそういう物が支給されている確率は低いか。
問題は、OSロックを解除できるほど頭がいい奴だった場合。
「よし、決めた!」
もうその件に関しては賭ける。どのみちずっと閉じこもっているわけにもいかない。あの少女に会うと決めてから、だいぶ時間が経ってしまった。
Z+を格納庫から出す。むろん、威圧のため。そして着陸した戦闘機に通信回線を開く。
「その戦闘機、聞こえるか。こちら生徒番号19番ロイド・エンデバー」
できるだけ普段と雰囲気を変え、落ち着いて大人っぽく喋る。
「先ほどの放送を聞いたと思われる。こちらとしては、あなたを倒して『ご褒美』を貰うというのもいいが・・・」
ここで、Z+に両手を上げさせる。・・・もっとも、Z+は両手を上げても攻撃できるが。
「こちらの配給物には運のいいことに、艦が与えられていた。だがひとりでは多少、運営に困る。
 そこで俺とあなたで『同盟』を組む事を提案したい。
 戦闘機単体では生き残れまい。ましてや、その損傷ではな。
 だが、俺と組めば生き残る確率は高くなるだろう。悪い提案ではないはずだ。
 組んだ際はまず、あなたにこの基地を使用する許可を与える。
 その代償として、しばらくこの基地に置いた艦の防衛を頼みたい。俺はプレゼントを貰いに、しばらくここから離れたいのでな。
 よい返事を期待する」
言い終わって、息を吐く。
大人と組むなんて嫌だが、利用できるものは何だって利用する、それが生き残るための有力な方法なのだ。

【行動:搭乗、発進(1)7番に通信(1)】
【位置:W−3、基地】
【残り行動値:2p】
【機体状況:MS,損傷無し
       艦,損傷無し、重石付き、OSロック】
【武器:MS 頭部バルカン砲×2 ビームサーベル×2 腰部ビームキャノン×2
    予備 120mmマシンガン(新品同然) クレイバズーカ・拡散弾(気付いていないがヒビあり)
    艦 メガ粒子砲×1、ビーム・シールド×1、ミサイルランチャー×8 重石】
【生徒状態:緊張】
【所持品:デイパック、コッペパンx1.9、水2リットルx2、木刀、写真、重り×3、ボールペン、
     果物缶詰×4、魚の缶詰×3、スポーツドリンク350ml×2】
【行動方針:同盟を組む】

8 :ロイド・エンデバー ◆tW13rMBWhI :2005/05/29(日) 18:30:02 ID:???
>>7も俺です。コテハン入れ忘れました。

9 :マサヤ=タカノ ◆O/EkHvxsV6 :2005/05/29(日) 20:40:15 ID:???
>>前289

吹き上げられた爆煙を切り裂いて突き進む。
狭いサブモニターの外に見える闇夜の景色が横に流れていく。
その向こうにいたのは姿勢を変えようとするザメル。
銃らしき物を構えているのが見えた。
だが、この距離なら踏み込んできた俺のほうが――ッ!
相手がトリガーを引く寸前に左腕。

『・・・っちぃ、腕まで持っていきやがってぇぇぇ!』

間一髪、ビームサーベルで切断する。

『ザンバスターは片手じゃ照準が定まらねぇし、バルカン程度でしとめられるわけがねぇじゃねぇか!
 万事休すかよ・・・』

フッ、と鋭く息を吐く。
モビルスーツの操縦というものに馴れてきた。
だけど、まだだ。
”一歩進む”ことができなければ生き残れない。

『いや、まだ手はあったぞ・・・もういいや、奥の手を使ってやろうじゃないか・・・ははっはははははっ』

背筋に寒気がするような気味の悪い高笑い。
奥の手、だと?
まだ何か武器があるのだとうか。
どうゆう攻撃をしてくるのだろうか。
嫌な予感がした。
いや、嫌な予感しかしなかった。

10 :マサヤ=タカノ ◆O/EkHvxsV6 :2005/05/29(日) 20:40:31 ID:???
『ふふふふふ・・・お互い死にぞこないなら死なば諸共、一緒に死のうじゃないか・・・あーっはっはっはっはっはっ!
 はーっはっはっはっはっはっはっ!』

――ッ!!
特攻、だとォ――?!
凝視する間もなく突っ込んでくる巨大な物体。
脅威だと感じてはじめてわかるザメルの巨大さ。
死を目前にした者が放つ鋭く強烈なプレッシャーがモビルスーツ越しに体を震えさせる。
噴き上がる濃厚な殺気、死神だ。

「面白ぅてかなわんわ、こんなぁぁ――っ!!」

叫んだ途端に眼がかすんだ。
不思議なことに現実から現実感が薄くなってゆく。
頭の片隅で輝く二度目の衝撃。
世界がズレた。
感情が、憎悪が、狂気が――、形となって俺の前に姿をあらわす。
それが纏わりつくように。
俺を地獄に引き摺りこもうと近づいてくる。
その”線”が見えた。

「っらぁぁ――!!」

バーニアを噴射。
死神としか言いようのないものが迫ってくる。
その”線”のわずか右に自分の――機体の――重心を傾けさせながら数歩だけステップさせる。
無限大のイメージの後に続くように現実が追ってくる。
右手のサーベルを握り直す。
ギリギリm数メートル横を”線”をトレースして通り過ぎて行く死神が見えた。
”線”にぶつけるように振り下ろした。

【行動:ネイゲストへ通信中(-0)、回避(-1)、ビームサーベルで攻撃(-1)】
【位置:N-18】【残り行動値:0】【機体状況:ガンダムGP02/頭部損傷、メインモニター及びバルカン使用不可】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル×2、バズーカ砲身のみ、シールド】
【所持品:ディパック(コッペパン×2、水2Lペットボトル×2、日本刀)、煙草、100円ライター、短刀 】
【行動方針:兄貴の仇をとる、単純に殺し合い】
【同盟:なし】

11 :ネイゲスト ◆jsstEb1xf2 :2005/05/29(日) 21:09:03 ID:6GxpMFKv
IDチェックです。

12 :ネイゲスト ◆jsstEb1xf2 :2005/05/29(日) 21:59:44 ID:???
巨人の砲兵、いや、巨大な砲弾はは、ただ殺意に向かって進んでいく。
そして、殺意の中に突入した。
おぼろげに見えるガンダムに向かって、腕を伸ばして、突撃をする。
しかし、ザメルはその手中にガンダムを捕らえることなく、殺意の中から飛び出した。
殺意の塊から抜け出したザメルは、左腕がなくなっていた。
いつ切られたのだろう?
彼の時間概念や聴覚、その他もろもろの感覚はすでに機能していなかった。
ただ感じるのは、殺意の塊のみ。
「あはははは!しっぶといなぁ・・・」
彼はザメルをUターンさせ、再びザメルを殺意の塊に向けて突撃させる。
「今度はこっちも一緒にプレゼントだ!喜べ!ははははは!」
彼は砲身の切断された680ミリカノンの照準をおぼろげな陰に合わせ、トリガーを引いた。
殺意の砲弾がガンダムに向けて飛んでいく・・・・はずだった。
だがしかし、現実はちがった。
砲身が溶断された砲口内では、わずかだが、砲弾が射出されるであろう場所が狭まっていた。
689ミリ口径の砲弾は、その場所を通り抜けようとしたがかなわず、その場で炸裂した。
大爆発が起こる。
さらに、砲身から砲台本体に爆炎が伝わり、自動給弾機構内の砲弾にも引火した。
再び爆発が起こる。
ザメルが、爆発を繰り返しながら、殺意の塊の中に突っ込んでいく。
そして、ザメルが殺意の塊から出てきた。
上半身は、跡形もなく消え去っていた。
ザメルだったものはそのままの勢いで、陸地をすべり、水上へ飛び出した。
そして、推進剤にも引火したのか、水上に出た直後、下半身も大爆発を起こし、爆散して消え去った。
後に残ったのは、灯台の近くにある、ザメルの切断された砲身と、両腕と、ザンバスターのみ。
ほぼすべての感覚が麻痺していた彼は、己が死んだことも感じずに、審判の場から消えていた。

【 生徒番号12番 ネイゲスト・ザームズ 死亡確認
  
  死因 680ミリカノンの暴発による機体自体の誘爆 】

13 :キリト=ヴァルリック ◆OBrG.Nd2vU :2005/05/29(日) 22:35:08 ID:???
人は求める、答えを求める。
それは何故だろう。
探求心、人は追い求める。
自分が認知できないものであれば、
それが未知のものであればその答えを知りたがる。
神話でも語られる。開けてはならぬといわれた箱を
その探求心が答えを求めるが故に。

夜が空ける。
日の出と共に闇が薄れていく空に似合わぬ
先生と名乗る者の連絡が響き渡ていた。
内容は立ち入り禁止区域の指定と天気予想
そして新しく入ったと言う転校生、いわゆるここでのお友達だ。
他にも近況報告などもあったが最後にプレゼントという名目で
各地に移動しようというような情報だった。
その発表と同時にMSのデータの中の名簿やマップデータが更新される。

(『S-17』と『Y-17』。私の近くに二つほどあるようですね
 それほど時間もかかりませんし様子見に付き合って見ますか。)

Gキャノンは足を止め来た方向に戻り出す。
途中、高速道路を降りしばらく平野を進んだ所にそれはあった。

「さて、何が入っているのでしょう。
 まあ、災いの他に入っているものなどありませんがね。」

そうこれは禁忌の箱と同じ、開ければ新たな災いを振り撒く”七つの災い”。
他の参加者と引き合わせる為、その災いを持って大きな災いをもたらす為。
彼にとっては後者の方だった。

[ビームショットライフル]それが彼に与えられた災い。

(なかなかに良い物ですね。)

それを余っているGキャノンの右手に与える。

(さて、七つの災いの一つは判りました。
 もう一つ見に行ってみましょうか。やれやれ私も相当欲張りなようだ。)

【行動:コンテナを開けて武器を取る(-1)
    移動V−18→V−17→W−17→X−17→Y−17(-3)移動ボーナス】
【残り行動値:0】
【位置:Y−17】
【機体状況:Gキャノン・正常】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2(残弾70%) ビームサーベル×2、
     肩部130mm4連装マシンキャノン×2(残弾80%)腕部ダブルビームガン×2
     ビームソードアックス(ソード・アックス・ピックの3形態)
     RGM-109のシールド 】
【所持品:ディパック 水1g1本500ml1本 コッペパン1個 首輪 
      レイピア×2 グラサン数個 懐中時計 お守り】
【行動方針:どんな災いが入ってるんでしょう(楽)】

14 :キリト=ヴァルリック ◆OBrG.Nd2vU :2005/05/29(日) 22:45:45 ID:???
>>7 訂正
武装欄にビームショットライフル追加です。
スレ汚しすいません

15 :キリト=ヴァルリック ◆OBrG.Nd2vU :2005/05/29(日) 22:47:21 ID:???
>>7 じゃ無くて >>14です。何やってんだ自分orz

16 :キリト=ヴァルリック ◆OBrG.Nd2vU :2005/05/29(日) 22:53:53 ID:???
重ね重ねすいません
訂正です>>13 です。もうだめだこれ以上

17 :エルナ ◆tf5U6oR8/w :2005/05/29(日) 23:18:06 ID:???
>>294
「弾かれたッ!?」
黄色いMSを狙った110oのペレットは、
その腕の丸い形をしたシールドに殆どが阻まれ、致命傷を与えるには至らなかった。
……そんな……確かに、あんなシールド持ってなかったはずなのに……。
……来るッ!
私が驚いている間にも、戦況は刻一刻と変わっていく。
黄色いMSはいつの間にか、その華奢な見た目道理の大推力で、こちらに肉薄してきた。
これ以上……接近させるわけには……!
再び、接近してくる黄色いMSに対し、速射砲の照準を合わせようとする。
……が。

『ムカつくのよ、あなた!
 大尉を裏切って…………何様のつもり!?』

……え?

『死んじゃえ!』

……何これ?

次の瞬間、衝撃が機体を襲う。
舞うように光の剣を振るう黄色いMSに、赤い狩猟者が引き裂かれる。

「くっ……!」
バランスを崩した機体は、失速し、地面へと一気に近付いていく。
激突まで、もう間もない。

――ここから体勢を立て直すなんて……無理……。
……もう……流石に……限界……。
……もう……死んだ方が……楽……なのかな……。
生き残っても……優勝しても……あの時は帰ってこない……。
……じゃぁ、生きてる意味なんて――

18 :エルナ ◆tf5U6oR8/w :2005/05/29(日) 23:18:59 ID:???
"エルナ。生き残るんだ……"

……誰?

"敵が我々を殺そうとしているのなら、生き残れば我々の勝ちなんだ。"

……それは……そうだけど……

"だから、勝利するためなら、どんな手を使ってでも生き残れ。
 殺し合ってでも、逃げ墜ちてでも、どんな辱めを受けてでも。
  最低、自分の命は自分で守るんだ。"

……Es wurde verstanden.der Vater.……
   ――わかりました。お父さん――

「……このぉぉぉッ!!!」
地面に激突する寸前、レバーを押し込み、ペダルを踏み込み、スラスターを再度吹かせる。
すると機体はその場で縦方向に270°回転、頭上スレスレを地面が通り過ぎていくが、気にせず回転する。
さらに、このままでは黄色いMSに背を向けたままなので、横方向に180°回転。
そしてその速度を殺さずに、後退。P-23の境界ギリギリに砂埃と木の葉を舞い散らせながら再度着地する。
間合いが取れたところで私は、機体状況を調べる事にした。

「……肩部バーニア大破……胸部装甲破損……真一文字に斬られてる……。
 でもまだコクピットをかすらなかっただけ……くっ……!」
急に、脇腹に痛みが走った。
どうやら、先程の機動中か、やられたときに脇腹の辺りをコクピット内の機械にぶつけたらしい。
血は出ていないが、良くて打撲。下手をしたら肋骨にひびが入っているか、
最悪折れているかも知れない。もうここは限界かな……。

……それはともかく、さっきの通信は……どういう事だろう。
間違いなく、さっきどこからか送られてきた通信と同じ声だった。
そして、このモニターに映っている顔……あり得ない……。
ここまで、"あいつら"は狂っていただなんて……。
とにかく私は、通信をこちらからも繋ぐ事にした。
このままでは、気が済まない……いや、敵を選べない事は初めから解っていた。
でも、このままじゃ……。
通信を繋ごうと通信機に手を伸ばそうとしたとき、二つの通信がそれを遮った。

19 :エルナ ◆tf5U6oR8/w :2005/05/29(日) 23:20:06 ID:???
前スレ>>277-278 >>299

一つは、定期放送。それは事実のみを受け取っておき、後はフィルターを掛けてしまう。
もう一つは、ナインティさんの通信。これは……怯え?なのだろうか……。

「やめたら……殺されます。
 黙って殺されるほど……私は落ちぶれてません。」
ナインティさんにそう言い、私は黄色いMSに通信を繋いだ。
黄色いMS……先程データが送られてきた。メタスと言うらしい。

「こんばんわ……いえ、もうおはよう……かな……。
 エルネスティーネ=デア=フォーゲルヴァイデです。
 ……エルナで良いけど……意味ないかな……敵に呼び方を教えるなんて。
 とりあえず……このままじゃ気が済まないから言っておくけど……
 先に裏切ったのは、あのお爺さん。裏切ったと言うよりは、勘違いって感じだけど……。
 こんなこと言っても無駄だとは解ってる……。
 あなたは先にあの人と手を組んだし、私はあなたに銃を向けた。
 嘘は言ってないけど、私の言葉を信じるか信じないかはあなたに任せる。
 ……最後にもう一つ。
 ……たまには、"UC0069年頃のあの頃のダイクン派の人の気持ちも考えてください"
 とアロンソさんに伝えておいて。」
そう言うと機体を立ち上がらせる。
ギッ……と嫌な音を立てたが、何とか動けそうだ。
此処は退こう……。そう思い始めたその時、サイモンさんから通信が入った。

>>4

「今逃げようとしてたところですよ……あなたを見捨ててでも。
 ……でも……ロングコート、何とか返せ……っ。」
また、脇腹が痛む。本格的に、逃げる事を考え始めた方が良さそう……。
レーダーを見る。敵機、他のエリアに無し。
……高速道路、クリア。
後は前方の"暫定"敵に決定的な隙さえあれば……逃げよう。……できれば盾を回収してから。

私は闘える事を知った。それだけでも、十分な戦果……そう思う事にした。


【行動:16.18に通信継続(-0) 空中機動・着地(-1) 20番に通信接続(-1) 】
【位置:P-22 森林】
【機体状況:ゲルググ・J 胸部装甲・右肩部スラスター損傷 関節に負荷】
【パイロット状況:症状緩和 脇腹に打撲(詳細不明)逃げ腰】
【武装:腕部110.mm速射砲×2(残弾各1斉射分)
    5連装メガ粒子砲シールド(下半分破損の上地面に放置)(残弾5)】
【所持品:ディパック(コッペパン×2 水2L入りペットボトル×2  栄養補助食品)サイモンさんのロングコート】
【方針:"強くなる" 戦略的撤退 】
【共闘?:18番 サイモン】
【一時的休戦:16番 ナインティ?】

*IDは前スレの307です。

20 :管制室:2005/05/29(日) 23:44:31 ID:???
>9-10
突然、マサヤGP02Aのみに通信が入ってくる。

『オメデトウゴザイマス。
 今回あなたが一番最初に他の参加者を殺す事に成功しました。
 その健闘を称え、放送でお話した通りに商品があります。
 マップで指示された座標へどうぞ。」

無機質な機会の合成音が終わると同時にマップに変化が起きた。
マップが新しく示した地点。
その場所では偽装の解かれたコンテナが姿を表し、静かに佇んでいた。


21 :管制室:2005/05/29(日) 23:44:43 ID:???
   A B C,D E,F G,H. I ,J K L M,N O.P.Q.R S,T U V,W,X,,Y Z 
 01彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡
 02◎彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡□□□彡彡彡彡彡彡彡★彡彡彡
 03彡彡彡□◎▼彡彡彡彡彡□□△□□□彡彡彡彡★07〓△彡
 04彡彡□□△▼▼彡彡彡□□□△△□▼▼彡彡彡彡彡彡△彡
 05彡彡□△△□┃□彡彡□□△△△◆□▼▼彡×彡彡彡△∴  01と02と16と18は同一地点
 06彡彡□□△□┣━〓━━━┓△△△┏┛□彡彡彡彡彡△△  04と12は同一地点 
 07彡彡◎□□┏┛□彡□□□┗━━━┫□□□彡彡彡彡△△  03と15は同一地点
 08彡彡彡彡□┃△◎彡彡□□□△◎△┗┓□彡彡彡彡□△△  09と11と13は同一地点
 09彡彡彡彡彡┃□△□彡彡■■△×△□┗┓彡彡彡□□△△  07と19は同一地点
 10彡彡彡彡□┗┓□□□彡□■■△△□□┃□彡□□□△△  
 11彡彡彡◆□□┃□□□彡□■■△△□□┣━〓━┓△△△
 12彡彡彡★03━┫□□◆彡彡□□△△┏━┛×彡□┃△△△  コンテナの位置
 13×彡★★□□┗━┓□□彡21△□┏┛□□彡彡□┣━━━  『D-11』 『H-25』 『J-12』 『P-05』 『R-26』 『S-17』 残り六箇所
 14□□□□□06□□┣━━〓▼▼▼┛□□彡彡□★★□△×
 15□×△∴∴□□□┃□□彡□▼□□彡彡彡□□★★★△△  N-18のコンテナは04のマップ以外では確認できず
 16△△∴∴∴∴□□┃□□彡彡彡彡彡彡彡□□□□┃×□△
 17△△∴∴∴∴□┏┛□彡彡彡彡彡彡彡□◆□□┏┛□15□
 18△∴∴∴∴◎∴┃□□彡彡彡04◆〓〓□□□□┃□□□□
 19∴∴∴∴∴∴∴┃□彡彡彡彡彡彡彡彡彡□□□┃□□□△
 20∴∴17∴┏08━┫□彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡□┏┛□□△△
 21━▼▼━┛∴∴┃□彡□□◎■□彡彡彡彡□┃□□△△◎
 22∴▼彡∴∴∴∴┃□□□■■■■01□彡□▼09□□△△△
 23∴∴∴∴∴∴□┗━┓■×■■┏━━〓━▼▼┓□□△◎
 24∴∴∴∴∴△△□■┗━━━━20■□彡10□□┗┓□□△
 25∴∴∴△△△△◆■■■■■■■■■彡彡■■□┗┓□△
 26△△△△△△□■■■■■■■■■■◆彡■14■□┃□□

22 :ハロルド=P=アンダーソン ◆JrvqT8J/bc :2005/05/30(月) 00:26:20 ID:???
>>第2章303

開いたハッチの向こうから、恐怖がカウボーイスタイルで現れた。

「 ! 」

その姿を見た瞬間、出来るやつだ、と感じた。感じてしまった。
自分のような平凡な男とはまったく異なる、見た目も能力も飛び抜けて優秀なやつだ。
友達にはなれないし、部下には持ちたくないし、同僚としては仲良く出来ないし、
上司にはしたくないし、妻の友人だったら凹むだろうし、
娘の交際相手としては絶対に認められないタイプの男だったが、
とにかくいろいろな意味で優秀な人間であることが、その身にまとう雰囲気やオーラのようなものから分かった。
モビルスーツ同士の戦闘中に機体を飛び移るという信じられないような技を見せ付けたことが、
その直感の正しさを保証していた。

「        」

操り手の硬直が移ったように、人形がその動きを止める。
そして瞬きすら忘れた血まみれの男の顔面に鋭い右ストレートの一撃が―――

「………………!?」

叩き込まれなかった。
寸止めされた右拳の代わりに、二枚目の軽妙な台詞がハロルドの顔を撫でる。

『終わる?続ける?』

信じられなかった。
この色男がハイザックからこのズサに飛び移ったことも。
あれだけ機体を振り回したにもかかわらず振り落とされなかったことも。
自分の目の前にこうして現れたことも。

すぐに自分を殺そうとしなかったことも。

「……………………」

これは何だ。この男は何を考えている。
いつでも殺せるという余裕なのか。自分など殺す価値もないと見下しているのか。
それとも―――単に楽しんでいるのか?

『アンタら、俺を楽しませてくれる?』

あの言葉どおりに、自分を利用して楽しんでいるのだろうか。
両手で左右の操縦桿を握ったまま、身動き一つせず、ズサの動きを止めたままハロルドは目の前の男を見つめ―――
少しの沈黙の後に口を開いた。

「………そんなに、おマえは、楽しいのか?」

こわばった喉に何が引っかかり、声の一部が奇妙にかすれて甲高くなる。
表情と口調を固めたまま、ハロルドは目の前の「それ」に向かって言葉を続けた。

23 :ハロルド=P=アンダーソン ◆JrvqT8J/bc :2005/05/30(月) 00:27:21 ID:???

「お前ハ俺で楽しんでいるのか?」

この世界で、この状況で、この殺し合いで。
自分と戦って、自分という人間利用して、自分を玩具にして、楽しんで、面白がっているのか。
何かを楽しめるというのか。

「俺は楽しくなんかナい」

自分には出来ない。楽しむことなど出来ない。

「オれは全然楽しない」

この世界で何をしようと、何があろうと、楽しめるはずなどない。

「お前はなニが楽しいんだ」

お前と戦ったって。
お前を一方的に追い回したって。
お前と真っ向から戦ったって。
お前とこうして向き合っていたって。

「俺ハ楽しくないんだ」

お前なんかどうだっていいんだ。
お前が生きようが死のうがどうだっていいんだ。
お前との戦いなんてどうだっていいんだ。
お前に勝とうが貴様を殺そうがどうだっていいんだ。
俺を玩具にしようとするやつなんてどうだっていいんだ。

「楽しくナんかないんだ」

俺が楽しいのは家族と一緒に居るときだ。
俺が幸せなのは家族と一緒に居るときだ。
俺が充実しているのは家族と一緒に居るときだ。
俺が望むのは家族と一緒に居ることだけだ。
だから。
だから。
だから。
だから

「俺は……俺は……俺は……俺は……」

目の前の存在は極めて危険であり厄介だ―――何かの奥にある存在がそう告げていた。
こいつは頭の回転が速くて、しかも勘がいい。
妙な前振りや準備をすれば、即座にそれに気づいてこちらの意図を見抜きかねない。
だからやるならいきなりだ。一発勝負だ。

「こんなところで……こんなところで……」

不意に世界が滲み始める。自分が涙を流し始めたことに、ハロルドは気づかない。
血走った目を涙で潤ませながら、醜くもないが美しくもない顔を血と涙で汚して濡らしながら、
中年に差し掛かりつつある善良で小心な男は目の前の若い美形を睨みつけた。

24 :ハロルド=P=アンダーソン ◆JrvqT8J/bc :2005/05/30(月) 00:28:05 ID:AF686KVg
「楽しむなんて…………出来るかぁぁぁぁぁぁぅぁぁぁぁぁぁっ!!!」

肺の奥底から全てを声に変えて、ハロルドは吼えた。泣きながら吼えた。
同時にフットペダルを踏み潰さんばかりに踏み込み、ズサの身体を一気に跳ねさせた―――
後方斜め上に向けて。

「   !   」

今までで最大級のGがハロルドを前方に勢いよく放り投げ、その肉体を有機物の砲丸に変える。
しかしその砲丸は外へは飛び出ない。シートベルトという名の枷が、その肉体を引きちぎらんばかりに拘束し、
もと居た場所に引き戻そうとする。
後方への急発進による前方へのGを利用して、ハロルドは目前の敵を自分の視界から追い出し、消し去ろうとした。
さっきは自分のこめかみを傷つけた重力加速度が、今度は敵を消し去る武器となるはずだった。

黄色の巨人は全力で後ろ向きに跳んだ。その背後の空は、まだ青かった。

【行動:ズサの動きを止める(0)、落涙(0)、
    ズサをいきなり全力でバックダッシュ・ジャンプさせる(1)】
【位置:E-12/軍事基地】【行動値残り:3】
【機体状況:AMX-102 ズサ/左上腕部ランチャー損失、胸部装甲に一筋の傷、ハッチ開放】
【通信状況:なし】
【パイロット状況:右こめかみ部分に裂傷・流血、軽度の打撲、顔の右半分血まみれ
         精神的に色々と疲れ気味だが戦闘モード、逆ギレ+半泣き、身体にシートベルトによる痣】
【武装:ビームサーベル×2 ミサイル(34/41発)、トライカッター×2】
【所持品:ディパック、首輪、水2リットル入り2本、コッペパン×2 、シャベル
     リボン付きクマのぬいぐるみ(娘の誕生日プレゼント)、家族の写真が入ったIDケース
     3日分の食糧・水、各種生活用品・雑貨類、替えの下着複数】
【方針:絶対に家に帰る・目の前の潜在的危険の排除】【同盟:なし】

25 :エドワード ◆71GpdeA2Rk :2005/05/30(月) 01:36:36 ID:???
前スレ>>273
 追ってこない……か。
後方にいる2機の反応、つい先ほどまで戦っていた相手、
レーダーの情報では少なくとも追撃してくる気配はなかった。
戦いは完全に終わった。
緊張の糸が切れると同時に体の奥から染み出す眠気、疲労。
とりあえず水を飲むが、効果はない。
身体は砂が詰まっているかのように重く、
頭は溶け出しているかのように動かない。
 ただただ休みたかった。
靴と上着を脱ぐとそのままベッドに飛び込む、
柔らかな布団に包まれながら疲れに身をゆだる、
心地よいまどろみを噛み締めるうちに眠りに堕ちる。
本心がそう願っていた。
だが、微かな理性が的確に現実を把握して、
それが出来る状況ではないことを知らせていた。

前スレ>>277-283
 唐突に始まった定時放送。
転入生が3人だとかプレゼントがあるとか、
重要なことを言っているように思える。
でも、心も身体もともに休息を求めている私の現状では、
彼らの言葉を知覚することは出来ても認識することはできない。
言葉が頭を素通りしていく。
ぼんやりとした頭で何とか噛み締めようとするが、
コロコロと転がって自分でも捉えることが出来ない。
このことは後で考えることにしよう。
さっさと諦めることにした。

 東にボリノーク・サマーンを進ませる。
北に行けば、ジンペイがいる。
それだけの理由だった。
それ以上の理由なんて考えられる状況でもなかった。
機体を動かしながら、
どこでどのようにして休息をとるのかをじっくりと考える。
いつの間にか街を抜ける。
同時にレーダーに反応。
【P−22】に5つ。
息も絶え絶えな理性が警告を発する。
反応があるということは敵がいるということか?
流石にこの考えには閉口した。
かなり疲れているな私。
まあ、距離は遠いから問題ないと判断。
思考の重点を如何にして休むかに戻し、
そのまま真っ直ぐ突き進む。
進めば進むほど当然、反応も近づいていく。
川を渡り、景色に木々が増え始めた頃気づく。
【P−22】ってこの先じゃないか。
そのときには、もう遅かった。


【行動:移動(U-22→T-22→S-22→S-23→R-23→Q-23)(高速道路移動ボーナス含む)(-4)】
【残り:0】
【位置:Q−23(高速道路)】
【機体状況:胸部装甲に損傷】
【パイロット状況:疲労大】
【武装:肩部3連装ミサイルランチャー(残弾左1、右0),ビームトマホーク】
【所持品:布、綿、糸、裁縫道具、色鉛筆、型紙、
        水2L半、コッペパン×1、MS整備の本】
【方針:眠りたい】

26 :アロンソ ◆ffwql.VOnc :2005/05/30(月) 09:55:59 ID:???

>>3-5
手ごたえあり――じゃが、浅いか。
アッシマーが厄介なのは、その変形・飛行能力と、装甲の厚さじゃ。
正面からでは、隙間を突くだけの余裕はないか。

定期放送が流れる中、ワシは再度間合いを測り、次の一手を考える。
やはり武器の不足が痛いのぉ――攻撃が単調になりがちじゃ――
畳み掛けるような二の手・三の手がないのが――せめてあと一つ武装が――
……プレゼント、か。
連邦の策(*1)に乗るのは腹立たしいが、ここはひとまず――
いや、それよりも、速攻で目の前の敵を一機、倒してしまえば――(*2)

サイモンが語る。一人で語る。フン、ワシを話術で誑かそうとしても、その手には乗らんぞ。
連邦兵が「いいやつら」じゃっただと? ふざけおって。
「いいやつらだから死んでいった」じゃと? 死んだ奴は弱かっただけじゃ。
「壁にぶつけるもの」? ふん、別の敵を差し出して気を逸らす気か?
「お抱えもの」? ……………。

じゃが、斬りかかるスキも見えん。
同じコトを繰り返しても、倒せるまでこのサーベルが持つかどうか。
いや――ワシの体力の方が不安じゃな。
ワシはアッシマーに通信を返す。

「ふむ、小難しくダラダラと並べておったようじゃが――要はお主はやりあう気はない、と。
 有難いことじゃのぉ。
 確かに、先の見えない消耗戦は厳しいしの」

じゃが――戦場でやる気のない奴は、死ぬだけじゃ。
言葉で世界が変わると言うなら、とうの昔にジオン・ダイクンが平和をもたらしておるわ。
物書きらしく言葉に頼るというなら、いつまでも一人で喋っとれ。

ワシはジリジリとグフを下げ、アッシマーから間合いを開ける。
必然的に――背中を向けたまま、距離が詰まるのは――

「じゃから――記者殿の言に乗せてもらおうかの。
 つまり――」


27 :アロンソ ◆ffwql.VOnc :2005/05/30(月) 09:57:09 ID:hexvEsrc
>>17-19

グフが跳躍する。いやもはやコレは、跳躍というより飛行じゃの。
試験機とはいえ空中飛行を目指した機体、その空中での動きはたいしたものじゃ。
背中から後方に向け大きく跳び、空中で捻りを加えつつ回転する。
体操選手の月面宙返りのように舞い、降り立つ先は。

「1対2でイェーガーを潰し、お主とはサヨウナラじゃ!」

クルル伍長が追い込んだ、傷だらけのイェーガー。戦意を失ったか、武器を構えていないゲルググ。
その頭上に、回転の勢いをも加えてサーベルを叩き込む!
伊達や酔狂で軽業を見せたわけではない、打撃力強化と幻惑を兼ねた殺人コマじゃ。

どっちにせよ、これで討てなければ仕切りなおしじゃな――
ワシは視界の隅のレーダーの中に、Q-23に踏み込む光点を見つつ呟いた。

【行動:18番サイモンに通信(−1p)、飛行移動&軽業的機動(−1p)、02番エルナに攻撃(−1p)】
【残り行動値:1p】 【位置:P-22 森の中】
【機体状況:無傷。軽く森林向けの偽装済み】 【参加者状況:無傷。少し疲労気味】
【所持品:ヘルメット、銃剣、壊れた突撃銃、 山菜1袋、薬草1袋、ズタ袋、
     デイバッグ、コッペパン×2、水2g×2、ティッシュ×5箱】
【武装:ヒートサーベル、2連装ビームガン(未取り付け・さきほどまでいた位置に放置)】
【行動方針:20番クルルを死なせない、18番サイモン・02番エルナをできれば倒す】
【同盟:20番クルル(片思い的同盟?:16番ナインティ)】

(*1)ここで言う「連邦」とは、管理側のこと
(*2)当然のことだが、彼は「最初の一人を殺したボーナス」がもう無効であることを知らない

28 :クルル=ヴァルデーン ◆8assMZDpKM :2005/05/30(月) 13:56:55 ID:???
やった!
そう、思った。
ゲルググをサーベルが切り裂き、バランスを崩したゲルググはそのまま降下。
地面に激突して、死んじゃえば?

…………でも、ゲルググは激突しなかった。
突然スラスターを全開にして、立ち直り、こちらを向く。
何、この動き?
もうちょっとで、殺せたのに………
ふざけないでよ、あなた、ちょっとしつこいよ?

前スレ>>277-278

ゲルググを睨みながら、地面に降り立ち、次の攻撃のタイミングをはかっていると通信が聞こえる。
立ち入り禁止区域?転入生?プレゼント?
…………転入生って、わたしの事かな?
それじゃあ、また新しく参加したのがわたしのほかに二人いたんだ
どうでもいいけど。

立ち入り禁止区域っていうのは、確か…………
…………多分、言葉通りの事だ。

プレゼントは凄くほしいけど。
…………このゲルググ、案外強い。
殺せてもこちらが無傷で、とはいかない。
…………でもアッシマーは別に攻撃してきていない。
それなら、ここにMSが五機あっても実質的には一対二だ。
なら、やれる。

>>3-5

やっぱり、思った通り。
このアッシマーは戦う気がない。
消耗戦?生き残りたいか、殺し合いたいか?
…………消耗戦は、確かに避けたい。
出来れば、おにいちゃんとは綺麗な格好のメタスのままで会いたいもん。
…………もうメタス、傷ついちゃってるけど。

生き残りたいか、殺し合いたいかっていうのは…………
それは、勿論生きたい。
生きて、大尉とおにいちゃんと、連邦を叩かないといけないんだから。

…………おにいちゃん、さっきの放送でわたしの事に気づいてくれたかなぁ?
クルル、ここにいるんだよ?
大尉と一緒に、戦ってるんだよ?
…………早く、助けに来てよ。

…………とりあえず、このアッシマーは相手にしなくていいや。
大尉と一緒に、ゲルググを叩く!

29 :クルル=ヴァルデーン ◆8assMZDpKM :2005/05/30(月) 13:57:29 ID:???
>>12

―――ッ!!

わたしの頭に何かが入ってくる!
入ってくる!入ってくる!!入ってくる!!!

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

何これ、気持ち悪いバウよりもっと気持ち悪い。
変なビジョンが見える。
暗いところで、何かが弾けて何かが爆発して何かが消えて何かが散って…………

「わああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

引かない、痛みが。
頭が割れそう、頭が破裂しそう、頭が壊れちゃいそう。
誰か、助けて、おにいちゃん、大尉、誰か――――!!

>>17-19 >>26-27

もう、何を言っているか理解出来ない。
ううん、理解は出来ていても何も出来ない。
何も考えられない。
大尉が、ゲルググに斬りかかる。
ゲルググのパイロットが、何か言ってる。

そんな事、どうでもいい。
そんな事、どうでもいいから………

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

誰か、わたしを助けて………

【行動:01番・02番・16番に通信継続(0) 12番の死に感応(1)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:(T∀T)ボスケテー!!】
【位置:P-22】  
【機体状況:MSA-005メタス/やや装甲破損】
【武装:アームビームガン×2(EN70%)、ビームサーベル×6、ビームローター】
【所持品:ディパック 水2g1本と半分 コッペパン2個
     筆記用具一式、特殊トランシーバー×2(一対)】
【メモ:『ここは地きゅう・おにいちゃんは地きゅうにいる・わたしはおにいちゃんをさがす
     きたいはメタス・アイテムは黒いきかいがふたつ・ぶきはそらとべてたてにもなる
     グフはおじいちゃん・ゲルググはおねえちゃん・アッシマーはおじちゃん・バウはいたい
     おじいちゃんは大いで偉い・大いは仲間・いたいのはわからない』】
【行動方針:誰でもいいから助けて】
【同志:01番 アロンソ=セルバンデス】

30 :ファッツ=シュヴィール ◆zIufWZ1Xhs :2005/05/30(月) 17:00:44 ID:sulMumcN
IDダシ

31 :ファッツ=シュヴィール ◆zIufWZ1Xhs :2005/05/30(月) 19:21:07 ID:???
よく見ると、ハロルドは怪我をしている、らしい。
顔の右側が血に塗れている。
恐らくは先の戦闘で派手に回避して倒れた時に頭をぶちつけたんだろう。
手当ての一つでもしてやりたいところだが、生憎と道具も何も持っていない。
………にしても、随分とイメージが変わった。
はじめて顔を見た時は虫も殺さないような、とまではいかないまでも善良そうな、人の良さそうな人間に見えた。
それが今や血を流し、ギラついた目をファッツに向けているのだ。
その顔は、間違いなく戦士の顔。
そして………やる気になった人間の顔だ。
「ありゃりゃのりゃー」
コイツは………少しばかり、厄介だ。

そうこう考えていると、ハロルドはその唇より言葉を紡ぐ。
どうにもこうにも、彼は真面目らしい。
冗談も何も通じたものじゃない。
………まぁ、こんな状況で冗談も何もあったもんじゃないけど。
でもさ、人生そんな固く生きてどうすんの?
会社に尽くすのも軍に尽くすのも社会に貢献するのも別にいいけど、それでアンタら楽しいの?
もっとゆるりと行こうぜ?気ぃ張ってちゃ楽しいものも見落とす事になるし、さ。

32 :ファッツ=シュヴィール ◆zIufWZ1Xhs :2005/05/30(月) 19:21:27 ID:???
そんな事を考えながら、右拳を上げた。
駄目だコイツ、楽しくないヤツだ。
それならもう用は無い、さっさと気絶でもさせちまおう。
そう思って顔面に拳を叩き込もうとするも、
「楽しむなんて…………出来るかぁぁぁぁぁぁぅぁぁぁぁぁぁっ!!!」
突然のハロルドの咆哮、流れる涙、そして―――
「いぃぃっ!?」
吹き飛ばされそうになるほどの、Gがファッツを襲った。

「ふ………ぅっ………!」
咄嗟にコックピット内のバーに右手をかける。
コイツ………イカれてやがる。
歯軋りをして目の前の男を睨みつける。
恐らく、このGを利用してファッツを外を飛ばそうとしたのだろうが………
………んな事したら死ぬってわからないのか?
バーをギュッと握り、足でしっかりと踏ん張る。
咄嗟に取れなければ飛ばされていた。

しかし、ここからどうやって事態を回復させる?
………まず、ハッチを閉めなければならない。
だが、開閉ボタンはハロルドの方の近くにある、恐らく押そうとすれば邪魔をする。
その上このGの中で自由に動けるわけがない。
………いや!

ずっとズボンのポケットへ入れていた左手を出し………
ハロルドへ向かって、その中に握っていたものを投げた!
―――小銭が、6、7枚ほどか。
当たらなくてもいい、人間、突然何かが自分に向かってきたら反射的にそちらに注意が向く。
反射というものは、人間誰しもあるものだから、ハロルドも例外なく小銭に反応するはずだ。
例え、一瞬だろうと………

そこからの行動は、早い。
投げたその左手をそのまま開閉スイッチに伸ばし―――
「とりあえず、気絶でもしてな!」
左足で顔面に蹴りを叩き込んだ―――

【行動 :03番にぜになげ・蹴りで攻撃(-1P) 開閉スイッチに手を伸ばす(-1P) Gに耐える(-1P) 残り1P】
【位置 :E-12 軍事施設】
【機体/状況 :EWACザック/右腕損失 一部スラスター破損 全身損壊により機能著しく低下】
【パイロット状況 :問題なし】
【武装 :ビームダガー】
【所持品:ディパック 水2g入りペットボトル×2 コッペパン×2
     コイン トランプ 小銭 チタン合金製ワイヤー(先端を大きな輪っかにして固く結んでいる)】
【暫定行動方針:ハロルドをどうにかする】
【最終行動方針:このゲームを楽しむ】
【約束:生徒番号06番 リトラ=クローム】

33 :ニース=エルネージュ ◆LuqsQs0P4w :2005/05/30(月) 19:35:52 ID:???
「地図では…ここを西に行ってから川を渡れば、コンテナがあるって…」

役に立ちたいと飛び出てきたまではいいが、やはり一抹の不安も隠し切れないニース。
全体放送で伝えられたプレゼントのコンテナの事は、勿論他の生徒の耳にも入っているだろう。
もしもR-26にコンテナを取りにきた他の生徒がいたら…?
そして、コンテナを奪う為に戦闘を仕掛けられたら…?
考えるまでもなく、ニースに勝ち目などありはしない。
上手く逃げられなかったら、死ぬしかない。

それに、管理側が正直にプレゼントを入れてくれているとは限らない。
コンテナは実はからっぽで、単に生徒を誘き寄せる為の餌なのかもしれない。
考えれば考えるほど分のいい話には聞こえないが、それでもニースはコンテナを目指す。

自分が少しでも役に立てる事を証明する為。
このままアルバートやレベッカに会っても、何もしていない自分は、とても顔を見せられない。
あの人達の前で、少しでもいいから胸を張りたい。
自分にだってこのくらいはできる、という事を証明したい。
コンテナの話は、そんなニースにとってまたとない話だったから、彼女は自分の中の勇気をありったけ
振り絞ってゲルググを西へ走らせていた。

ただ、焼け石に水程度だが、ニースにも悪い話ばかりでもなかった。
ニースは最初町を目指した時、森の木々に衝突する事を恐れて川沿いを進んでいる。
だが今回は町から南に森を突っ切って走っていた。
その間、衝突して倒した木は1本もない。
ニースが無意識にゲルググのスピードを落としていた事もあるが、何よりも、短い時間の中では
あったが、ド素人のニースもだんだんとMSの操縦を身体で覚えてきていたのも大きかった。

やがて目前に広がる、見覚えのある景色。
ここでも最初と同じで、ニースに躊躇の色は全く見えなかった。

「一度渡れたんだから……2度も3度も同じ事だよね…!」

誰に言うのでもなく気合いを入れると、川幅の狭そうな所に、ゲルググを川に突っ込ませる。

再びスラスター全開。
やっぱり何とかの一つ覚えかもしれないが、もともと泳ぎが得意で、水が好きなニースからすれば
、森を抜けるよりも楽だと思っているのかもしれない。

続く

34 :ニース=エルネージュ ◆LuqsQs0P4w :2005/05/30(月) 19:38:52 ID:???
「あ…った。あったあった!コンテナ、はっけ〜ん!」

思わず漏れる、嬉しそうな声。
R-26の森の中。
川から出たニースのゲルググは、無事にコンテナの場所へと辿り着いていた。
幸運にも、心配された他の生徒の姿は見られない。
今なら誰にも気づかれない内に、中身を持って帰れる。
…管理側がちゃんとプレゼントを入れてくれていればの話だが。
ただ、ニースにはそんな不安よりも、自分の意思でここまで来た事が報われそうだという事の方が
遥かに嬉しかった。
そしてその意思は、確かに報われたのかもしれない。
多分。


「何が、入ってるのかな…?良い物だといいな〜」

誕生日の贈り物でも開けるように、コンテナを開く。
良い物、と言っても、管理側が出すプレゼントにぬいぐるみやアクセサリーがあるわけがない。
…と思っていたニースの予想は、あっさり覆された。

「…何これ?」

中にあったのは、というか……そこに丸まっていたのは、1匹のもこもこ。
それはニースの視線に気がついたのか、ゲルググに向かって一声吠えた。

「…犬…だよね。どう見たって…」

不釣り合いに大きなコンテナの中で、立派なハスキー犬が尻尾を振っていた。

【行動:9番の回線継続(0)R-26に移動(−3)コンテナを開く(−1)】
【残り行動値:0P】
【パイロット状況:異常なし】
【位置:U-26→T-26→S-26→R-26】  
【機体状況:異常なし】
【武装:狙撃用大型ビームライフル、ビームナギナタ、】
【所持品:ディパック 水2g2本 コッペパン2個
     作業着、ドライバーとモンキー、LLのTシャツ 】
【ペット:ハスキー犬…名前はまだない】
【行動方針:何か役に立ちたい】

35 :レベッカ・テスタロッサ ◆SNOW/gQMH2 :2005/05/30(月) 20:38:19 ID:???
ボリノーク・サマーンは去っていった。
朝日が東の山の稜線から顔を覗かせ、コックピットの中では運営側からの定期放送が流れている。

「……増えた、か」

黒い騎士が剣を納めた。
乱れた髪を整え、騎士の主はリボンを付け直してからフードを被る。
索敵――範囲内に敵影なし。
溜息と共に小柄な肢体をシートに預けたレベッカの耳に、ニースとクラウディアからの通信が届いた。
目線だけで彼女達を見送り、更にもう一息。
本来なら、食料の確保を終えてからすぐにでも北の基地へと向かいたいところであったが――

――言っちゃったモノは仕方ない、かな……。

「アルバート・パーシング。
 4人分の食料と水、確保しといて……それだけの働きを、ボクは見せたと思うからね」

定めた時間が来るまでは、彼らと行動を共にしよう。
観念したように三度目の溜息をついた主を乗せ、ベルガ・ギロスは歩き出す。
行く先はビルの向こう。
其処にあった全天候型の球場に、スタンドを飛び越えるようにして入り、動きを止めた。

「じゃ、ボクは少し休ませて貰うよ」

ややあってから鳴り出したオルゴールの音色に耳を傾けながら、彼女は通信回線のスイッチを切った。


36 :レベッカ・テスタロッサ ◆SNOW/gQMH2 :2005/05/30(月) 20:39:18 ID:???
【行動:No.11へと通信(-1)】
【位置:U-22(市街・開閉式ドーム球場)】
【残り行動値:3】
【機体状況:左肩装甲表面一部欠損、右肩・右腕装甲を僅かに損傷、
       右マニピュレーター反応精度微量低下】
【パイロット状況:問題なし】
【武装:ビームサーベル×2、左腕ビームシールド】
【所持品:オルゴール、白のフード付きロングコート、サングラス、赤いリボン
      ディパック(コッペパン×2、水2L入りペットボトルx2、軍服)】
【方針:火器及び食料の確保、後2回の定期放送が流れるまでニース・エルネージュを守ってやる】
【同盟:なし(一応の味方:No.14、No.09、No.11)】


37 :ハロルド=P=アンダーソン ◆JrvqT8J/bc :2005/05/30(月) 21:00:47 ID:AF686KVg
再起動かけてIDチェック

38 :ルイス・ガルシア ◆y7pbaP9SbA :2005/05/30(月) 21:08:44 ID:???
何も無いただの高架道路を黙々とBDは歩いていた。
砂漠や森などの地形に比べれば、歩きやすい道だ。

ずっと抱えていたコンテナに目をやる・・・・。
まさかとは思うが、開けた瞬間にドカンなんてことは無いだろうか?
でも、中身は気になる。

「まぁ、はじめにもらってきたコンテナも大丈夫だったし開けてみるか。」

音を立ててコンテナが開く。中から出てきたものは・・・・・・・・。






「バズーカ、だよな?」

連邦式のバズーカそれも、ガンダムが装備していたような。

「こいつぁ、お笑いだな。ガンダムにガンダムの武器が後から手に入るとは・・・・。」
だが、ビームライフルしか持たない現状では有りがたい。
なにせ、地上では減衰率が高い上にアルマの機体みたいなのも居るしな。
腰につけられた、マシンガンの弾丸を破棄し、ビームライフルと新たな武装の予備マガジンらしきものをつける。

「まぁ、ましだぁ。取りあえずもうひとつコンテナをいただくとしますか。」

高速はまだまだ続くレーダに光る色の違う光点――――――コンテナのビーコン―――――――
めざして、機体を走らせた。


【行動:移動(−4)コンテナ開封(0)】
【残り行動値:0P】
【パイロット状況:背に滲む汗】
【位置:Fー20→Hー25(移動ボーナス付き・H−20経由)】  
【機体状況:特記事項無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2(残弾93%)、胸部60mmバルカン×2(残弾90%)、 ビームサーベル×2 ・ビームライフル・ハイパーバズーカ(散弾・通常炸裂弾各1)】
【所持品:シガレットケース(葉巻10本)煙草4箱(52本) ライター パイロットジャケット 作業着  ボイスチェンジャー アサルトライフル予備マガジン×2 H&CUSP予備マガジン×1 パン×2 水4L 清涼飲料水4L    缶詰×5 塩1袋 下着類 】
【行動方針:生きる】

39 :エルナ ◆tf5U6oR8/w :2005/05/30(月) 21:22:26 ID:1RPgbnYk
IDちぇっくー

40 :キリト=ヴァルリック ◆OBrG.Nd2vU :2005/05/30(月) 21:38:14 ID:???
それが手の届く所にあるのなら必ず手にとって見るだろう
それに人が興味を持てばその存在を認識するために。
一度、同じような別のものを確認したとき、
同じようなものがあれば二通りに考えが分かれる
同じものだと思いそれだけしか手に取ろうとしないもの。
違うのではないかと別のをまた確認するもの。
その思考を後者のほうに向かわすには、
あらかじめ別のものだと認識させるだけでいい。
それだけで、確かめたくなるものだ

災いを手に新たな災いを確かめるため此処とは反対方向にあるはずの
コンテナを求めて巨人は進む。

(思ったより時間がかかりそうですね。)

そう、それは近くにある。
しかし、すぐにそこへ着けるとは限らない
もと来た道を戻り、再び高速道路を降りたところから
さらに、3ブロック先にそれがあるはず。

(今のところ、プレゼントを取りに集まろうとしている人たちと合いませんね。
 私が近くにいすぎたのでしょうか?)

レーダーにも反応がなく近くに他の参加者が存在していないことがあまりにも退屈だった。
それでも巨人は進み続ける。操者の意思のままに

【行動:移動Y−17→X−17→W−17→V−17→U−17→T−17(-4)移動ボーナス】
【残り行動値:0】
【位置:T−17】
【機体状況:Gキャノン・正常】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2(残弾70%) ビームサーベル×2、
     肩部130mm4連装マシンキャノン×2(残弾80%)腕部ダブルビームガン×2
     ビームソードアックス(ソード・アックス・ピックの3形態)
     RGM-109のシールド ビームショットライフル(EN100%)】
【所持品:ディパック 水1g1本500ml1本 コッペパン1個 首輪 
      レイピア×2 グラサン数個 懐中時計 お守り】
【行動方針:どんな災いが入ってるんでしょう、少々退屈ですがね。(楽)】

41 :ロイド・エンデバー ◆tW13rMBWhI :2005/05/30(月) 21:56:15 ID:???
奴からの返信を待つ一瞬。
俺は昔のことを思い出していた。

生まれた時から、俺にはPK能力があったらしい。
科学技術が発達した時代、未知の物が少ない時代だからこそ人は未知の物に過敏になる。
ニュータイプしかり、サイキッカーしかり、宇宙しかり。
過敏は怯え・崇拝・興味など多数の感情を生む。
俺の親は怯えだった。俺を怖がってるなんてのは、小さい時から分かった。
そのせいか俺は早熟で、「この能力は疎外される」と物心すぐ理解した。
もっともその早熟さとこの手の人間特有の勘の良さのおかげで、幼い時は対人関係でうまく立ち回って人気者になれたが。
そのままいけば、普通に暮らせていたんだろう。MSに乗る事も無く・・・。

(何やってるんだ、俺は?)
緩みかけた表情を戻す。まだ交渉中。昔の思い出にひたっている余裕はない。

【行動:7番に通信開きっぱなし(0)回想(0)】
【位置:W−3、基地】
【残り行動値:4p】
【機体状況:MS,損傷無し
       艦,損傷無し、重石付き、OSロック】
【武器:MS 頭部バルカン砲×2 ビームサーベル×2 腰部ビームキャノン×2
    予備 120mmマシンガン(新品同然) クレイバズーカ・拡散弾(気付いていないがヒビあり)
    艦 メガ粒子砲×1、ビーム・シールド×1、ミサイルランチャー×8 重石】
【生徒状態:緊張】
【所持品:デイパック、コッペパンx1.9、水2リットルx2、木刀、写真、重り×3、ボールペン、
     果物缶詰×4、魚の缶詰×3、スポーツドリンク350ml×2】
【行動方針:同盟を組む】

42 :エルナ ◆tf5U6oR8/w :2005/05/30(月) 22:15:13 ID:???
「何で……こうなるのかな……。」
コックピット内であたしは、ぽつりと漏らす。
というのも、グフとメタス、両方の殺気がこちらに向いたからだ。
……原因は……多分サイモンさん……?
あの人は戦闘意志がもうない事を通信で話していた。
……だからって、あの二人、こっちだけ目の敵に……。
理不尽。私は撃たれたから撃ち返しただけなのに。
たまたま、初めに攻撃された私が、何故こうも集中攻撃を受けなきゃいけないのか……。

「理不尽……だよ。」
そう言う間にもグフが跳ぶ……否、なんと飛んだ。手には勿論紅い剣を持って。
メタスは動かない。否、

『ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!』

「ッ!?」
女の子が泣き叫ぶ。急に一体どうしたというのだろう。
だが、返事をするに、出来ない状況だった。
こうしている間にも、グフは曲芸のように、舞うようにその剣を振るってくる。
……だけど……!

「もう……慣れた!」
ごく僅かに、剣が当たるか当たらないかという距離で回避する。
MSは人間と違って微妙な力加減がしにくい。
故に、剣の間合いと機体の予備動作・速度さえ見切れれば、避けるのは難しい事ではない。
……と言っても、このグフ以上の速度で動くMSが居たら、また感覚を作り直さないといけないんだけど。
とにかく、あれだけの大技をしたのだ。その後の隙が無いわけがない。
メタスの女の子はまだ泣き叫んでいる。
それを利用するのは心が痛んだけど、このタイミングを利用しない手はない。

「くッ……!」
私は再度、Gによる脇腹の痛みに耐えながらスラスターを吹かせる。
そろそろ排熱の問題的にも、限界が近くなってきた。
だけど、これで最後。私は地面に転がったままの盾を回収すると、地面に向けて一発撃った。
直後、爆炎がその地面を中心として広がり、私の機体と、グフ、そしてメタスとの間に煙の壁を作り出す。
それを威力に驚きつつ確認すると、私はサイモンさんを一瞥し、このエリアより脱出を計った。
脱出路は、既に確保されている。少し前に変なタイヤによって森の中に作られた、新しい道。
私は後ろからグフやメタスのビームが飛んでくるか、
さらにはサイモンさんやナインティさんの攻撃にも注意しながら、その場を後にした。


【行動:16.18.20に通信継続(-0) 斬撃回避(-1) 盾回収(-1)
    地面に向けてビーム発射(-1) 戦域離脱(-1)】
【位置:P-22 森林内の新しい通路】
【機体状況:ゲルググ・J 胸部装甲・右肩部スラスター損傷 関節に負荷 熱量増加】
【パイロット状況:症状緩和 脇腹に打撲(詳細不明)逃げ腰】
【武装:腕部110.mm速射砲×2(残弾各1斉射分)
    5連装メガ粒子砲シールド(下半分破損)(残弾4)】
【所持品:ディパック(コッペパン×2 水2L入りペットボトル×2 栄養補助食品)サイモンさんのロングコート】
【方針:"強くなる" 戦略的撤退】
【同盟:破棄】

43 :サイモン=クレイガー ◆JfFovM4OEg :2005/05/30(月) 22:43:57 ID:???
>>26-27

「ちっ、本当のことだろうに……!」

だがあくまでこの場で優勢に立った人間の判断としては間違っていない。

(そういう発想だけは一流のくせしやがって!)

流れは完全に相手のもの、と引き際を伺っていた時。

>>25

(レーダーに反応……東から?)

狙われていなかった間を突いて、東から新たにやってきた機体を確認する。
その胸部には明らかに損傷の痕があった。

(やはり、か……)

戦闘は確実に各所で行われている。判断を改めるしかないようであった。

>>42

刹那に巻き起こった爆炎。ゲルググタイプの放ったビームによるものだ。
これ以上ここで様子を見ても待っているのは確実に危害のみ。
ならば長居はできないと、自分もその爆炎に乗じて機体を変形、この場を離れた。
離れていたアインラッドを飛行で呼び寄せるのも忘れない。

【行動:変形(-1P) 戦域離脱(-1P) 遠隔操作(-1P) 移動(P-22→P-21→P-20)(-1P)
     移動によって通信カット(0P)】
【位置:P-20/海】
【残り行動値:0P】
【機体/状況:アッシマー/左腕部装甲に裂傷】
【生徒状況:左頬、殴打による鈍痛と腫れ(薬草貼付)】
【武装:アインラッド】
【所持品:ディパック(コッペパン×1、水2L入りペットボトルx1、1.7Lx1)
     ウェストポーチ(ナイフx1、ペンライトx1、ガムx2、煙草x1、コンパス付腕時計、筆記用具)
     ショルダーポーチ(ポラロイドカメラ一式) ライターx1】
【行動方針:1.逃走】
【同盟:16番/ナインティ=アウェイキング(?)】

44 :ナインティ=アウェイキング ◆yx7NlvS2DE :2005/05/30(月) 23:06:25 ID:???
 戦場の空気に怯えるだけの彼を動かしたのは、皮肉にもさらに濃厚な精神的重圧。
ここから北西にもう少し進んだ位置にある灯台。そこで12番の生徒が死んだ。
このゲームが始まってから、初めての戦死者である…。
メタスの少女クルルが激しくそれを感じ取ったように、彼もまた死の意識を受け取ってしまったのだ。

 その瞬間からの彼は素早かった。
全身の筋肉を一気に動かし痙攣の如く跳ね起きると、常人とは思えない速度で機体の制御を終える。
何時ものどこか哀愁漂う目付きは消え、獣の如く釣りあがった眼で前の光景を見据えると
後はフットペダルを全開まで踏み込み機体を走らせていく。

「そこを……どけえぇえぇぇえぇぇぇぇっっっっ!!!」

 何もせずただ立ち尽くしていたバウが遂に動き出した。
それも全員に繋ぎっぱなしであった通信にパイロットの尋常ではない咆哮を乗せて。
ある者は自分の味方をと、ある者は敵に回ったのかと、それぞれ感じた事もあるだろう。
だが、バウは4機の誰にも目をくれる事も無く、そのまま真っ直ぐ森の奥へと消えていく。
やはり怯えた小動物の如く、何かから逃げるようにただただ全力疾走で…。

 日常ではありえない他の強化人間との出会い、戦場での殺意、そして戦場での死。
どれもが極限状態の中で、本能によりほんの少し過去が出てきたナインティと言う強化人間。
しかし、理性だけは未だ彼を狂気に走らせるような事は無く、結果的に選んだのは逃亡と言う手段。
機体を走らせ続け、森の出口付近まで行くとそのまま疲れきったようにコクピットで眠りに落ちる。
事態は何一つ好転したわけではないのだが…体の不調は回復し、精神に響く物ももういない。
それだけで満足を得た彼は数時間ぶりの安楽にしばし身を委ねるだけだった。

45 :ナインティ=アウェイキング ◆yx7NlvS2DE :2005/05/30(月) 23:09:51 ID:???
【行動:戦闘からの離脱(-1P) 移動(-3P) 01・02・18・20への通信継続(-0P)】
【位置:P-22→O-22→N-22→M-22】
【機体・パイロット状況:一応問題なし】
【武装:腕部グレネードランチャー、ミサイル、ビームサーベル】
【所持品:デイバッグ(コッペパン×2 水2L入りペットボトル×2(少量消費) 前回のデータ入りディスク)
      タブレット状の精神安定剤 タブレット状の睡眠剤】
【方針:戦闘からの逃亡】
【同盟:18番 サイモン=クレイガー(?)、02番 エルナ(?)】

46 :マサヤ=タカノ ◆O/EkHvxsV6 :2005/05/30(月) 23:32:14 ID:???
>>12

「はぁっ、はぁっ、ふっ――!」

頭が見えない衝撃があった。
脂汗が一気に噴き出す。
走った直後のように息が荒くなる。
手の震えが止まらない。

「……っ、ぁあ!あああっ!!」

なんだ、なんなんだ、これは?
気持ち悪い、とんでもなく気持ち悪い。
纏わりついて消えない悪夢。
目の前で爆散した人の意志がこれ以上ないくらい明確に見える。
ダイレクトに伝わってくる。

「っ――!!」

人を殺した――。
人を殺した――。
人を殺した――。
まるでその重みが実体化して押し潰そうとしてくるみたいに。
覚悟はできていた、受け止める自信もあった。
だけど、そんなんじゃない。
――これは違う。

「……ぞっとせんわ」

これが、代償なのだろうか。
モビルスーツの殺し合いで自分が生き残るための。
びりびりと痺れるような恐怖が入ってくる。
自分の意志とは関係なしに心が喚く。
痛い、痛い、痛いって。

47 :マサヤ=タカノ ◆O/EkHvxsV6 :2005/05/30(月) 23:38:19 ID:???

「てめぇの感情も整理できんやつがこんな想い背負えるか……」


このまま俺が生き残っていくとしても――いつか、心が先に壊れる。


「これは……」

気持ちを別の方向に向けるために残骸から眼を逸らそうとした。
しかし、その途中に映った銃がその行動を止めた。
相手が使っていた銃が切断された両腕と共に無造作に転がっていた。
……まだ、使えそうだ。
そんなことを考えて拾っている自分が情けなかった。

「くそがぁ!!」

首を横に振る。
消えない悪夢を振り払う。
自分の弱さを振り払う。
――――もとに戻りすぎている。
もっと、単純に、心を強く、生き残るためだけに、のばせ。

「ぅしっ」

俺は生き残らないといけない。
どんな手を使って、どんなことをしてでも。
兄貴の仇を討つまでは――絶対に。

【行動:頭痛(-0)、ザンバスターを拾う(-1)、振り切る(-0)】
【位置:N-18】【残り行動値:3】【機体状況:ガンダムGP02/頭部損傷、メインモニター及びバルカン使用不可】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル×2、バズーカ砲身のみ、シールド、ザンバスター】
【所持品:ディパック(コッペパン×2、水2Lペットボトル×2、日本刀)、煙草、100円ライター、短刀 】
【行動方針:兄貴の仇をとる、単純に殺し合い】
【同盟:なし】

48 :風巻陣平 ◆6fCY9104KQ :2005/05/30(月) 23:44:22 ID:???
滑走路へ降り立つと、格納庫を凝視する。
視線の先、格納庫からゆっくりと影が現れた。
いきなり襲われやしないかと、エンジンは回したままだ。
じっとそのMSの影を見つめる。
その時、そのMSから通信が入ってきた。
ロイド・エンデバーと名乗った彼は、かなり若く見える。
落ち着いた雰囲気を表すその声は、何処と無くぎこちなく聞こえた。
そして続く彼の二言目に、操縦桿を握る手に少し力が入る。
だが、その言葉とは裏腹に、青年はMSの両腕を挙げさせた。
彼は言う、『同盟』を結び、彼の所有物である小型艦を見ていて欲しいと。
そして、条件に賛同すれば、この基地の使用を認める。と。
相手方に有利なこの状況で、この条件とは悪くない。
利害の一致、手を組む価値は有りそうだ。

「そうか、此方にとっても有り難い条件だ。
 だが、いきなり同盟とは貴様も大きく出るなァ。
 まあ、良いだろう。少し修理に時間を割かねばならんだろうから、
 貴様の用事が済むその時までそのフネを見ていよう。」

承諾の返信を送る。
名簿を見ると、彼の歳は18。
歳相応の色々な意味での青さと、ある程度の完成を見た自律心。
それと、なんとなく漂う――言葉では表せないような――彼の特殊な雰囲気。
だが、今は目の前の少年に只素直に感謝するとしよう。
彼の答えを待ちつつ、左手に広がる整備場へ、ゆっくりと前進を始めた。

【行動 : 返信−0 整備場へ移動−1 残行動数3】
【位置 : W-3(基地、屋外整備場)】
【機体/状況 : セイバーフィッシュ:左主翼損傷、左エンジン停止、中破】
【パイロット状況 :疲労(小)】
【武装 : 機首部25mm機関砲×4(残70%) 60mm機関砲×1(残22) 】
【所持品: 首輪 ディパック コッペパン×1 水2L入りペットボトル×2 (合計3L)
       デジカメ アルバム(未発見) コーヒーセット 】
【方針 : 同盟の承諾 愛機の修理】

49 :管制室@MAP更新:2005/05/31(火) 00:04:12 ID:???
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 02◎彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡彡□□□彡彡彡彡彡彡彡★彡彡彡
 03彡彡彡□◎▼彡彡彡彡彡□□△□□□彡彡彡彡★07〓△彡
 04彡彡□□△▼▼彡彡彡□□□△△□▼▼彡彡彡彡彡彡△彡
 05彡彡□△△□┃□彡彡□□△△△◆□▼▼彡◎彡彡彡△∴  □:平野
 06彡彡□□△□┣━〓━━━┓△△△┏┛□彡彡彡彡彡△△  ■:森林
 07彡彡◎□□┏┛□彡□□□┗━━━┫□□□彡彡彡彡△△  △:山地
 08彡彡彡彡□┃△◎彡彡□□□△◎△┗┓□彡彡彡彡□△△  彡:海 川 オアシス
 09彡彡彡彡彡┃□△□彡彡■■△◎△□┗┓彡彡彡□□△△  ▼:市街地
 10彡彡彡彡□┗┓□□□彡□■■△△□□┃□彡□□□△△  ★:基地
 11彡彡彡◆□□┃□□□彡□■■△△□□┣━〓━┓△△△  ━:道路
 12彡彡彡★03━┫□□◆彡彡□□△△┏━┛◎彡□┃△△△  〓:橋
 13◎彡★★□□┗━┓□□彡21△□┏┛□□彡彡□┣━━━
 14□□□□□06□□┣━━〓▼▼▼┛□□彡彡□★★□△◎  ◆:コンテナ
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 25∴∴∴△△△△◆■■■■■■■■■彡彡■■□┗┓□△
 26△△△△△△□■■■■■■■■■■14彡■■■□┃□□

  01と02と20は同一地点
  03と15は同一地点
  09と11と13は同一地点
  07と19は同一地点
  コンテナの位置
  『D-11』 『H-25』 『J-12』 『P-05』 『S-17』 残り五箇所

50 :管制室@MAP更新:2005/05/31(火) 00:18:23 ID:???
>49訂正

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 23∴∴∴∴∴∴□┗━┓■◎■■┏━━〓━▼▼┓□□△◎
 24∴∴∴∴∴△△08■┗━━━━┛■□彡10□□┗┓□□△
 25∴∴∴△△△△◆■■■■■■■■■彡彡■■□┗┓□△
 26△△△△△△□■■■■■■■■■■14彡■■■□┃□□

  01と02と20は同一地点
  03と15は同一地点
  09と11と13は同一地点
  07と19は同一地点
  コンテナの位置
  『D-11』 『H-25』 『J-12』 『P-05』 『S-17』 残り五箇所

 O-18のコンテナは04プレゼント用。
 他の参加者の地図には表示されず

51 :ハロルド=P=アンダーソン ◆JrvqT8J/bc :2005/05/31(火) 00:45:05 ID:???
>>31-32

15番はハッチの向こうに消えてはくれなかった。
二枚目の顔をしたこの悪夢は、まさに自分が悪夢であることを証明するかのような技を見せつけた。
急発進によるバランスの崩れを最小限にとどめ、右手でコクピットのバーを掴み、
左手でポケットの中の何かを投げつけ、さらにその手でハッチの開閉ボタンに手を伸ばしながら左足で蹴りを―――

「 !  !  !  !  !」

………もし、その一連の行動が揺れることのない大地の上か、あるいは通常の乗り物の内部であれば、
ハロルドはその全てをまともに受けることになっただろう。
見事としか表現のしようのない流れるようなアクションは、軽やかに悪党を倒してダウンを奪うことを可能にし、
主役に観客からの賞賛の拍手の嵐を与えることが出来ただろう。

しかし、ここは落ち着いて演技の出来る舞台ではなかった。
大技が続くアクションシーンを決めることが出来る程度に安定しているセットの上ではなかった。
ここはモビルスーツのコクピットであり、そこにはアームでシートと繋がっているメインディスプレイがあり、
操縦用の機器や機材があり、何よりその内部に存在する全てのものが高速で移動することによるGの影響を受けていた。
だから。

「!」

投じられたコインのうちの1枚が、ハロルドの唇の端を切り、その右頬に赤い筋を描いた。
本来の威力と速度を少しだけ殺された蹴りは、対象がシートベルトに拘束されながらもとっさに左に首を倒したことで、
その右頬に靴跡を残し、血で汚れたそこにさらなる擦過傷と打撲を与えたが、ハロルドの意識を奪うまでには至らなかった。
執念と言うより怨念で、ハロルドはその攻撃に耐えた。耐えきった。

「こっ………こっ………こっ………このぉぉぉぉぉぉぉっ!」

右頬に新たな熱さと痛みを感じながら、左頬に走った傷跡から一筋の紅を滴らせながら、
ハロルドは叫んだ。吼えた。さらに涙をこぼした。

「お前なんか………お前なんか………お前なんか………お前なんか………っ」

信じられなかった。怖かった。恐ろしかった。
これだけやっても目の前から男が消えないことに。
どれだけやっても悪夢から覚めないことに。
今のままでは家にも帰れないし、家族にも会えないことに。

出来ることはもうないのか。
この男はどうやっても消えてはくれないのか。
自分は家に帰れないのか。
家族には会えないのか。
そんなのは………………嫌だ。絶対に嫌だ。何が何でも嫌だ。
そんなことがあって、たまるか。

「消えろ………消えろ………消えろ………消えろよ………っ」

ジャンプを終えて着地したズサが再び身をかがめる。
次の動きのために力を溜める。
上体を前に倒しながら、その一つ目がぎらりと光った。

「俺の前から消えろぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

52 :ハロルド=P=アンダーソン ◆JrvqT8J/bc :2005/05/31(火) 00:46:57 ID:nrr+DHuo
無意識のうちにぬいぐるみを取り上げ、しっかり左腕で抱きしめると、
ハロルドはもう一度ズサを跳ばせた―――今度は真上に。
15番の左手をハッチ開放システムからどうにか少しだけ押しやり、エアコンの操作スイッチの方にずらしながら。
上体が大地と水平となるように倒しながら。
コクピットハッチが真下を向いて、重力の冷たい手が何もかも下に放り出してくれるように。

「ここからいなくなれぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」

コクピットに放り込まれていた未固定物がバラバラと落ち始める。
ディパックは肩紐がアームに引っかかる状態でどうにか中にとどまったが、
他の物品―――南の街でコンビニから入手した缶詰やミネラルウォーターのペットボトル、
固形栄養補助食品の箱などがバラバラとパラシュートのないスカイダイビングを強いられていく。
………ハッチの向こうに見え隠れする輝く紐のようなものが何なのか、それは分からない。

シートベルトが重力がハロルドの身体を抱きしめることを拒んだ。
ハロルドの左腕がぬいぐるみのクマを重力の魔の手から守り抜いた。
ディバッグが偶然という名の何かに支えられてコクピットに残った。
シャベルが落ちていく光景は見えなかった。

他のものは全部落ちるはずだった。眼下に見える、大型の鳥瞰図と化した基地に。
新築に等しいものから崩落しかけているものまで多種多様な格納庫や倉庫、
旗の掲げられていない庁舎、爆発跡が生々しいタンクの残骸、
無造作に積み上げられたコンテナヤード、飛ばす機体のを失った滑走路、日差しを受けてきらめく貯水池の水面―――

落下物に少し遅れて、黄色の巨人はそこに着地した。普段より幾分乱暴に。

【行動:生身に攻撃を受ける・意識は失わずに済む(1)
    ズサを垂直ジャンプさせ、ハッチを下に向ける形に姿勢を取らせる(1)、
    意識しない形でのエアコン操作(自動→停止)(1)、着地(0)
    そろえた物資のかなりの部分が落下・喪失(0)】
【位置:E-12/軍事基地】【行動値残り:1】
【機体状況:AMX-102 ズサ/左上腕部ランチャー損失、胸部装甲に一筋の傷、ハッチ開放、エアコン停止】
【通信状況:なし】
【パイロット状況:右こめかみ部分に裂傷・流血、軽度の打撲、
         顔の右半分血まみれ、右頬に擦過傷+打撲+靴跡、左頬に一筋の切り傷、唇右端に軽度の裂傷
         精神的に色々と疲れ気味だが戦闘モード、逆ギレ+半泣き、身体にシートベルトによる痣】
【武装:ビームサーベル×2 ミサイル(34/41発)、トライカッター×2】
【所持品:ディパック、首輪、水2リットル入り2本、コッペパン×2 、シャベル
     リボン付きクマのぬいぐるみ(娘の誕生日プレゼント)、家族の写真が入ったIDケース
     (ディパック内:2食分の食料、ミネラルウォーター2リットル×1、タオル2枚、
      着火器具、替えの下着類一組)】
【方針:絶対に家に帰る・目の前の潜在的危険の排除】【同盟:なし】

53 :アルバート=パーシング ◆n/1NtkuBMs :2005/05/31(火) 00:53:21 ID:???
冷静に考えた場合、俺の選択は正しいとは言えなかったと思う。
何故なら、2対1…いや、心理的なプレッシャーを考慮すると3対1、4対1に等しい
有利な状況でボリノーク・サマーンを墜とせなかったのだから。
見敵必戦。
敵の息の根を止めるまで攻撃は反復、続行するもの。
散々父さんにも学校でも言われていた事なのに…。

ただしあのまま戦闘を続けたとしても、有利な状況がそのまま続いたかどうか。
…あの時点でレベッカはエドワードに休戦を持ちかけていた。
そこで俺が敢えて戦闘を継続したところで、レベッカも継続するのかは微妙だった。

(…言い訳だな)
そこまで考えた所で、それが自分への言い訳だと気づいて苦笑した。
(結局は俺の戦意不足って事なのかな…。
 あとは…コミュニケーション不足もか)
戦闘が終わった今だからこそ分かる事。
俺がもう少し周囲が見えていれば、戦闘にレベッカが加わった時点で通信を繋いで
最小限でも連係を取る事も可能だった。
ベルガ・ギロスの損傷もなかったかもしれないのだ。

経験の浅さを思い知らされた戦闘。
俺の苦笑は消え、代わりに自分への怒りが沸々と湧いてくる。
しかしそれを行動で表す前に、レベッカの通信が入ってきた。
『アルバート・パーシング。
 4人分の食料と水、確保しといて……それだけの働きを、ボクは見せたと思うからね』
これは彼女の言う通りだ。
とにもかくにもボリノーク・サマーンを撃退したのは、レベッカの働きに寄るところ
が大きいだろう。
それだけの事を言う権利はある。
軽く頭を下げて通信を返した。
「了解した。君の言う事は尤もだ。
 今はゆっくり休んでいてくれ。
 …協力してくれた事、感謝する」

送ってからシャッコーをどこか、店のある所に向けて歩かせていく。
すっかり夜は明けて、朝日が眩しい。
さっきの放送の先生じゃないけど、さすがに眠くなってきた。
(放送ね)
確か、プレゼント…だったかのコンテナがあるって言ってたが、生憎近くには取りに行
けそうなコンテナはないようだった。
「ま、焦る必要はない、か」
正直どんな物が入っているのか興味は尽きないけど、今は体力の回復が第一。
エドワードに言った通り、休んで鋭気を養うのも兵士の仕事だ。
まあ、俺が休むのはあと一仕事終えてからだけど…。

「それまではドリンク剤でも飲んでしのごうかな…」
眠い目をこすりながら、シャッコーを、ある区画のなかにあったデパートの前に止めた。

【行動:10番へ回線継続(0)シャッコーをデパートに移動させる(−1)】
【残り行動値:3p】
【位置:U-22】
【機体状況:異常なし】
【参加者状況:異常なし】
【武装:ビームサーベル×2、右肩部2連装ショルダービームガン、ビームローター
    ビームピストル×2(75%)】
【所持品:ディパック、水2?入り2本、コッペパン2個、お守り、ペンライト、ポータブルプレイヤー】
【行動方針:とりあえず食料と、水。あと何か適当に】


54 :ニース=エルネージュ ◆LuqsQs0P4w :2005/05/31(火) 09:09:38 ID:???
ゲルググを降りて近づいたニースに、ハスキー犬がすり寄ってくる。
しゃがんで、そっと手を伸ばして頭を撫でてみた。
手触りの良い、柔らかい毛並み。
やはり、どう見ても本物の犬のようだった。
…コンテナの中に犬を入れたのは、管理側のジョークなのだろうか?

「たしかに…普通にプレゼントとしては、ホント嬉しいものなんだけど…」

少し暗い表情でニースは呟く。

ニースがそんな表情になってしまうのも、無理はなかった。
ニースが勇気を出してここまできたのは、皆の役に立つ所を見せたかったからだ。
そしてそれは、コンテナに役に立つ物が入っていてこそ、証明する事ができる。

しかし。
コンテナから出てきたのは、1匹のハスキー犬。
たしかに…たしかに先生が言っていた通りプレゼントなのではあるが、どう好意的に解釈してもこの
ハスキー犬が戦いの役に立つとは思えなかった。
無駄に足を伸ばして、犬を拾っただけ。
そう思うとニースの表情は、どうしても暗くなってしまうのだった。

そんなニースの気持ちを察したのか、ハスキー犬がぺろぺろと頬を嘗めてくる。

「…。あたしを慰めてくれるの?」

左手でハスキー犬の首を抱き、ニースもそっと頬ずりした。
頬から伝わってくる、温かい命の鼓動。
今まで冷たいMSのシートに座っていたせいか、それが余計に温かく、優しくニースの沈みがちな
心を包んでくれる。

「…そうだよね。戦うだけじゃないもんね」

たしかにハスキー犬が戦う事はできないが、今少なくとも、ニースの心はこの1匹のハスキー犬の
存在によって、穏やかになっていく。

「あたし、みんなのとこに帰るんだけど、お前も行く?
ここにいても食べる物もないし。…ねっ?」

語りかけるニースと、尻尾を振って応えるハスキー犬。
既に死亡者が出ているこのプログラムの中、小さな命の交流がここにはあった。

ゲルググに乗り込むニースと、あとを追って乗ってくるハスキー犬。
当然コクピットはその分狭くなるのだが、ニースには欠片も気にならない。
むしろ何か得難いものを得たような、そんな気持ちで一杯で、さっきまでの沈んだ表情はどこかへ
投げ捨ててしまっていた。

「よし。じゃあみんなのいる町に戻ろう!」

『ワン!』

1人の少女と1匹のハスキー犬を乗せたゲルググが、勢いよく走り出した。

55 :ニース=エルネージュ ◆LuqsQs0P4w :2005/05/31(火) 09:10:04 ID:???
【行動:MSから降りる(−1)犬と交流(−1)MSに乗る(−1)S-26に移動(−1)】
【残り行動値:0P】
【パイロット状況:異常なし】
【位置:R-26→S-26】  
【機体状況:異常なし】
【武装:狙撃用大型ビームライフル、ビームナギナタ、】
【所持品:ディパック 水2g2本 コッペパン2個
     作業着、ドライバーとモンキー、LLのTシャツ 】
【ペット:ハスキー犬…名前はまだ考えてない】
【行動方針:町に帰ろう】

56 :アロンソ ◆ffwql.VOnc :2005/05/31(火) 09:23:15 ID:???
>>28-29
クルル伍長が叫んでいる。
メタスは無防備に棒立ちになっている。
何じゃ、何が起こったんじゃ?
ワシは意識の隅で心配しつつ――しかし一度ついた回転は簡単には止められない。
そのまま、少し集中力を欠いた状態でイェーガーに斬りつけ――

>>42
ワシの攻撃は、紙一重で避けられた。運のいい奴じゃ。

いや――運ではないな。こやつ、腕を上げておる。この数度の攻防の中で。
下手にセオリーに捕らわれた兵士なら、今の回転で反応が遅れるところじゃったろうが……
こういう時、かえって素人の方が怖いもんじゃの。

ワシは冷静に考えつつ、相手の反撃を覚悟した。
ま、これだけの大技が失敗じゃ、腕の一本くらいは仕方ないコストか――

 爆炎。そして舞い上がる煙。

>>43

……ふむ、確実な目くらましを選んだか。イェーガーは退却していく。
アッシマーも同時に変形し、タイヤと共に逃げていく。
ワシもよくやる策じゃが、迂闊に後追いはできんわい。それよりも――

「クルル伍長、どうした!?」

ワシは伍長のメタスを抱きかかえるようにし、接触回線で呼びかける。
何が起こったのか皆目見当もつかんが、しかしこのままにしておいていいハズもない。
戦場の空気に当てられたか?

「伍長、落ち着くんじゃ! 敵はもう逃げたわい、お主を傷つけるモンはおらん!」


57 :アロンソ ◆ffwql.VOnc :2005/05/31(火) 09:23:46 ID:???
>>44-45
必死に伍長を宥める中、今度はバウが暴走を始める。こちらは西に向かって。

「ナインティ殿!?」

ワシは慌てて遠ざかるバウに通信を入れる。

「どうしたんじゃ、ナインティ殿!? 何だと言うんじゃ!?
 敵は退却したぞ、この場はワシらの勝ちじゃぞ!? ………」

じゃが、バウはすぐにレーダーから姿を消し、通信も途絶する。
どうしたもんじゃろう……
大切なジオンの同志、一人はその場で立ち尽くし、もう一人は走り出す。
ワシ一人で何をしろと言うんじゃ。

……結局、ワシはクルル伍長の下に残ることを選んだ。
ナインティ殿なら、何かあっても自分の身を守ることもできるじゃろう。
そして、少し酷薄かもしれんが……伍長の方が、戦意ある優秀な兵士じゃ。
先程の戦闘を見ても、ナインティ殿は少しばかり役に立たん。能力以前の問題じゃ。
犠牲を選ばざるを得ぬのなら――やはり。

ワシは、グフのハッチを開け、クルル伍長のメタスに直に微笑みかけた。

「よぉやった、お主はよぉやった。
 じゃから落ち着いてくれ。お願いじゃから」

本当は向こうのコクピットも開け、直に宥めたいところじゃが――
イェーガーはまだ近くにおるし、南東のボリノーク・サマーンも忘れてはならんしのぉ。


【行動:20番に接触回線(0p)、16番に通信(途中で回線断絶)(−1p)
    コクピットオープン(0p)】
【残り行動値:3p】 【位置:P-22 森の中】
【機体状況:無傷。軽く森林向けの偽装済み】 【参加者状況:無傷。疲労気味】
【所持品:ヘルメット、銃剣、壊れた突撃銃、 山菜1袋、薬草1袋、ズタ袋、
     デイバッグ、コッペパン×2、水2g×2、ティッシュ×5箱】
【武装:ヒートサーベル、2連装ビームガン(未取り付け・さきほどまでいた位置に放置)】
【行動方針:20番クルルと共闘、13番エドワードに対応】
【同盟:20番クルル(片思い的同盟?:16番ナインティ)】

58 :クルル=ヴァルデーン ◆8assMZDpKM :2005/05/31(火) 11:24:04 ID:???
入ってきたの、クルルの中に。
変な、気持ちの悪い、うねうねしたもの。
凄く凄く気持ち悪い。吐いちゃいそう、泣いちゃいそう。
胸の中がきゅきゅって締め付けられてく。
誰も、助けてくれないの?

バウも、アッシマーも、ゲルググも、全部全部逃げちゃった。
みんな、わたしを助けてくれないの?
クルルを助けてくれないの?
クルルはこんなにも苦しんでいるのに…………

>>56-57

「伍長、落ち着くんじゃ! 敵はもう逃げたわい、お主を傷つけるモンはおらん!」

…………あぁ
大尉、違うんです、傷つけるものが怖かったんじゃないんです。
ゲルググも、アッシマーも、バウは確かに少し怖かった…………けど。
違うんです、これは…………これは?

「よぉやった、お主はよぉやった。
 じゃから落ち着いてくれ。お願いじゃから」

…………あぁ
大尉、あなたはとても優しい。
ヤクトなら、いつもわたしが乗ってるヤクトなら
あんなゲルググ瞬殺でした。
メタスだったから駄目だったなんて言い訳が通じるとは思ってない。
それでも、あなたはわたしがゲルググのパイロットを殺せなかったのに怒らず宥めてくれている。

大粒の涙が、その大きな瞳からポロポロと零れた。
少しずつだけど、頭の痛みは引いていった。
大尉、ありがとう、大尉。

59 :クルル=ヴァルデーン ◆8assMZDpKM :2005/05/31(火) 11:24:33 ID:???
落ち着いて、深呼吸を二度三度。
あの気持ち悪いバウに教えてもらった痛みを引かせる方法。
あいつに教えてもらった方法なんて癪に障るけど、落ち着かないと。
…………落ち着く、ちょっとだけ、落ち着く。
まだちょっとピリピリしてるけど、大丈夫。

落ち着いて見てみると、グフはすぐ目の前にいた。
わたしのメタスを抱きかかえるようにしている。
そして…………ハッチは開いていた。

そこから見えるのは、逞しい老兵。
大尉、大尉、わたしを助けてくれる人。

「大尉、ありがとうございます。
 クルルは、大丈夫です」

まだ目に残っていた涙の粒を弾いて、笑顔で答える。
本当はまだ少し、痛いけど。
大尉を心配させちゃ駄目だもん。

「上手く戦えなくてごめんなさい………
 少し、頭痛がしてしまって」

確かに、頭痛だけど少しなんてものじゃない。
頭が割れそうで、破裂しそうな程の痛み。
何となくわかった、あれは、あのとき入ってきたものはきっと…………

60 :クルル=ヴァルデーン ◆8assMZDpKM :2005/05/31(火) 11:25:03 ID:???
アッシマーは北に、バウは西に逃げる。
ゲルググは、まだ近く。
どれもMAに変形してすぐに追えば、追いつける。
でも…………
モニターに映る光点、【PMX-002】と判別されたそれは東にいた。
警戒の必要がある。
大尉も、それには気づいているだろう。

メモ帳を開いてハイスピードでめくる。
…………ボリノーク・サマーン、グリプス戦役の時代。木星のMSだ。
わたしの、ヤクトがあれば倒せるのに。
例え二対一になっても、こちらは可変テスト機と飛行テスト機。
苦戦は免れない。

…………いや、でも、まだボリノーク・サマーンが来るまで時間はある。
その間に逃げる事も、戦闘に対処する事も出来る。
大尉の腕は、先の戦闘の通り。
サーベルしかないのに、ゲルググを追い詰めていた。
わたしだって負けるつもりはない、例えメタスでも絶対に!

…………でも、戦う前にやりたい事がある。
おにいちゃん。
おにいちゃんと、会いたい。
おにいちゃんに会って、大尉と、わたしと、一緒に…………

「大尉、お願いがあるんですけど…………」

メモ帳に、ペンを走らせながら言う。
先の戦闘で得た知識を忘れる前に書いておかないと…………

「おにいちゃんを、クルルのおにいちゃんを探しに行きたいんです。
 おにいちゃんは、クルルの味方だから、大尉の味方です。
 おにいちゃんは、とっても強いから…………やられてと思うけど」

少し、そこで落ち込んでしまう。
大丈夫だよね、おにいちゃん。
さっきわたしの中に入ってきたのは、おにいちゃんじゃないよね?

「心配だから、探しに行きたいんです。
 わたしは大尉と会えて、こうしていられますけど
 おにいちゃん、もしかしたら一人ぼっちかもしれない…………」

【行動:01番に通信継続(0) 索敵(1)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:(*゚∀゚)オニーチャソ...】
【位置:P-22】  
【機体状況:MSA-005メタス/やや装甲破損】
【武装:アームビームガン×2(EN70%)、ビームサーベル×6、ビームローター】
【所持品:ディパック 水2g1本と半分 コッペパン2個
     筆記用具一式、特殊トランシーバー×2(一対)】
【メモ:『ここは地きゅう・おにいちゃんは地きゅうにいる・わたしはおにいちゃんをさがす
     きたいはメタス・アイテムは黒いきかいがふたつ・ぶきはそらとべてたてにもなる
     グフはおじいちゃん・ゲルググはおねえちゃん・アッシマーはおじちゃん・バウはいたい
     おじいちゃんは大いで偉い・大いは仲間・いたいのはわからない
     アッシマーはやらない・ゲルググつよい・大いつよい』】
【行動方針:おにいちゃんを探したい ボリノークサマーンへの対処】
【同志:01番 アロンソ=セルバンデス】

61 :ロイド・エンデバー ◆tW13rMBWhI :2005/05/31(火) 17:59:47 ID:???
>>48
(まだかよ・・・!)
正直、いつまでも虚勢をはって仏頂面でいるのはきつい。額の汗をサイキックで後ろに流して相手から見えなくする、なんて事もやっているので負担も大きい。
それでもなんとか頑張っていると、相手から返信が来た。
相手の返事は、了承。交渉は成立のようだ。
「感謝する。では、さっそく俺はコンテナの回収に行かせて貰う。
 他の生徒に取られたくないんでな。艦は任せる」
そういって、通信をカット。そしてため息をつく。正直、疲れた。
それにしても、我ながらよく言う。OSロックしてビームシールド張ってどこが任せてるんだか。
「さて、あの人は艦をどうするかね?ちゃんと約束守るか、それとも盗もうと頑張ってみるか」
わざわざオンボロ戦闘機を仲間にする。それは一見馬鹿な行動に見える。
だが、これにはちゃんとした打算があった。
MSはその性質上、汎用性が高いがその分局地戦には対応できない部分がある・・・はず。
だからこそ、支援機が常に開発されている・・・多分。
UC150年代でもセッターやアインラッド・ザンネックベースなどが存在するのが証拠・・・きっと。
したがって組むことにより、戦闘機・MS共に高い能力を発揮できる・・・のか?
「軍でこういう知識はあんまり教わってないから、自信ないなぁ。
 MSの存在理由となんでMSを変形させるかを考えた結果思いついただけだし」
NT部隊にいたせいで、サイコミュなどに対応する訓練は受けてもこういう戦術関連の授業は受けていない。
まあ、これは相手に理由を聞かれた時に言うつもりだった「表の」理由だ。奴が知れば怒るだろう「裏の」理由は他にたくさんある。
例えば一人での戦力比は明らかに俺のほうが上である以上、奴からの同盟破棄は難しく、特に戦闘中に後ろから撃たれる心配はまず無いこととか。
「嫌な奴になったな、俺」
思わず苦笑する。もっとも、死んだらこんな風に自分を顧みる事もできないか。
「まあ、大人に嫌がられるんなら慣れてるさ」
Z+を変形して自動操縦に切り替え。コンテナがある場所に着くまで寝る事にした。

【行動:7番への通信カット(0)変形(1)移動W−3→Q−3(3)】
【位置:Q−3、平野】
【残り行動値:0p】
【機体状況:MS,損傷無し
       艦,損傷無し、重石付き、OSロック、位置はW−3、7番に防衛依頼】
【武器:MS 頭部バルカン砲×2 ビームサーベル×2 腰部ビームキャノン×2
    予備(艦に設置) 120mmマシンガン(新品同然) クレイバズーカ・拡散弾(気付いていないがヒビあり)
    艦 メガ粒子砲×1、ビーム・シールド×1、ミサイルランチャー×8 重石】
【生徒状態:睡眠】
【所持品:デイパック、コッペパンx1.9、水2リットルx2、木刀、写真、重り×3、ボールペン、
     果物缶詰×4、魚の缶詰×3、スポーツドリンク350ml×2】
【行動方針:コンテナ入手】
【同盟:7番・ジンペイ=カザマキ】

62 :ファッツ=シュヴィール ◆zIufWZ1Xhs :2005/05/31(火) 18:40:18 ID:6Ov9BAxN
IDダシマス

63 :ファッツ=シュヴィール ◆zIufWZ1Xhs :2005/05/31(火) 19:36:30 ID:???
蹴りは空振り、ハッチの開閉スイッチへ伸ばした手は、ずらされる。
やっぱ………そう上手くはいかねぇわなぁ。

「ここからいなくなれぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」

咆哮と同時に天へと上るズサ。
垂直方向に、ハッチは地面を向いている。
………即ち。

「ゲェェェ―――ッ!?」

左手でカウボーイハットを押さえ、右手でバーを握る。
強く、とても強く。
………足を、どうにか固定する。
いや、固定などと呼べるものではない、ただそこに、置いているだけだ。
足元は常に不安定。
宙を浮いているようで、何かが違う不思議な感覚。

「死、死ぬって!」

両手に握るものは両方が大切なものだ。
一つは自分の命を唯一護りえるもの。
もう一つは………

「………ッ!」

握り締める。強く強く。

64 :ファッツ=シュヴィール ◆zIufWZ1Xhs :2005/05/31(火) 19:37:13 ID:???
「ッター!」

コツ、ゴン、とファッツの体を叩く日用雑貨その他の物質。
水に食料、中には男性物の下着なんてものもある。
痛い………痛い、が、耐えられないほどではない。
下に目を向けると………そこには今まで自分がいた基地。
………飛びすぎ。

飛び上がったズサは、今度は急降下を開始する。
地球には、重力がある。
ずっと浮いたままなんて出来るものはない。
だから、これは至極当然な現象だ。
………ちょっと待て、俺は体を固定していないんですヨ?

乱暴に着地するズサ。
ハロルドは、まだいい。
シートベルトを締めているんだから。
………なぁ、泣いてもいい?
着地と同時に、頭を強くぶつける。
………いや、頭はカウボーイハットを守っている手がある。
だから、正確には手を強くぶつけるだ。

「へぁっ!」

左手から鮮血が流れる。
どこかで………切ったか?
足がしびれる、無茶苦茶な着地だ。
………だが、耐え切った。
シートベルト無しで乗ったジェットコースターの終着地は、
涙を流して血も流す、クマちゃんのぬいぐるみを抱いたいい年こいたオッサン前。

65 :ファッツ=シュヴィール ◆zIufWZ1Xhs :2005/05/31(火) 19:37:56 ID:???
「………」
無言で、ハロルドを睨みつける。目は冷たい。
右手をバーから放し、ハロルドの目の前に持っていくと………

ぺしんっ、とでこぴんをかます。

「何考えてるのよ、ハロルドさん
 こんな事したら人死んじゃうって考えたらわからないかなぁ?」

冷たい目は穏やかな目となり、ハロルドへ向けられる。

「パパとママに習わなかった?人を傷つけたらいけないよってさァ………」

ハァ、と溜息を吐いて外へ顔を向ける。

「もうやめようぜー、俺まだ若いし死にたくないしさァ
 ハロルドさんだって死にたくないだろ?
 さっきのジャンプも、一歩間違えれば俺死んでたし、アンタも死んでた」

カウボーイハットをぎゅっと握って呟く。

「死にたく、ないもんなァ?」

その言葉は、一体誰に向けられたものか?
………とにかく、今言える事はファッツにはもう戦う意思は無い事。
そういやお姉さん遅いなぁ、やっぱあの二人に追われてんのか?などと考えながら朝となった外を見つめる。
ハロルドは、無防備にしているファッツに牙を向けるのか?それとも………

【行動 :ジャンプに耐える(-1P) 着地に耐える(-1P) 03番にでこぴんで攻撃(-1P) 残り1P】
【位置 :E-12 軍事施設】
【機体/状況 :EWACザック/右腕損失 一部スラスター破損 全身損壊により機能著しく低下】
【パイロット状況 :左手甲に切り傷】
【武装 :ビームダガー】
【所持品:ディパック 水2g入りペットボトル×2 コッペパン×2
     コイン トランプ 小銭 チタン合金製ワイヤー(先端を大きな輪っかにして固く結んでいる)】
【暫定行動方針:ハロルドをどうにかする】
【最終行動方針:このゲームを楽しむ】
【約束:生徒番号06番 リトラ=クローム】

66 :クラウディア ◆rhpzp8ANw. :2005/05/31(火) 20:07:40 ID:???
>>33-34 >>53
光点が東から西へと消えていき、それからしばらくして再び西から東へと現れる。
レーダーが捉えた反応の速度はほぼ一定。
どうやらニースさんは他の人間と出会うことなく、“プレゼント”を手に入れることに成功したようだった。
後は来た道を引き帰すだけで無事に戻れることだろう。


幾分緊張が和らいだせいかひどく眠気がさしてくる。
この耐え難い欲求を跳ね除けることは出来ず、私の意識はいつしかまどろみの中に落ちていった。

【行動:睡眠(4)】
【残り行動値:0p】
【位置:S-24】
【機体/状況:ビギナ・ギナ/正常】
【所持品:市販品の水(2L) 支給品の水(2L)二本 ディパック コッペパン二つ
     小さな水色のカーテン 高価な壷 缶詰食品 各種生野菜 青色のマグカップ】
【武装:ビームサーベル×2、ガトリングシールド、ビームシールド】
【行動方針:付近を警戒しつつ疲れをとる】

67 :アロンソ ◆ffwql.VOnc :2005/05/31(火) 20:53:00 ID:???
>>58-60
伍長はだいぶ落ち着いたようじゃ。
無理もあるまい。この若さではこれが初陣か、そうでなくとも戦闘経験は浅いはずじゃ。
訓練はしっかり受けておるようじゃが、やはり実戦は雰囲気が違うからのぉ。(*1)
ともかく――冷静さを取り戻してくれたようで、良かったわい。

「頭痛か。緊張のせいかの? ま、いずれ慣れるわい。
 少しずつでええから、辛くとも戦えるようにならんとな」

伍長に答えを返しつつ、ワシは周囲を確認する。
イェーガーは撤退の姿勢じゃ。実に悔しいが今はそのまま逃がしてやるしかないの。
ボリノーク・サマーンは……ふむ、様子見かの?
ワシは両者にいつでも対応できる身構えつつ、放り出してあった二連装ビームガンを拾う。
……そうじゃな、無理に新たな武器を獲得せんでも、コイツを使えるようにするだけでも……。
となれば、街か基地に寄る必要があるのぉ。さて、どっちに向かったものか……。

と、先のことを考えていたワシに、クルル伍長がおずおずと「お願い」をしてきた。
おにいちゃん? 味方? とっても強い?
ほう、他にもジオンの同志がおるのか。伍長の身内ならそれは心強い。
じゃが……

「そうじゃな、先の見通しも立たんし、まずは伍長の同志殿と合流するのも良いな。
 じゃが、少し休まんか? 正直、ワシは大分疲れた。
 野営するつもりが、食材調達と調理に働きづめだった上に、先ほどの戦闘じゃったからの。
 伍長も腹が減っとらんかな? 支給されたパンでも喰ったかの?
 同志殿のことも確かに心配じゃが、このままではワシらも持たんじゃろ」

ワシは野営していた広場を見回し、調理道具が残されているのを確認する。
一連の戦闘で広場は酷い有様じゃが、使える道具も多少は残ってそうじゃ。
ワシはグフの指先で、落ちていた鍋をつまんで開いたままのコクピットの前に持ってきた。(*2)
……ふむ、半分以上こぼれてはおるが、蛙のシチューはまだ喰えるな。コンロも拾っておこう。

「少し体力を回復してから、その「おにいちゃん」とやらを探しに行こうではないか。
 人間、焦ってもロクなことにならんぞ。相手を信頼するのも大事なんじゃ」

ワシは今にも飛び出さんばかりの伍長をたしなめつつ、ハッチを閉じた。

「この場に長居は無用じゃ。少し移動して落ち着ける場所を探そう。
 ……とりあえず、森の西の方にでも、向かうかの?」

イェーガーとボリノーク・サマーンがやりあってくれれば、時間稼ぎになるしの。
それに、西に向かえば、ナインティ殿が待っていてくれるかもしれん――
苦渋の決断として伍長の方に留まったが、ワシはナインティ殿も諦めてはおらんのじゃ。(*3)
連邦の横暴に立ち向かうには、少しでも同志は多い方がええ。もちろん伍長の「おにいちゃん」もな。


【行動:20番に通信(−1p)、2連装ビームガン回収(−1p)、
    蛙のシチューの鍋&コンロ回収(−1p)】
【残り行動値:0p】 【位置:P-22 森の中】
【機体状況:無傷。軽く森林向けの偽装済み】 【参加者状況:無傷。かなり疲労気味】
【所持品:ヘルメット、銃剣、壊れた突撃銃、 山菜1袋、薬草1袋、ズタ袋、
     デイバッグ、コッペパン×2、水2g×2、ティッシュ×5箱、
     鍋(蛙のシチュー2食分入り)、携帯ガスコンロ(予備のガスタンクなし)】
【武装:ヒートサーベル、2連装ビームガン(未取り付け・手で持つ)】
【行動方針:20番クルルの「おにいちゃん」を探す、13番に対応、とりあえず休息を取る、】
【同盟:20番クルル(片思い的同盟?:16番ナインティ)】

(*1)クルルのパニックの原因を未だに勘違いしたままである
(*2)かなり器用な話だが、人間を潰さずに持てるMSの指なら可能ではある
(*3)何をいまさら、な感じの話ではあるが、アロンソの中では矛盾なく繋がっているようだ

68 :サイモン=クレイガー ◆JfFovM4OEg :2005/05/31(火) 21:11:27 ID:???
アインラッドを自動追尾に設定、MA形態の制御を最低限チェックしてから
ようやく、といったように息をついた。
戦闘機動を取らないかぎりは、ひとまず大した負荷もかからないようだ。

「とりあえずはってとこだな。さて……」

生徒名簿を開き、その名を目で追いながら思案する。

「今まで接触した人間は4人。退く直前に見えた機体で1人。
 お嬢さんが言ってた西での戦闘……何人かと2人、と言ってたな。
 両方見積もって5人というところか」

呟きながら、今は燦々と昇りその存在を誇示する太陽に目を眩ませる。
両手は離せずついと目をそむけた。

「うっ……あの機体の損傷から東にも2人以上はいる、だろう。
 1人出たならそれを追い出すだけの戦力差があったということだ……
 あとは、例の灯台のタカノとかいう男。それと俺を入れれば、
 じゅう……よにんはある程度位置が割れてる。
 西の連中の名前は聞き出せずじまいだったが……」

また、一瞬目が眩んだ。頭の中がぼうっとする。

「ふぅ……気が抜けすぎたか。このままじゃ頭ん中も千日巡りだな……」

地図を見る。ハイウェイの繋ぎ目にある市街地と北西の市街地を目で追った。

「できればあそこまで向かいたかったが……いや、散らばってるコンテナに
 目が向いているとするなら多少はましか。とにかく、このままはきつい……」

言いながら頬の草を剥がす。やや赤みは残っているが、痛みはほとんど取れていた。
今もまだいるかは知る由も無いが、とりあえず灯台には近づかず最低限の迂回ルートを通る。

【行動:移動(P-20→Q-20→Q-19→Q-18→Q-17→Q-16→Q-15)(飛行ボーナス使用)(3P) 遠隔操作(-1P)】
【位置:P-20/海】
【残り行動値:0P】
【機体/状況:アッシマー/左腕部装甲に裂傷】
【生徒状況:左頬に赤み やや疲労】
【武装:アインラッド】
【所持品:ディパック(コッペパン×1、水2L入りペットボトルx1、1.7Lx1)
     ウェストポーチ(ナイフx1、ペンライトx1、ガムx2、煙草x1、コンパス付腕時計、筆記用具)
     ショルダーポーチ(ポラロイドカメラ一式) ライターx1】
【行動方針:1.情報の入手 2.休息 3.市街地への移動】
【同盟:16番/ナインティ=アウェイキング】

69 :サイモン=クレイガー ◆JfFovM4OEg :2005/05/31(火) 21:13:47 ID:???
(位置訂正)

【位置:P-20/海】→【位置:Q-15/海】

70 :エドワード ◆71GpdeA2Rk :2005/05/31(火) 21:16:25 ID:???
>>25
 目の前に迫った危機がじわりじわりと身体を起床させる。
橋に差し掛かった頃からの記憶が脱落している寝ぼけ眼であるが、
一応、現状を認識しうるくらいは覚醒しているようだ。
頭にこびりつく眠気を引っぺがしつつ考える。
特に理由は無い……というより、理由は覚えていないが、私は直進したい。
だが、このままいくと他の参加者にぶつかる。
さて、如何するか?
頭の中でこの台詞を2〜3回ほど繰り返し、浸透させる。
とりあえず、私は戦える状態でもない。
だとすると、取れる手段は限られてくるわけだ。

 ふと、昔読んだ雑誌に書いてあったことを思い出す。
事象は、観測者がそれを観測して初めてその事象が発生したこ言える。
ディルレヴァンガーの猫だったか。
つまり、私が目と耳を塞ぎ、彼らの存在を観測しなければ、
彼らは無いも同然であり、従って私の通行になんら支障をきたすことも無いわけだ。
早速目を閉じ両手で耳を塞ぐ。
「……動かせない」
両腕は耳に回しているので操縦桿を握ることが出来ない。
フットペダルで動かすことは出来るが、それでは心もとない。
肘で動かそうと懸命にもがいてみる。しかし、レバーにはかすりもしない。
目を閉じているから当然といえば当然なのだが
それでも尚、懸命に身を捩り、足をばたつかせ動かすための努力をする。
2〜3分ほど格闘し眠気が取れると、当然頭の動きも明瞭になり、
やっとここで気づく。
「……なに馬鹿なことやってたんだろう」
目を閉じただけで人がいなくなることなんてありえない。
ディルレヴァンガー……じゃなく、シュレディンガーの猫とやらによれば、
既に私は彼らの存在を観測してしまった状態なので、
目を閉じようが彼らの存在にはなんら変化は及ぼさない。
相当に疲れているな私。
自らの行為と考えを恥じるように頭を抱えると、
小さくため息をついた。

 西に向かった理由を思い出した。
北にジンペイがいるからという理由だ。
ということは北にさえ向かわなければ良いということでもある。
機体を左に90度回転させる。
西じゃなくて南に行ってもいいということだ。
当然、逃げてもいいわけだ。
そもそも、暫くは他の参加者が近づきそうも無いところならどこでも良かったのだ。
何故こんな簡単なことを思いつかなかったのかと自分を呪いながら、
南に向けボリノーク・サマーンを進ませ、
鬱蒼と茂る森の中に身を投じた。


【行動:コックピットでの苦闘(-1)移動(Q-23→Q-24→Q-25)(-2)】
【残り:1】
【位置:Q−25(森林)】
【機体状況:胸部装甲に損傷】
【パイロット状況:疲労大】
【武装:肩部3連装ミサイルランチャー(残弾左1、右0),ビームトマホーク】
【所持品:布、綿、糸、裁縫道具、色鉛筆、型紙、
        水2L半、コッペパン×1、MS整備の本】
【方針:眠りたい】

71 :ルイス・ガルシア ◆y7pbaP9SbA :2005/05/31(火) 21:39:33 ID:???
高速道路の脇道をそれて、黒い箱があるエリアへとはいる。
先ほどの自分への《プレゼント》とやらとは違って今度はビーコンの誘導付き。
簡単に発見できる。巨大な黒い箱――――コンテナ―――――が威風堂々とたたずんでいる。
先ほどいただいたコンテナよりはずいぶんとデカイ。

ギシギシと鉄のすれる音がしながら開くコンテナ。
収容されていたものは・・・・・・・。
飛行機・・・・・?

巨大な飛行機、ルイスには見覚えがあった。
一年戦争も中ごろジオンは重爆撃機ドダイにMSをのせて
長距離運用するために使われていたものだ。
形状は少し異なる上に少々大きい。

だが、その分頑丈さとエンジン出力のほうは高そうには見える。
使ってみる、そして具合が悪ければ捨てる。
そうすれば一番問題はなさそうだろう。


今は消えたが、ここからすれば東北東の方に
変な感じがしていた。
そこへ行けと、誰かに誘われているような気がする。

また、新しいタバコに火をつけて
飛行機にMSを乗せるこれで、この森をひとッ飛び出来るはず。

「まさか、空中分解はしねぇよな・・・・?」

【行動:移動(−4)コンテナ開封(0)煙草を吸う(0)】
【残り行動値:0P】
【パイロット状況:背に滲む汗】
【位置:H―25→P―25】  
【機体状況:特記事項無し】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2(残弾93%)、胸部60mmバルカン×2(残弾90%)、 ビームサーベル×2 ・ビームライフル・ハイパーバズーカ(散弾・通常炸裂弾各1) セッター】
【所持品:シガレットケース(葉巻10本)煙草4箱(52本) ライター パイロットジャケット 作業着  ボイスチェンジャー アサルトライフル予備マガジン×2 H&CUSP予備マガジン×1 パン×2 水4L 清涼飲料水4L    缶詰×5 塩1袋 下着類 】
【行動方針:生きる】

72 :エルナ ◆tf5U6oR8/w :2005/05/31(火) 22:03:36 ID:???
「追撃……無しなのは良いけど……。」
腑に落ちない行動を取る人がどうにも多かった。
グフとメタスが此処に残ったのは解る。
現状に置いて、勝者に位置する二人だからだ。
サイモンさんの……アッシマーと呼ばれる機体も、円盤に変形したときは流石に驚かされた上に、
水の上を疾走するタイヤを引き連れていくというなんだかシュールな光景を見せられたが、
機体の特性を活かした、良い敵の撒き方だと思った。
そして……ナインティさん。
今まで全くと言っていいほど動きがなかったのに、急に叫んだかと思ったら西の森に走って行った。
そして最大の問題は……東から来た新しい機体。
なんだか不安定な走り方をしつつ現れたかと思ったら、急に90°左を向き、そのまま森に入ってしまった。
……何をしに来たんだろう。
ともかく、道を塞ぐ機体は居なくなった。
南に新たな機影が見えたけど、下手に反応して戦闘になるよりは……無視した方が良さそうだ。

「それにしても……結局、野営にならなかった……。」
もう太陽は高い場所にまで昇っている。
と言う事は、もう一日中寝なかったという事になる。
……でもまだ、限界というわけでもない。

「後少し……保って……。」
そう自分に言い聞かせると、東の平地を経由した後、私は機体を高速道路に乗せた。
目指すは、東の町。目的は物資補給と……できれば休息。

……できたら他の参加者が集まってなければ良いんだけど……。


【行動:Q-22→Q-23→S-23へ移動(-3)】
【位置:S-23】
【機体状況:ゲルググ・J 胸部装甲・右肩部スラスター損傷 関節に負荷】
【パイロット状況:症状緩和 脇腹に打撲(詳細不明)若干の疲労】
【武装:腕部110.mm速射砲×2(残弾各1斉射分)
    5連装メガ粒子砲シールド(下半分破損)(残弾4)】
【所持品:ディパック(コッペパン×2 水2L入りペットボトル×2 栄養補助食品)サイモンさんのロングコート】
【方針:"強くなる" 物資補給 休息】

73 :アルバート=パーシング ◆n/1NtkuBMs :2005/05/31(火) 23:30:12 ID:???
シャッコーから降りると、1日振りの地面をしっかりと踏みしめる。
いくら俺がMSパイロットとはいっても、一昼夜コクピットに座っていると、さすがに
地面が恋しくもなるし、尻も痛くなってしまう。
一度大きく背伸びをすると、さっそくデパート内に入る。

外見通りなかなか立派なデパートだ。
内装を見て思わず笑みがこぼれる。
ここなら、大概の物を揃える事ができる筈だ。
…探すのに少し時間がかかりそうだけどね。

まずは食料集めから。
デパートだけに良い食材が揃っていそうだけど、これからの事を考えると主に日持ち
のいい物を中心に集めた方がいいと思う。
味の好みは別れるところだけど、こんなふうにのんびりとデパートを歩ける機会が何
度もあるとは限らない。
であれば、やっぱり保存食や缶詰みたいなのが妥当なのだろう。
まあ一口に保存食と言っても最近は種類も沢山あるから、味にこだわりがなければ結
構楽しめるかもしれないし。

そんな事を考えながら、地下の食料品売り場から保存食や缶詰をできる限り持って、
更にペットボトルの水も8本ばかり持つ。
当然の事ながら、重い。

入口の所に一旦それを置くと、今度は上の階へ行く。
家具売り場の一画から持ってきたのは、4枚の毛布。
コクピット内でも、外でも、この先寝る時に必要になるかもしれないと思って持ってきた。
本当は俺にとって必要なだけだけど、他の誰かが使うかもしれないから、一応4枚を
用意しておく。
これは好きに持って行ってもらえばいい。
実は寝袋もいいかなとは思ったけど、それだといざという時に動きが取り難い。
蓑虫みたいな姿でじたばたするのは、少し格好悪いと思う。

持ってきた毛布も、入口に重ねて置いておく。
一息ついて汗を拭うと、近くの柱に寄り掛かった。
(…あとは…何が必要だろう?)

【行動:10番へ回線継続(0)シャッコーから降りる(−1)食料と水を持ってくる(−1)
毛布を持ってくる(−1)】
【残り行動値:0p】
【位置:U-22】
【機体状況:異常なし】
【参加者状況:異常なし】
【武装:ビームサーベル×2、右肩部2連装ショルダービームガン、ビームローター
    ビームピストル×2(75%)】
【所持品:ディパック、水2?入り2本、コッペパン2個、お守り、ペンライト、ポータブルプレイヤー】
【行動方針:とりあえず食料と、水。あと何か適当に】

74 :風巻陣平 ◆6fCY9104KQ :2005/05/31(火) 23:59:29 ID:???
Zプラス、グリプス時に活躍したZガンダムの後継機と思われるそれは、
スマートな航空機形態へ変形すると、さっさと飛び去ってしまった。
その姿は素直に美しいと思える物で、暫くその姿を見送った。
だが、次には“なんとも味気の無い同盟だ。”ふとそんな言葉が過ぎるのだった。

静寂に包まれる基地。
ひとまず愛機の状態を確かめるべく、コックピットより飛び降りた。
既に西方の空は、うっすらと明るみが射し始めていた。
さて、問題の破損箇所の方だが……。
エンジンは底の装甲板が吹き飛び、又は派手に捲れ上がっていたものの、
エンジンストップの要因は配線の断裂らしく、それ程手間は掛からないであろう。
左主翼の方は部品次第で何とかなる。……かもしれない。
一見、エンジン部よりも軽そうな損傷に見えるが、実はそうでもないのだ。

被害状況も一通り確認し終え、顔を出しつつある太陽に向かってグッと背を伸ばした。
管理側の放送では、本日の天気はまちまちらしいが、
朝の時点では、実に清々しい空気が肺に満たされた。
顔を出し始めた太陽に向かって、カメラを向けて一枚。
後は少々だるい体を休めるために、愛機のコックピットで仮眠を取る事にした。 

75 :風巻陣平 ◆6fCY9104KQ :2005/06/01(水) 00:02:19 ID:???
【行動 : 損傷確認−1 仮眠−3 残行動数0】
【位置 : W-3(基地、屋外整備場)】
【機体/状況 : セイバーフィッシュ:左主翼損傷、左エンジン停止、中破】
【パイロット状況 :仮眠中】
【武装 : 機首部25mm機関砲×4(残70%) 60mm機関砲×1(残22) 】
【所持品: 首輪 ディパック コッペパン×1 水2L入りペットボトル×2 (合計3L)
       デジカメ アルバム(未発見) コーヒーセット 】
【方針 : 仮眠後、愛機の補修】

76 :マサヤ=タカノ ◆O/EkHvxsV6 :2005/06/01(水) 00:04:02 ID:???
パネルを操作して全体通信の記録を呼び出す。
ネオジオン、転入生、プレゼント、一番最初に誰かを殺した人――。
頭に流れる言葉の断片。
それぞれがパズルのピースであって必要な情報。
全体像を見ようとするためにはできるだけ多くの断面図が必要だ。
モビルスーツの操縦は素人だが。
俺が使うのは頭脳。

「俺は変わったんじゃ」

信念がある。
仁義がある。
心許せる人がいた。
あの頃になかった物を今は持っている。
それなら、この頭も、もっとうまく使うことができるはずだ。

「そう思いたいねぇ」

放送があってから、まだ間もない。
一番最初に誰かを殺した人というのは自分になるだろう。
クソ最高だ、感動しすぎて吐き気がする。
いつの間にか更新されていたマップ。
ここのエリアの隣りにあるのがプレゼントだろうか。
やはり、武器だろう。
その武器で俺はさらに人を殺すというループ。

「――ちゅうわけか」

77 :マサヤ=タカノ ◆O/EkHvxsV6 :2005/06/01(水) 00:04:36 ID:???
気に食わないがくれるというなら貰っておく。
フットペダルを軽く踏んで加速、機体を移動させる。
まだ、考えることはある。
問題は思っていたより人が灯台に来ないことだ。
自分を警戒しているのだろうか。
それとも、戦う気のないやつが多いのだろうか。
前者の場合は特に思うことないが。
後者の場合は……。

「どうしたもんかねぇ……」

はっきり言って殺す気はない、殺せない。
そんなことするわけにはいかない。
だけど、自分が勝ち残るためには死んでもらわないといけない。
俺以外の誰かに襲われて勝手に殺されてくれ。
そんなことさえ思う。


それと、もう一つ。


この首輪だ。
これをどうにかしなければ仇はうてない。
灯台の件を考えると首輪と機体にはどうやら発信機の類が埋め込まれているだろう。
盗聴器の類もあるだろうし、機体にもなんらかのセイフティーがあるのだろう。
首輪の仕組みを理解して解体することなんかできはしないが。
対衝撃、対熱、対冷、対水――。
自分がざっと考えるだけでこれだけの要素がある。
そおうでなければここでの殺し合いはできないからだ。
このサイズでだ。
それ故に穴がある、この首輪には穴があるんだ。
そこをうまく突けば無効化できるか。

78 :マサヤ=タカノ ◆O/EkHvxsV6 :2005/06/01(水) 00:06:59 ID:???

「おっ」

いつの間にかコンテナが見えていた。
どうやら、ついたらしい。
躊躇なくコンテナを開ける。

「予想通りの武器じゃね」

中に入っていたのは、かなりサイズが大きいビームライフル。
そうとしか表現できない。
もともと自分はビームライフルとビームサーベルぐらいしかモビルスーツの武器名を知らない。
モニターに表示された名前は、ハイパーメガランチャー。
ハイパーでメガとは。
いったいどれだけの物なのか。
モビルスーツのサイズとほぼ同等の長さの銃身。
試しに空に向けて一発撃ってみる。



光の粒子が一本の線となって空に突き進んでいった。



「な、な、ぁああ?!」

目標がなくてもわかるその火力。
反動でひっくりかえったモビルスーツのコクピットで思わず呆然となった。

【行動:思索(-1)、移動(-1)、ハイパーメガランチャー入手(-1)】
【位置:N-18→O→18】【残り行動値:1】
【機体状況:ガンダムGP02 頭部損傷、メインモニター及びバルカン使用不可】
【武装:頭部60mmバルカン砲×2、ビームサーベル×2、バズーカ砲身のみ、シールド、ザンバスター】
【所持品:ディパック(コッペパン×2、水2Lペットボトル×2、日本刀)、煙草、100円ライター、短刀 】
【行動方針:兄貴の仇をとる、単純に殺し合い】
【同盟:なし】

79 :ハロルド=P=アンダーソン ◆JrvqT8J/bc :2005/06/01(水) 00:31:21 ID:???
>>63-65

ハロルドは呆然としていた。
顔の右半分に紅を荒々しく塗りたくり、右頬にくっきりと靴跡をつけ、左頬に一筋の切り傷を描いたまま、
血と涙に塗れて呆然としていた。

「………………………」

これほどやっても悪夢は消えなかった。あれほど機体を振り回してもコクピットに悪夢は居座り続けた。
悪夢は左手の甲から血を流して、何か自分に話しかけて、右手で自分の額を―――

「!」

―――弾いたのに、不思議と痛みは感じなかった。

「………………………」

おかしいな。ハロルドは小さく呟いた。
額をたたかれたら痛いはずなのに、どうして痛くないんだろう。
変だな。不思議だな。別に酒も何も飲んでないし、病院で麻酔をかけられたわけでもないのに。

「変だなあ」

今度ははっきりと口にする。目の前に15番が居ることなど気にしないように。

「痛くないぞ」

顔の右半分がなんとなく熱を持っているようなことは感じられていた。
だが、それがどうして熱いのか、その原因と理由がなぜか分からなかった。
連続した衝撃と負傷に顔面の感覚が半ば麻痺しかけていた、ただそれだけの理由を
ハロルドの意識は認識することを拒んでいた。

「たたかれたら痛くて当然なのにな」

あまりに信じられないこと―――信じたくないことの連続。
無理やり拉致され、殺し合いを強いられることへの怒りと恐怖。
連続する戦闘とそれによって溜まった疲労。
家に帰って家族に会いたいという切実な思い。
それら全ての要素が重なり、絡まりあって誰にも理解できない化学反応を起こした結果、
ハロルドの意識は半ば現実を超えたどこかに足を踏み入れようとしていた。

「夢でも見ていたのかな」

人形じみた動きで周囲を見渡す。

「あれは夢だったのかな」

夢だったのかもしれない。夢だったのだろう。夢に決まっている。
信じたくないから、信じない。聞きたくないから、聞こえない。見たくないから、見ない。
そうしないと、心が保たない。意識が維持できない。この世界に存在することが出来ない。
だからハロルドは心を半分閉ざした。左腕にぬいぐるみを抱いたままで。

80 :ハロルド=P=アンダーソン ◆JrvqT8J/bc :2005/06/01(水) 00:33:12 ID:???

「夢なんか見ている場合じゃないのにな」

ここには多くのモビルスーツが居て、それを全部倒さないと家には帰れない。
とりあえず目の前のアイザックを倒さないと。
早くアイザックを片付けて娘にこのプレゼントを渡さないと。

「?」

もう一度周囲を眺める。あの青い巨人の姿は見当たらない。
しかしレーダーには反応があった。反応は近い。すぐそばだ。

「そこにいるのか?」

ズサを振り向かせ、アイザックに正対する。先ほどまで自分をあれほど苦しめていた強敵は、
よく分からない建物のそばでよく分からない姿勢のまま停止していた。

「やったのかな」

記憶がはっきりしないが、アイザックは微動もしないしこちらに攻撃も仕掛けてこない。
パイロットに何かあったのだろうか。何にせよ、勝負あった。そう考えて止めを刺そうとして―――

「待て、何か忘れてないか?」

………そうだ、06番がもうすぐここに来るかもしれないんだ。
明確に自分を殺すといったあの女が。血に飢えた戦闘狂のあの悪魔が。
そんな厄介な相手がもうすぐここに来るのに、もう動かない相手に遊んでいる暇はない。
アイザック相手に色々と消耗してしまったし、今はそれに備えないと。

前に見たあの女の操るモビルスーツの動きを懸命に思い出しながら、ハロルドがぶつぶつと独り言を続ける。
自分のすぐそばに、同じコクピットの中に殺すべき相手などいないように。
その存在を信じられないものは、信じたくないものは、そこに存在するはずがないのだから。

「あいつが来る前に準備しておかないと」

モビルスーツを倒すのに何が必要か。当然、武器だ。
では武器は何処にある。ここだ。基地にある。
では基地の何処にあるのか。

「そういえば」

あのアイザックは、この基地に来るまでは確かに丸腰だった。
それがここに入ってビームピストルやダガーを手に入れている。
だとすると、アイザックを見つけたあたりに武器庫か何かがあるのではないだろうか。

「探してみるか」

コクピットに定員以上の人間を乗せたまま、ズサがゆっくりと移動を開始する。
目を開けたまま世界の半分を見ていない操り手の意思のままに。
瞳に奇妙な光を浮かべている男の命じるままに。

81 :ハロルド=P=アンダーソン ◆JrvqT8J/bc :2005/06/01(水) 00:34:59 ID:???
「見つけた」

最初にアイザック斬りかかった付近で、モビルスーツ用の兵装用倉庫を発見した。
ハロルドは素直にズサをその中に侵入させる。
入り口に誰かが何かを仕掛けていたら確実に引っかかるような、無造作すぎる素直さで。

「♪」

思わず口笛など吹いてみる。そこには大小さまざまな武器や装備の類が整然と並んでいた。
その中には18m用モビルスーツには小さすぎるようなものも含まれているのだが、今のハロルドはそれには気づかない。
それが意味することを理解しようとしない。

「全部もっていくわけには行かないか」

ジェネレーターの限界もあるし、あまりごちゃごちゃと装備するとその重みで動きが鈍くなる。
威力はともかく取り付けの手間隙を考えると、今の状況では肩載せ式のキャノン砲の類はアウトだ。
とりあえず手持ち式で、ハードポイントにすぐに取り付けられるもので、重量を考えて―――

家に帰るために戦うという想いと、過去の戦闘経験だけが、今のハロルドを動かしていた。

「これぐらいだな」

ビームライフルの発展系か変化系らしいビームマシンガンと、ある意味使い慣れた90mmサブマシンガンと弾倉2つ、
それに殴り合いにも使えそうなナックルシールドを選び取る。
規格が合いそうなミサイルも見つけたが、再装填にかかる時間と手間を考えて今回は断念した。

「これで行けるだろう」

手持ちのミサイルと併せて、これで長距離射撃戦から近接格闘戦まで問題なくこなせるはずだ。
例え相手にIフィールドがあっても、ムラサメ研のバケモノでもなければ対応できるだろう。
………あれ、06番の機体はIフィールドを装備していただろうか。
そのあたりの記憶がはっきりしない。確かビームを弾いたモビルスーツがいたと思ったのだが、
あれは果たして06番だっただろうか。思い出せない。

「まあいいか。どの道全部倒さないといけないんだからな」

FCSがそれらの新たな武器を認識して使用可能のサインが出たことに満足して―――

「ん?」

そこで、ようやくハロルドはコクピットに自分以外の誰かがいることに気づいた。それだけを理解した。

「これからドンパチをやらにゃならんのに」

不満げに呟くと、唇を歪めながらその人影に話しかける。
ハロルド本人は相手に不安を感じさせないようにやわらかい笑顔を浮かべたつもりだった。
実際は―――少なくとも、自身の妻子に見せられる種類の表情ではなかった。

「君、ここはもうすぐ戦場になる。危険だから早く避難しなさい………っと」

現在位置が武器庫の内部であることを思い出す。
軍事的にも人道的にも意味で非戦闘員をこのような場所に放り出すわけにはいかない。
その考えそのものは間違ってはいない。だが、それよりも遙か以前に考えなくてはならないことを、
今のハロルドは考えていない。考えようとしない。

「少し待ってくれ。ここでは色々と問題があるのでね」

そのままズサを倉庫から外に出す。
ここは動かなくなったモビルスーツやら戦闘の痕跡やらがそのままになっていて危険かつ面倒だ。
少なくともエリアを変える必要がある。そうすればシェルターや避難用の車両があるかもしれない。

82 :ハロルド=P=アンダーソン ◆JrvqT8J/bc :2005/06/01(水) 00:36:18 ID:???
「…………?……………」

何となくぼんやりとした違和感を感じてはいた。
何かが違うような、何かがずれているような、何かがおかしいような、そんな気がした。
だが、今はそれに構ってはいられない。今すぐにでもあの06番が姿を現すかもしれないから。
ハロルドはそう考えて意識をこれからの戦闘に集中させようとした。そう信じた。
そして。

「さあ、早く行きなさい。ここは危険だ」

避難用シェルターがある―――と考えた―――場所の近くで、ハロルドはズサを停止させ、乗降用姿勢をとらせた。
戦場に迷い込んだ「無関係の一般人」を逃がすために。
血に染まった顔に靴痕と「微笑」を浮かべたまま。

【行動:呆然→ある種の現実逃避(0)、武器庫へ移動・探索(3)、E-12→D-12へ移動(1)、乗降用姿勢をとる(0)】
【位置:D-12/軍事基地】【行動値残り:0】
【機体状況:AMX-102 ズサ/左上腕部ランチャー損失、胸部装甲に一筋の傷、ハッチ開放、エアコン停止】
【通信状況:なし】
【パイロット状況:右こめかみ部分に裂傷・流血、軽度の打撲、顔の右半分血まみれ、
         右頬に擦過傷+打撲+靴跡、左頬に一筋の切り傷、唇右端に軽度の裂傷、身体にシートベルトによる痣
         疲労と恐怖+現実逃避+「家に帰りたい」+戦闘モード=精神的にかなり不安定】
【武装:ビームサーベル×2 ミサイル(34/41発)、トライカッター×2
    ギラ・ドーガ用ビームマシンガン(EN100%)、90mmサブマシンガン・弾倉2つ、ナックルシールド】
【所持品:ディパック、首輪、水2リットル入り2本、コッペパン×2 、シャベル
     リボン付きクマのぬいぐるみ(娘の誕生日プレゼント)、家族の写真が入ったIDケース
     (ディパック内:2食分の食料、ミネラルウォーター2リットル×1、タオル2枚、
      着火器具、替えの下着類一組)】
【方針:絶対に家ニ帰る、06番が来たら倒す、目の前のヒとを避なんさセる、?】【同盟:なし】

83 :アロンソ ◆ffwql.VOnc :2005/06/01(水) 12:25:41 ID:???
>>70>>72
ボリノークサマーンは進路を変えて索敵範囲外に抜け、イェーガーは東に去っていく。
ふむ、ならば迂闊に動かん方が良いかもな――これ以上の薮蛇は御免じゃ。
ワシは戦闘開始時に投げた丸太を回収しつつ、考え直す。
丸太は途中で折れてしまっていたが、まだ武器として使えるサイズじゃ、確保しておこう。

「伍長、敵の方から逃げてくれたし、移動はヤメじゃ。
 シチューを暖めておくから、喰ってもらってええぞ」

ワシは再びメタスの所に戻ると、一旦コクピットに降りる。
二機の足元にコンロを設置し、冷えたシチューに再び火を入れる。

「ちと味が薄いかもしれんが、美味いし栄養バツグンじゃ。喰っておくがええ。
 ワシは少し休ませてもらうぞぃ」

ワシはそのままコクピットに戻り、ハッチを開けたまま座り込んだ。
もういい加減限界じゃ、レーダーとアラームを設定しておけば、よし、と……


目を閉じれば途端に睡魔が襲ってくる。朦朧とした意識で思考を紡ぐ。
伍長の「おにいちゃん」か……
どういう方なのかのぉ……。
この時代までジオンの意思を継いでいる一族ならば、きっと……
…………。
…………。
………ZZZZ。


【行動:折れた丸太回収(−1p)、蛙のシチューに再び火を入れる(−1p)、
    レーダーとアラーム設定(−1p)、爆睡(−1p)】
【残り行動値:0p】 【位置:P-22 森の中】
【機体状況:無傷。軽く森林向けの偽装済み】 【参加者状況:無傷。かなり疲労、睡眠】
【所持品:ヘルメット、銃剣、壊れた突撃銃、 山菜1袋、薬草1袋、ズタ袋、
     デイバッグ、コッペパン×2、水2g×2、ティッシュ×5箱、
     鍋(蛙のシチュー2食分入り)、携帯ガスコンロ(予備のガスタンクなし)】
【武装:ヒートサーベル、尖った丸太(8m)2連装ビームガン(未取り付け・手で持つ)】
【行動方針:20番クルルの「おにいちゃん」を探す、13番に対応、とりあえず休息を取る、】
【同盟:20番クルル(片思い的同盟?:16番ナインティ)】

84 :クルル=ヴァルデーン ◆8assMZDpKM :2005/06/01(水) 16:29:35 ID:???
>>83
大尉の提案に、わたしは首を縦に振って答える。
確かに、わたしも疲れていたし大尉も疲れているはずだ。
休息は取りたい。
そう思うと急に目がショボショボしだす。
いつもなら十時には寝てるのに丸々一夜寝ていなかったんだから、仕方ないもん。

大尉はグフの指先で何かを拾い上げる。
あれは…………お鍋かなぁ?
大尉、お料理してたのかなぁ?
だったら、お料理教えて欲しいな。
おにいちゃんの為にクルルもお料理したいもん。

「少し体力を回復してから、その「おにいちゃん」とやらを探しに行こうではないか。
 人間、焦ってもロクなことにならんぞ。相手を信頼するのも大事なんじゃ
 この場に長居は無用じゃ。少し移動して落ち着ける場所を探そう。
 ……とりあえず、森の西の方にでも、向かうかの?」

西…………バウが逃げた方向。
正直言ってあまり行きたくないけど、大尉が言うんなら仕方ない。
東からボリノーク・サマーンが来てるし、東には行けない。
北は川、わたしのメタスならMA形態で渡れるけど、大尉のグフは渡れない。
南は問題外、このフィールドから出ちゃう。
だったら、西に行くしかない。

85 :クルル=ヴァルデーン ◆8assMZDpKM :2005/06/01(水) 16:30:13 ID:???
そんな事を考えていると、モニターから光点がひとつ消え、ひとつが東へと移動する。
ボリノーク・サマーンと、ゲルググが…………逃げた?

「伍長、敵の方から逃げてくれたし、移動はヤメじゃ。
 シチューを暖めておくから、喰ってもらってええぞ」

大尉も確認したんだろう、敵が去った事を。
シチューを温めると言った大尉は、メタスの下にコンロと鍋を置いて火を付ける。
途端にきゅるるるる、とお腹が鳴った。
ちょっと、恥ずかしい。

「ちと味が薄いかもしれんが、美味いし栄養バツグンじゃ。喰っておくがええ。
 ワシは少し休ませてもらうぞぃ」

わたしは了解の旨を伝えて、メタスから降りた。
一陣の風がわたしの髪を撫でる。
大尉はずっと働いてたんだもんね、今はゆっくり寝かせてあげないと。
わたしはここに連れてこられる前は寝てたんだし。

持って降りたデイパックからコッペパンを取り出す。
猫舌のわたしにはちょっとぬるいくらいのシチューがいい。
朝ごはんはパンとシチュー。
この戦いの中では、贅沢な食事だと思う。
パンを千切って、シチューに浸して口に運ぶ。

「おいしい…………」

思わず声が漏れる。
ちょっと薄味だけどとっても美味しい。
お芋とお肉が入っているシチューはわたしの胃袋にどんどん入っていく。

「大尉凄いなぁ、こんなに美味しいお料理作れるなんて」

街やどこかで物資を調達してないだろうから材料なんて殆ど無いはずなのに…………
? ? ?
あれ?それじゃあこのお肉って何の肉だろう?
…………別にいいや、おいしいし
そんな事を考えながらわたしはパンとシチューを口いっぱいに頬張った。

【行動:01番に通信継続(0) 食事(1)】
【残り行動値:3P】
【パイロット状況:(*゚∀゚)ウマー】
【位置:M-22】  
【機体状況:MSA-005メタス/やや装甲破損】
【武装:アームビームガン×2(EN70%)、ビームサーベル×6、ビームローター】
【所持品:ディパック 水2g1本と半分 コッペパン2個
     筆記用具一式、特殊トランシーバー×2(一対)】
【メモ:『ここは地きゅう・おにいちゃんは地きゅうにいる・わたしはおにいちゃんをさがす
     きたいはメタス・アイテムは黒いきかいがふたつ・ぶきはそらとべてたてにもなる
     グフはおじいちゃん・ゲルググはおねえちゃん・アッシマーはおじちゃん・バウはいたい
     おじいちゃんは大いで偉い・大いは仲間・いたいのはわからない
     アッシマーはやらない・ゲルググつよい・大いつよい』】
【行動方針:おにいちゃんを探したい ボリノークサマーンへの対処 休息】
【同志:01番 アロンソ=セルバンデス】

86 :ロイド・エンデバー ◆tW13rMBWhI :2005/06/01(水) 18:31:42 ID:???
『ん・・・?』
熱い。ここは・・・どこだ?
『!!!』
足が、手が動かない。椅子に縛られている!
目の前には、笑いながら床にガソリンを撒いて火をつけようとする、ジンペイ=カザマキの顔が・・・。

「うわああああああ!?」
薄暗いコックピットで、アラームが鳴り響く。モニターには広い平野と、ぽつんと置かれたコンテナが写っている。
「夢・・・?」
そう、ここは何の変哲もない、ただのコックピット。縛られたりも燃えていたりももちろんしていない。
要するにさっきのは、あいつに対してビビってる俺が生んだ悪夢。
「しっかりしろよ、ロイド!あいつを利用しようと決めたのに、こんなにビビってどうする!」
それにあいつは同盟を承諾したんじゃないか。そうそう簡単に裏切るはずがないんだ。
その考えに反論する声がある。・・・正真正銘、自分の声だ。
――――――そんな甘い言葉に、今まで何回踊らされてきた?
――――そうやってまた、大人に騙されるのか?
――おまえがここにいる理
「うああああああっ!」
怯えてる。ああ認めよう、俺は怯えてる。
もはや俺の大人不信はもうトラウマのレベルまで達しているらしい。
ちょっと見知らぬ他人に預かり物を頼んだだけでこれだ。
『ホワイトアークが盗まれたのではないか?』
『そうで無くとも破壊されているのでは?』
『もしかすると、俺に殺しに後を尾行しているかも?』
ともかく思考がマイナス方向にしか働かない。
俺の深層心理にとって、大人に自分の領域に入らせるだけの事がもはや禁忌。
「はは。笑いもんだな・・・」
同盟に誘ったのはこっちだっていうのに。鬱だ。自分が嫌になる。
こんな調子じゃ、利用されるのはこっちか・・・。

87 :ロイド・エンデバー ◆tW13rMBWhI :2005/06/01(水) 18:33:13 ID:???
「くっ・・・コンテナ」
思考を切り替えることに努める。もうこれ以上は泥沼だ。
――――――考えないように努める事は、考えるのと同
ヘルメットを脱いで壁を頭に叩き付ける。痛い。だから、余計な事を考えなくてすむ。
「中身は?」
中から出てきたのは・・・マント。
「なんだよこれ、どうみてもただの飾りだろ・・・」
さんざんトラウマをいたぶられた結果が、これ?泣きたくなってきた。
さっきまでかなり鬱だった事も合わさって、いっそ禁止区域に飛び込んで自殺したい気分だ。
とりあえず半ばヤケで着用。といっても胴体に付けると邪魔なので、腰のビームキャノンの下からつける。
終わった後、Z+を見て思わず呟いた。
「これじゃ、マントじゃなくてスカートだな・・・」
全く、こんな物付けてなんになるのやら。
「さて、これからどうするかな?もう一個コンテナを探すか・・・いや」
駄目だ。基地に帰るのが先だ。組んだ相手についてよく知ることは、きっと有益なことなんだ。
それに、それに、ほんの少しの可能性だけど、あいつが艦に何かしているかもしれない。
「早く、早く帰らないと。艦に何かあったら・・・!」

彼に生まれた時から付けられ続けた傷は、全く癒える様子を見せない。
その傷はこのプログラムで癒えるのか、それとももっと深くなるのか。

【行動:悪夢(0)移動・Q−3→P−3→P−4→P−5(2)変形(1)コックピットに頭ぶつける(0)コンテナ開放、装備(1)】
【位置:P−5、平野】
【残り行動値:0p】
【機体状況:MS,損傷無し、ABCマントを脚部に着用
       艦,損傷無し、重石付き、OSロック、位置はW−3、7番に防衛依頼】
【武器:MS 頭部バルカン砲×2 ビームサーベル×2 腰部ビームキャノン×2、
    予備 120mmマシンガン(新品同然) クレイバズーカ・拡散弾(気付いていないがヒビあり)
    艦 メガ粒子砲×1、ビーム・シールド×1、ミサイルランチャー×8 重石】
【生徒状態:頭にたんこぶ、精神的にだいぶ参ってる】
【所持品:デイパック、コッペパンx1.9、水2リットルx2、木刀、写真、重り×3、ボールペン、
     果物缶詰×4、魚の缶詰×3、スポーツドリンク350ml×2】
【行動方針:基地に帰還】
【同盟?:7番・ジンペイ=カザマキ】

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