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カードキャプターすみれ さくらと小狼の子供たち 2

1 :CC名無したん:04/01/03 22:27 ID:6fK386gP
それでは続きおながいします。 そういや前スレで最初の方にいた悪魔将軍なる方はいずこへ?

前スレ
さくらと小狼の子供たち。
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/sakura/1019101668/l50

関連スレ
ミラーのお留守番
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/sakura/971814630/l50

240 :126:04/12/12 18:32:13 ID:0Ymqx5Kw
「・・・ここなら、だいじょうぶだと思いますわ」
「うん」
やっとお昼休みになって、あたしと知美ちゃんは校庭の人目の付かないところに移動した。
ランドセルを下ろして、ふたをあける。
「チュルミン、お昼だよ」
長い間狭いランドセルにいたから、早くチュルミンをランドセルから出してあげようと思っていたら
「??・・・なに、これ?!」
「どうかなさいましたの?」
「・・・むにゃむにゃ・・・うるさいなぁ。せっかく人が・・・ってうちは人やあらへん。
せっかくカードが気持ち良く寝とると言うのに・・・」
「チュルミン、あたしのランドセルにいつの間に・・・」
チュルミンは、ランドセルの中にハンモックをぶらさげて、気持ちよさそうに寝ていたのだ。
「よく寝たーーー」
「よく寝たって、あたしのランドセルの中にそんなもの付けないでよ」
「仕方あらへんやないか。授業のじゃまをせいへん思うたら、寝るのが一番やけど、このままやと
教科書がからだにあたって、痛いんや」
「だからといってハンモックなんて」
「ハンモックだけやない」
「・・・ハンモックだけじゃない?」
「朝、花束を出したときに使ったんやけど、せり上げ装置も付けたんやで」
「なんですってーーーっ!?」
「落ち着いてや。これはせり上げ装置やから、めんどいクレーン等安全規則も適用除外やし、
おかげでうちの登場シーンの演出がごっつう効果的になったやないか」
「そんな問題じゃない!」


241 :126:04/12/12 18:33:30 ID:0Ymqx5Kw
「大道具にお詳しいのですね」
知美ちゃんが聞く。知美ちゃんは演劇部だから、そのへんに興味を持ったみたいだ。
「まぁ、いろいろとな」
「ごあいさつがまだでしたわね。わたくしは、大道寺知美です。はじめまして」
「はじめまして。うちの名前は、チュルミン。このアニメの主人公や!」
「主人公って・・・」
あたしの頭におっきな汗が浮いた。けれども、知美ちゃんは
「すみれちゃんもがんばらないと、主役の座を奪われますわよ」
「知美ちゃん・・・そんなにさらっと言わなくても・・・」
「それにしても、ほんとうによくできてますわね、このロボペ」
「ロボペやない!うちは、クロウ・カードや!」
「まぁ?」
知美ちゃんは、あたしの顔を見る。
「ほんとうですの?」
「うん」
「すると、チュルミンさんは『ケロちゃんさんもどき』のカードなんですの?」

ズサーッ(←すみれとチュルミンがコケる音)

「ち、違うって。チュルミンは、ミラーのカードさんなんだよ」
あたしは、いつの間にか付いたばんそうこうをはがしながら、きのうからの出来事を話し出した。


242 :126:04/12/12 18:35:37 ID:0Ymqx5Kw
「・・・それは残念でしたわ。きのうのことをビデオに撮影できなくて」
知美ちゃんのお約束の反応に、あたしの頭に汗が浮く。
「ほんま、残念やったな。きのうは名場面の連続やったでぇ。主人公のうちが消えかけるところ
なんか、これまでの最高視聴率やったんや」
「どうして、そんなことわかるのよ。まだ日報(テレビ視聴率日報のこと)出てないのに」

・・・

一瞬の間の後、チュルミンはあたしたちの前ですわりなおした。
「いろいろあったけど、うちはすみれちゃんに封印してもらえて、ほんまよかったと思うとる。
うちも、封印された他のカードたちも、みんな、すみれちゃんのことが大好きなんや。
なにか、うちらにできることがあったら、遠慮なく呼び出してや」
「なにも、そんなこと、改まって言わなくても」
「そっか。それじゃ、いいかげん、お昼にしようか。このままやとお昼休み終わってしまうで」
チュルミンは、ランドセルからお弁当を取り出した。いつものより3倍近く大きい。
「きょうのお弁当は、うちとさくらんさんが作ったさかい、おいしいでぇ。
知美ちゃんもどうや?こないなこともあろうかと、多めに作っておいたさかい」
「いいんですの?」
「せっかくだから、食べようよ。今からカフェテリア行っても、時間ないし、チュルミンさんの料理、
とってもおいしいんだから」
「では、遠慮なくいっしょにいただきます」
「そうや。いっしょに食べたほうが、何倍もおいしくなるって」
「チュルミンの言うとおり!」


243 :CC名無したん:04/12/13 02:45:19 ID:fYO+eKGE
126氏キテタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
チュルミンさんって、自分の演出の為に短時間で機械設置したりするなど、
下手したら本物のケロちゃんの座を奪う気マンマンだなぁ…
なんて思ったりしちゃいました(^^;)
ケロちゃんもガンガレ…と思いつつ、次回も期待します(*´∀`)

244 :CC名無したん:04/12/14 11:54:44 ID:CsfVV8qe
せっかく人が増えたんだし、この機会にこの名作を読んでもらうためにageます。

245 :カドキャプ:04/12/14 12:04:17 ID:wGJIfseq
http://blog.naver.co.jp/yuukanasuke カドキャプ放送局

246 :126:04/12/20 00:49:06 ID:2gsCs0on
そして、その日の午後の授業は無事に終わった。
「じゃ、みんな、また、あした」
神宮司先生が、教室を出て行った。
「衛くん、校庭でサッカーやろうよ」
「ごめん、きょうはおばあちゃんに頼まれたお使いがあるんだ。また、今度」
「そっか。じゃ、また、あした」

いつも、衛くんは放課後になるとクラスの男の子たちといっしょに校庭に飛び出すから、
クラブのない日は、なかなか話をすることがない。

「そうだ、木之本さん」
「な、なに?」
とつぜん、話しかけられて、あたしは少しどきどきしてしまう。
「けさのロボペ、どうしたの?」
「ラ、ランドセルの中だよ」
「そうなんだ。フードファイトの時もそうだったけど、木之本さんって、いつも変わったロボペを
持っているんだよね」
「う、うん。パパがいつも香港の信和中心で買って来てくれるから・・・日本にない変わった
モデルなんだって。きょうのは、芸人モードがパワーアップしてるんだよ」
「ちょっと、見せてくれない?」
「ほぇ?」
あたしはあわてた。今、チュルミンをランドセルから出したら、また愛の告白をするに決まってる!


247 :126:04/12/20 00:50:11 ID:2gsCs0on
「あの、今、バッテリーが切れてて動かないし、それにもし動いていても、けさみたいに芸人モードで
変なことをするかもしれないし」
あたしがあわてていると、
「メーカーを知りたいんだ。おばあちゃんが香港に行ったときに買って来てもらおうと思うから」
「ほぇ?」
それって、衛くんが、あたしと同じロボペが欲しいってこと?
「だから、ちょっとだけ」
「う、うん」
あたしは、断りきれなくてランドセルのふたをあけた。

すかー。すかー。

チュルミンは気持ちよさそうに眠っている。お昼のお弁当をたっぷり食べたからみたいだ。

「バッテリー、あまりないみたい」

あたしは、そっと、眠っているチュルミンを抱き上げた。
「羽のところを見せてくれない?たぶん、そこにメーカーの名前とか入っていると思うんだ」
あたしは、衛くんにチュルミンの背中を見せる。
衛くんが、チュルミンの羽のところに指を伸ばしたとき

(!)

あたしは、一瞬、なにかを感じた。

248 :126:04/12/20 00:51:37 ID:2gsCs0on
「どうしたの、木之本さん?何か驚いたみたいだけど?」
衛くんのことばに
「な、なんでもないよ」
あたしはごまかした。魔力を感じたなんて、衛くんに言うわけにはいかない。
「・・・おかしいな。メーカーも型番もなんにも書いてないよ」
「このロボペは特別製だって、パパが言っていた。だから、メーカーも型番も入ってないんだよ」
「そうなんだ。じゃ、同じものをおばあちゃんに買って来てもらうのは無理っぽいね」
「う、うん、たぶん」
「残念だなぁ。けど、見せてくれてありがとう。ぼく、そろそろおばあちゃんのお使いに行かないと」
「残念だったね。それじゃ、またあした」
「うん。じゃあ、またあした」

あたしは、衛くんが教室を出て行くのを見届けて、ほっとした。これで、チュルミンが騒ぎを
起こすともないだろう。

「残念でしたわね〜」
「残念って・・・知美ちゃん、何が?」
「せっかく、衛くんとおそろいのロボペを持てたかもしれないのに。おふたりがおそろいの
ロボペを持って、楽しそうにお話しする・・・想像するだけでも・・・うっとりしますわ〜・・・」
「知美ちゃん・・・」
あたしの頭に大きな汗が浮いた。

249 :126:04/12/20 00:53:24 ID:2gsCs0on
「むにゃ・・・むにゃ・・・なんや、背中がこそばゆいな・・・」
そのとき、チュルミンが起き出した。
「目が覚めたのね、チュルミン」
「よく、お眠りになりました?」
チュルミンは、うーん、と背伸びをすると
「はっ!そうや、愛の告白をせんと!花束はどこや、花束は?」
と言って、机の上に飛び降りた。
「もう、放課後だよ」
「なんやて?!」
「衛くんは、お帰りになってしまいましたわ」
「ということは、完全にタイミングを逃してしまったんか?」
「そうですわ」

_| ̄|○ ・・・

そんな_| ̄|○なチュルミンに、知美ちゃんがなにかをこっそりと言った。

(でも、これでよかったかもしれませんわ。すみれちゃんにはライバルがいらっしゃいますから)
(ライバル?誰や?)
(それは・・・今にわかりますわ)

知美ちゃんは、とっても楽しそうに見えた。


250 :CC名無したん:04/12/21 09:26:45 ID:7zP+LPei
>>126 お疲れサマンサ & 名作age

251 :CC名無したん:04/12/23 17:45:12 ID:Vuc8UyDi
126氏キテタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
チュルミンの_| ̄|○に本当にワラタ

すみれちゃんのライバルって誰でしょう?
(それを示すような記述ってあったかなぁ…前に戻って見直してみます)
次回も楽しみです。

252 :126:04/12/27 22:12:15 ID:u3SdqiHj
「・・・うーん」
あたしの腕の中で、チュルミンはさっきから考え中だ。
「チュルミン、さっきから何考えてるの?教室を出てからずっとじゃない?」
「チュルミンさんは、新たな課題に挑戦されているのですわ」
「新たな課題ってなに?」
「・・・どやったら、うまく愛の告白できるんかなっと思ってな。作戦の練り直し中や」
「そんな作戦、練らなくていいよ」
「そやかて、強力なライバルがおるとなると・・・」
「ほぇ?」
「なかなか難しいですわね。ライバルの方は、とってもふんわりですから・・・」

そんな話をしつつ、あたしたちはペンギン公園の近くに来ていた。

すると、そのとき

ばっしーん!

「なに?」
「雷や!」

空を見上げると、雲がどんどん広がっていく。
「にわか雨でしょうか?」
「ほぇーっ!」
あたしたちは、ペンギン大王の中に駆け込んだ。

253 :126:04/12/27 22:16:52 ID:u3SdqiHj
「ここなら雨宿りも・・・」

ばっしーん!ゴロゴロ!

雷の光と音が響き渡って、まわりが一気に暗くなった。
ペンギン大王の中から、外をそっとのぞく。

「あや?降ってこないよ?」

ばっしーん!どーん!

「!」

あたしが耳をふさぐと同時に、街灯に雷が落ちた。

「ほぇ?」

見ていると、雷が公園の街灯を飛び移るように移動していった。こんな雷、見たことがない。
「こ、これは?」
「クロウ・カードや!」
「えーっ?!」
「これは、雷、サンダーのカードや!」
「と、いうことは?」
「カードキャプターの出番やで!」


254 :126:04/12/27 22:18:29 ID:u3SdqiHj
あたしは呪文を唱えだした。
「光の力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ。契約の下、すみれが命じる」
「封印解除(レリーズ)!」

「チュルミンは、危ないから知美ちゃんといっしょにいて」
「いやや。うちもクロウ・カードのはしくれや。すみれちゃんといっしょに行くでぇ」
チュルミンはあたしの腕の中から肩のほうに飛び移った。
「だって、チュルミンはケロちゃんの姿を映しただけだから、空を飛べないでしょ?
これからジャンプを使うから、チュルミンは振り落とされてしまうかもしれないんだよ」
「だいじょうぶや。ちゃんとハーネスを用意しておいたさかい」
チュルミンはからだに装着したハーネスの先のカラビナを、ランドセルにひっかけた。
「い、いつの間にそんなものを・・・」
けれども、これでチュルミンを振り落とすことはなさそうだ。

「じゃ、行くよ。ジャンプ!」

あたしはペンギン大王から飛び出して、サンダーの後を追っかけた。

「おふたりともりりしいですわー」
そんなすみれたちを、知美はばっちりと撮影している。撮影しながら、ふと、あることに気がついた。
「いけませんわ。このままでは、すみれちゃんが大ピンチです・・・それには・・・」
ビデオカメラを止めて、知美はケータイを取り出した。
「ここからなら、間に合うかもしれませんわ」


255 :126:04/12/27 22:20:05 ID:u3SdqiHj
ジャンプでサンダーを追っかけていると、チュルミンが聞いてきた。
「すみれちゃん、サンダーを封印するにはどうしたらいいか、わかっとるん?」
「どうするの?」
「サンダーを封印するには、元の形にするんや」
「サンダーの元の形って?」
「雷獣や。サンダーは、雷撃をくらわして雷獣の姿に戻してから封印するんや」
「そっか。ママのときもそうだったね」
あたしは、知美ちゃんのおうちで見たビデオを思い出した。
「そやから、サンダーに雷撃をくらわせれば」
「ちょっと待って。あたし、雷を操るカードなんで持っていないよ」
「なんやて!?すみれちゃんはサンダーのカードを持っておらんのか?」
「持っていないから、今、追いかけてるんでしょ?」
「そやったら、さくらさんはどないしてサンダーを封印したんや?」
「あのときは、パパが雷の魔法を使えたの!」
「とか漫才やっとるうちに、サンダーのやつ、うちらに気づいたみたいや」
「ほ、ほぇーっ!!!」

サンダーは方向を変えて、あたしたちに向かってきた。


256 :126:04/12/27 22:22:27 ID:u3SdqiHj
「ほぇーーーっ!!!」
それからのあたしたちは、逃げ回るだけだった。
フライのカードさんを使えば逃げられたかもしれないけれど、とても新しいカードさんを
呼び出す余裕なんてない。
「うぐうぐうぐ・・・」
ジャンプで方向を変えるたびに、チュルミンがハーネスごと振り回される。
「がんばって、チュルミン!」
あたしは、林の中に逃げ込んだ。
そうして、また、ジャンプ。

ブチッ!

「すみれちゃーん!」
とうとうハーネスがちぎれて、チュルミンが放り出される。
「チュルミン!」
あたしはチュルミンを助けようと手を伸ばした。
そして、地面にそのままスライディング。
「だいじょうぶ、チュルミン?」
あたしの手の中でチュルミンは、
「ああ、だいじょうぶや・・・けど、うちら、絶体絶命みたいやで」
「・・・え?」
顔を上げると、あたしたちの正面からサンダーが向かってきた。
そして、あたしたちの前に立ちはだかる黒い影。
「あれは・・・?」

257 :CC名無したん:04/12/28 13:59:34 ID:v3srDtrl
>>126 お疲れサマンサ。これから読みます。

258 :126:04/12/30 09:52:40 ID:susB8df7
「黒鋼さん?!」
あたしたちの前に立っていたのは、キタリスの黒鋼さんだった。
あたしたちを威嚇するように、サンダーは音をとどろかせる。
「黒鋼さん、あぶない!」
けれども、黒鋼さんがあたしたちをちらっと見た後、サンダーの方を向きなおしたと思うと、
あたりに強烈な光と音が響き渡った。

「なに?なにが起きたの?」
「あのリスのあんちゃん、額から雷撃を出しよった!」
「えーっ!!」

グォーッ!

サンダーは、雷獣の姿に戻っていた。そして黒鋼さんに向けて雷撃で攻撃する。
「黒鋼さん、逃げて!」
けれども、黒鋼さんも逃げずに電撃で反撃する。
サンダーと黒鋼さんの雷撃は、空中でぶつかって

バリバリ!バザーンッ!!!

反動で黒鋼さんがはじき飛ばされた。
「黒鋼さん!」
「あかん!」

259 :126:04/12/30 09:53:51 ID:susB8df7
はじき飛ばされた黒鋼さんを助けようと、チュルミンがあたしの手から飛び出した。
そして、空中で黒鋼さんを受け止める。
「もう、だいじょうぶや」
けれども、あたしは黒鋼さんが助かったことよりも別のことで驚いていた。
「チュルミン、空、飛んでいる・・・」
「ほ、ほんまや!」
チュルミンは、黒鋼さんを受け止めてそのまま宙に浮いていたのだ。
「はっ!そ、そんなことより、すみれちゃん、封印や!今なら封印できるでぇ!」
「封印って、どうすればいいの?あたし、ママのときのようにシャドーのカードさんを持ってないよ」
「グルーや。グルーのカードで封印できる」
「わかった。やってみる」
あたしは、グルーのカードさんを取り出した。
「膠よ。彼の者を包み込め。グルー!」
カードから伸びた膠がサンダーを包み込む。
サンダーはその雄たけびを残して
「今や!」
あたしは、サンダーに駆け寄った。
「汝のあるべき姿に戻れ!クロウ・カード!」

まもなくサンダーのカードがあたしの手に飛び込んできた。
「やったぁ!」
「ようやったでぇ。すみれちゃん」


260 :126:04/12/30 09:55:21 ID:susB8df7
「ありがとう、チュルミン。封印のしかたを教えてくれて」
「サンダーは電気を通さんもんで包んでしまえば封印できる。シャドーもそうなんやけど、
グルーのカードも電気を通さないんや」
「よく知ってるね」
「まぁな。うちは博識やさかい」
チュルミンがやってきて、あたしに黒鋼さんを渡す。
「ありがとう、黒鋼さん」
黒鋼さんは、ぷいっと横を向いた。なんだか照れているみたいだ。
「ほんま、おおきにな。あんたが雷撃出さんかったら、うちらはどうなってたやら。
それにしても、どうして、あんたのようなリスさんがあないな技を持ってるん?」
「ICタグですわ」
「知美ちゃん!」
そのとき、あたしたちの前に知美ちゃんが現れた。お約束どおり、手にはビデオカメラを持っている。
「みなさんの活躍、ばっちり撮影できましたわ」
「知美ちゃん、ICタグって?」
「黒ぴょんさんには、おいたをしたときに懲らしめるために電流を流すICタグが埋め込まれて
おりますの。さきほどの電撃は、わたくしがこれで操作したのですわ」
知美ちゃんは、あたしたちにケータイを見せた。
「でもでも、さっきの電撃すごかったよ。あんなの流してだいじょうぶなの?」
「だいじょうぶですわ」
「ほんとうに?」
「ええ。それが、黒みぃさんの体質なんですもの」
「なに、それ・・・」
あたしとチュルミンの頭に、おっきな汗が浮いた。

261 :126:04/12/30 09:57:12 ID:susB8df7
「それにしても、チュルミンさんはお空を飛ぶこともできたのですね」
「ほんとう、びっくりしたよ。空を飛べるなら飛べるって言ってくれたらよかったのに」
「すまん、すまん・・・って、うち、この姿で飛べるなんて知らんかったんや」
「ほんとう?」
「ほんまや。ほんまに知らんかったんや。けど」
チュルミンは、羽をぴょこぴょこ動かして言った。
「空を飛べるっちゅうことは、うちがまだまだ大活躍できるっちゅうことや。
このアニメの主人公になれる日も、近いで」
「まぁ、チュルミンさんったら」
知美ちゃんが楽しそうに笑う。それにつられてあたしも笑った。ほんとうによかった。
カードを封印できたこともそうだけど、それよりもチュルミンや黒鋼さんが無事だったから。
ほんとうにありがとう。チュルミン、黒鋼さん。そして、知美ちゃん。

「どうやら、無事に封印できたようですわね」
「ああ。ミラーが空を飛べるようにしておいてよかったよ」
「そんなことまでしたのですか、エドワード」
「ミラーのカードが、すみれさんと行動をともにするのはわかっていた。空を飛べなかったら
危険なめにあって、すみれさんが悲しい思いをすることもわかっていたから、きょう、あわてて
力を使ったんだよ」
「すみれさんにはばれなかったのですか?」
「魔力には気づいたようだけど、ぼくのせいとは気づかなかったようだよ」

ふたりは、すみれたちの封印を見届けると、その場から消えるようにいなくなった。

<×すみれとかがみの迷コンビ?→○すみれとチュルミンの迷コンビ?:終劇>

262 :CC名無したん:04/12/30 16:31:15 ID:/y6wz/7u
126氏キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
黒鋼さんって以前出てきたロボペですね。
そんな機能あったんですか…_〆(゚▽゚*)

何はともあれ、年末のプレゼントありがとうございました!


263 :さくらと小狼の子供たち(前スレ):04/12/31 14:25:52 ID:O3mlNlkm
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0412/31/1019101668.html

264 :126:05/01/01 00:11:26 ID:4x1rJf1A
さくらの初夢

「だれ?わたしを呼ぶのは?」
ふと気がつくと、わたしはビルの屋上に立っていた。
そして、そばにいるのはケロちゃん。
目の前に広がるのは東京タワー。
東京タワーの展望台の屋根に人影が見える。
あたりに舞い落ちるのは
「桜の花びら・・・?」
思わず手を差し出すと、てのひらにひらりと乗った花びらはかすかな光に包まれた。
「・・・あ?」
その光が消えたとき、花びらはカードに姿を変えていた。

265 :126:05/01/01 00:14:10 ID:4x1rJf1A
すみれの初夢

「だれ?わたしを呼ぶのは?」
ふと気がつくと、あたしは丘の上にたっていた。
そして、そばにいるのはチュルミン。
目の前に広がるのはハドリアン・ウォール。
その城壁の上にふたりの人影が見える。
あたりに舞い落ちるのは
「すみれの花びら・・・?」
思わず手を差し出すと、てのひらにひらりと乗った花びらはかすかな光に包まれた。
「・・・あ?」
その光が消えたとき、花びらはカードに姿を変えていた。

266 :126:05/01/01 00:15:40 ID:4x1rJf1A
チュルミンの初夢

「だれや?うちを呼ぶのは?」
ふと気がつくと、うちはビルの屋上に立っとった。
そして、そばにおるんは黒鋼はん。
目の前に広がるんは東京タワーなんかよりごっつう高い通天閣や。
そのてっぺんには、食い倒れのあんちゃんと1粒300メートルが立っておった。
あたりに舞い落ちるのは
「鏡のかけら・・・?」
思わず手を差し出すと、てのひらに鏡のかけらが・・・グサッ!






「いたぁーーーーーーっ!!!」

267 :チュルミン:05/01/01 00:32:47 ID:4x1rJf1A
正月からからだはったんやけど、このオチ、別に初夢やなくてもええやないか orz...

268 :CC名無したん:05/01/01 01:06:56 ID:C7kIkmLn
あけましておめでd(´・ω・`)
>>126さんが来てますよ!

>そのてっぺんには、食い倒れのあんちゃんと1粒300メートルが立っておった。

どんな夢見てんだよチュルミン _| ̄|○ノシ

269 :S.A Studio ◆Sastuvj1Pg :05/01/01 10:19:56 ID:Ixq18JxP
126さん乙です。
激しくワラタ。

270 :CC名無したん:05/01/02 03:51:12 ID:6cUcmZG4
126氏キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
1粒300メートルワラタ

271 :鏡@ミラ留守:05/01/02 10:49:52 ID:u/cRhxLo
126氏あけおめ(´∀`)ノシ
遅レスだけど、初笑いさせて頂きますた。

272 :CC名無したん:05/01/02 21:14:44 ID:wBSWUFfY
126氏そして他のスレ住人さんあけましておめでとうございます
チュルミン三段落ちワラタ

273 :CC名無したん:05/01/03 08:05:12 ID:KCFimE+4
126さん乙&あけおめ
スレも一周年ですなあ

274 :CC名無したん:05/01/03 23:30:39 ID:QkXWqCkT
うわすげースレ見つけた。

275 :126:05/01/10 21:52:22 ID:kmzLBy+Z
次回予告
ケロちゃんといっしょに知美ちゃんのおうちに遊びに行くんだ。
でも、知美ちゃんが相談したいことってなんだろう?
またお洋服のデザインのことかな?

そして、知美ちゃんがお部屋で見せてくれたのは・・・

ほぇ〜!これ、宙に浮いてるよ!?

カードキャプターすみれ さくらと小狼のこどもたち
すみれと知美と大切なもの

次回もすみれと一緒に
さくらと一緒に
封印解除(レリーズ)!

276 :CC名無したん:05/01/10 22:58:52 ID:F7EppAsM
次回予告キタ━━(゚∀゚)━━!!

277 :126:05/01/16 01:26:04 ID:zsXwYhHl
「西光寺だ。次のバス停で降りるんだよね」
今、あたしは、知美ちゃんのおうちに向かうバスに乗っている。

→回想シーン
きのうのお休み時間のとき
「ほぇ?知美ちゃんのおうちに?」
「ええ。ちょっと困ったことがありまして・・・すみれちゃん、よろしければ、あすの日曜日、
うちに来ていただきませんか?」
「知美ちゃんのおうちに行くのはうれしいけど、困ったことってなに?」
「それは、あしたご説明しますわ」
←回想シーン終わり

「・・・知美ちゃん、なにがあったんだろう?」
そのとき、あたしのたまごさんリュックの中から
「・・・うぐうぐうぐ・・・苦しい!」
ケロちゃんが飛び出した。
「あ!」
あたしは、思わずリュックのジッパーを閉じる。
「!」
バスの乗客の視線があたしに集まるのがわかる。
「あ、なんでもありません」
あたしはあせってごまかした。
「・・・だめだよ。ケロちゃん」
「そやかて、中の空気が」
「もうちょっとだから、がまんして」
「もう限界や」
「もうちょっとだから、ね、ね。次だからがまんして」
「・・・すみれ、今、他の客の視線が集まっとるんやないか?さくらの時と時代は変わっとるんや。
ロボペっちゅうことにすれば、わいをカバンの外に出しても変に思われへんで」
「・・・そっか。ごめん」

278 :126:05/01/16 01:27:20 ID:zsXwYhHl
バス停を降りて、知美ちゃんのおうちに歩いて行く。
「いつ来ても、でっかいうちやなぁ」
「ケロちゃん、リュックに乗って。いくらロボペでも空を飛ぶのはおかしいから」
「わかった」
ケロちゃんがたまごさんリュックに乗るのを確かめてから、あたしはインターホンを押す。
「はい。どちらさまでしょう?」
「木之本です」
「いらっしゃいませ。今、門を開けます」
いつものように、大きな門が開いていく。
そしていつものように、大きなおうちに進んで行くと噴水を過ぎたあたりで玄関のドアが開いて
「すみれちゃん!」
「こんにちは」
「いらっしゃい!」
「よう!知美!」
「こんにちは、ケロちゃんさん」

「どうぞ。わたしの部屋へ」
あたしたちは知美ちゃんのおうちに入る。すると
「お嬢さま?」
メイドさんが、知美ちゃんに声をかける。
「お茶はどちらにお持ちしましょうか?」
「じゃ、わたしの部屋に3つ」
「3つですか?」
メイドさんが、不思議そうに聞き返す。けれども知美ちゃんは、こくんとうなずくと
「お願いしますね」
と、あたしの手を引っ張って歩き出した。

すみれたちが立ち去ったあと、そのメイドはつぶやいた。
「これが、あの大道寺家の7不思議のひとつ、『わたしの部屋に3つ』・・・」


279 :126:05/01/16 01:29:19 ID:zsXwYhHl
知美ちゃんのお部屋に入る。
まもなく、ドアがノックされて
「どうぞ」
「お嬢さま、お茶をお持ちしました」

メイドさんが部屋を出ると、
「そうだ。これ、ママが知美ちゃんにって、クッキー焼いてくれたんだよ」
あたしは、たまごさんリュックから、ママが作ったクッキーを取り出した。
「まぁ。ありがとうございます。では、ケロちゃんさんもいっしょにいかがですか?」
「わーい!クッキーや!」
ケロちゃんはごきげんだ。

あたしたちはしばらくおしゃべりを楽しんだ後、
「ところで知美ちゃん、困ったことってなに?」
「実は・・・今、お持ちしますわ。母の部屋にありますの」
知美ちゃんは部屋を出るとすぐに戻ってきた。両手で箱を持っている。
「その箱、クロウ・カードの気配がする」
「知美、その箱、見覚えあるでぇ!」
ケロちゃんは少し興奮しているようだった。
「確か、シールドのカードがとりついていた箱や」
「というと、撫子おばあちゃんの結婚式のときのブーケと、ママが知世おばさんにあげた消しゴムが
入っている箱なんだね」
「そうです。祖母と母がとても大切にしている箱ですわ」
「また、開かなくなっちゃったの?」
「それもあるのですが、わたしの手元を良く見てくださいな」
「ほぇ?」
あたしは知美ちゃんの手元を見直した。箱と知美ちゃん手の間にすきまが・・・
「ほぇ〜?これ、宙に浮いてるよ!?」

280 :CC名無したん:05/01/16 02:23:50 ID:vLbM1xBK
126氏キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
「大道寺家の7不思議」ワロタ

残り6つは何だろう…と思いつつも、シールドのカードが取りついていた箱の
中に、今度は何が入っているのか。
楽しみにしたいと思います。
ありがとうございました。

281 :CC名無したん:05/01/16 13:21:05 ID:+Nk4sbIn
>「これが、あの大道寺家の7不思議のひとつ、『わたしの部屋に3つ』・・・」
禿ワラタ
あの箱が再び……ですか。
次回が待ち遠しいです

282 :CC名無したん:05/01/22 20:12:16 ID:CnUKyrZ50
李家の人たちは出る予定はないのかな。
あの姉たち結構好きなんだが…w

283 :チュルミン:05/01/23 18:21:59 ID:OcSwB81MO

なんでうちだけお留守番やねん・・・・_| ̄|○
あぁ〜〜〜〜〜っっ!!
うちも行きたい逝きたいイきたい生きたいいきたぁ〜〜〜〜〜いぃ!!!! ジタバタジタバタ

284 :126:05/01/24 01:49:34 ID:9X30qmZO0
「宙に浮いているのではありませんわ」
知美ちゃんは、箱をテーブルの上に置いた。テーブルと箱の間にすきまが見える。
「なにか透明なクッションのようなもので包まれているみたいですの。ほら」
そう言って、知美ちゃんが指で箱を押さえると−やっぱり、指と箱の間にはすきまができるんだけど−
箱はゆっくりと少し沈んだ。そして知美ちゃんが指を離すと箱はゆっくりとせり上がった。
「ほんとうだ。見えないクッションで包まれているみたい」
「そこがさくらさんが封印してくださったときとは違いますの。けれども、見ていてくださいね」
知美ちゃんはポケットから鍵を取り出した。その鍵で箱を開けようとすると・・・

ぽよーん!

箱に近づいた鍵は、はじかれた。
「ひさしぶりにこの箱を開けようとしたらこの調子で・・・」
「確かにこれはクロウ・カードのせいやな」
ケロちゃんが箱に近づいて、ちょん、とつつく。

ぽよーん。

「!」

「見えたか、すみれ」
「うん。なにかバリアみたいなものが」
「そうや。さくらの時とはちょっと違うが、やっぱりこれもシールドのカードや」
「というと、ママの時と同じようにソードでシールドを切ればいいのね?」
「シールドは切られたら本体表すさかい、そこをすかさず封印や!」
「すばらしいですわ。では、さっそく衣装とビデオの準備を」
「・・・」
いつの間にかしっかりバトルコスチュームとビデオカメラを用意している知美ちゃんを見て、
あたしの頭におっきな汗が浮いた・・・

285 :126:05/01/24 01:51:51 ID:9X30qmZO0
「りりしいですわ〜」
バトルコスチュームに着替えたあたしを見て、知美ちゃんはご機嫌だ。
「カメラも準備OKですわ。では、すみれちゃん、こちらでどうぞ」
「う、うん」

あたしはカメラの前で呪文を唱えだした。
「光の力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ。契約の下、すみれが命じる」
「封印解除(レリーズ)!」

「クロウの作りしカードよ。我が鍵に力を貸せ。
カードに宿りし魔力を、この鍵に移し、我に力を!ソード!」

封印の杖がソードに変わる。あたしは箱に向かって

「ハァーッ!」

ソードを振りおろした。ソードから伸びた魔力がシールドを切り裂こうとしたとき

ばぽん!

「キャッ!」

あたしはソードごとはじき返されていた。
「すみれちゃん、だいじょうぶですか?」
「うん、だいじょうぶだよ。でも、どうして・・・?」
「シールドが柔らかすぎるんや。すみれの魔力じゃ、その柔らかさを押し切れないんや」
「そんな・・・」

286 :S.A Studio ◆Sastuvj1Pg :05/01/24 19:12:25 ID:LcgpqdU00
126さん、毎度乙カレー。

287 :126:05/01/30 23:48:13 ID:PAtLnVBJ0
ケロちゃんは話を続けた。
「シールドは大事なもんを守るためのカードや。より大事なもんを守ろうとする性質がある。
こないにクッションみたいになっとるっちゅうことは、この箱の中身はかなり壊れやすいもんなんやろな」
「それで・・・」
知美ちゃんは納得したようだった。
「知美、この箱の中身はなんや?」
「ブーケと消しゴムですわ」
「それって、ママがカードさんを封印したときとおんなじだよね」
「はい。ところが、ブーケがさくらさんが封印されたときとは違うのです」
「違うって、どんなふうに?」
「いま、とてももろくなっているのですわ。このブーケは、すみれちゃんのおばあさまが結婚されたときの

ブーケです。祖母はとても大切にしています」
「うん、それは知っているよ」
「では、すみれちゃんはご存知でしたか?このブーケが生花(せいか)だということを」
「ほぇ?それっておかしくない?なんで何十年も枯れずにいるの?シールドのカードさんを封印したとき、

ブーケがとってもきれいで香りもすてきだったって、ママが言ってたよ」
「結婚式のあと、祖母がすぐに保存処理をしてもらったのですわ。それでさくらさんが封印したときも
枯れずにいたのです。けれども・・・」
知美ちゃんは、箱の方を見た。
「当時では最新の技術だったのでしょうけれど、不完全でした。時間がたつにつれて花びらが硬く、
もろくなってきたのです。このままではだめだと思い、最新の技術で処理しなおそうとしたら、
またシールドにとりつかれてしまって・・・早くしないとブーケがぼろぼろになってしまいますのに」
「そうか、それでシールドが、中のブーケ守ろう思うてクッションみたいになってるやな」
「でも、どうしよう。このままシールドさんを封印できないと、中のブーケがだめになっちゃうよ」
「そうやなぁ・・・」

あたしたちが考え込んでいると、
「なんや、この気配は?」


288 :126:05/01/30 23:49:27 ID:PAtLnVBJ0
「チュルミンだよ。チュルミンが、実体化したがってる」
あたしは、チュルミンのカードを取り出した。カードがわずかに光っている。
「なんや、こないなときに?」
「きっと、実体化してすみれちゃんを助けたいと考えておられるのでは?」
「そっか。サンダーさんの時も、チュルミンが封印のしかたを教えてくれたんだ。チュルミンなら、
シールドさんの封印のしかたを知っているのかもしれない。ケロちゃん、また姿借りていい?」
「え〜?またかいな?」
「お願い。あたしの姿に変えたら、きっとややこしいことになるから」
「ま、緊急事態やし、しゃあないな」
「ありがと」

あたしは呪文を唱えた。
「彼の者の姿を映し、もうひとりの彼となれ、チュルミン!」

・・・ぺらっ。

カードはそのまま床に落ちた。
「どうして?」
すると、チュルミンのカードから
「あほーっ!うちはあくまでもミラーのカードなんや!チュルミンと呼んでも召還できんでぇ!」
「ご、ごめん」
あたしはカードを拾うと、もう1度
「彼の者の姿を映し、もうひとりの彼となれ、ミラー!」

カードが魔力につつまれ、実体化していく。すると
「なに、この音楽は!?」
どこからか、音楽が聞こえてきた。

289 :126:05/01/30 23:50:45 ID:PAtLnVBJ0
「・・・あなたに伝えたいほんとうの想い。
言いたいの 言えないの チャンス逃してばかりのあなたに
まっすぐな想いとちょっぴりの勇気を。
愛と勇気の天使、チュルミン登場!

愛の告白はおまかせよ!」

「・・・・・・」

「なんや?みんな、そないに固まって?」
チュルミンが決めポーズを解いて、不思議そうに聞く。
「・・・チュルミン」
「なんや、すみれちゃん?」
「今のは何?」
「魔法少女のお約束や。登場シーンには決めぜりふと決めポーズはつきもんやろ?
今の曲も自分で作曲したんやで」
「・・・」
あたしが、次のことばを探していると
「すばらしいですわ〜」
「ほんまか?」
「ほんとうですわ〜。今の登場シーン、ばっちりビデオで撮影しましたわ〜!」
「そうか、いいもんはやっぱり理解されるんやなぁ!」
チュルミンはケロちゃんを見つけると、そのそばに飛んでいって
「どうや、ケロはん。知美ちゃんもああ言うとる。あんたよりうちの方がずぅーっとイケてるでぇ!」
「なんやと!わいのほうがずぅーっとナイスで素敵なんや!」

また、ふたりの掛け合いが始まった。

290 :CC名無したん:05/01/31 18:05:41 ID:Ms2JyUST0
あなたに伝えたいほんとうの想い。
言いたいの 言えないの チャンス逃してばかりのあなたに
まっすぐな想いとちょっぴりの勇気を。
愛と勇気の天使、チュルミン登場!

愛の告白はおまかせよ!

テラワロス

291 :CC名無したん:05/02/03 09:08:47 ID:aUvuyhHp0
さくら板にしっかりした小説スレがいくつかあるけど、ここが一番原作やアニメの雰囲気を大切にしていて、見ててわくわくしますな。
ってかまとめサイトがあってもいいのに…ハハアハァ

292 :炉板通信 ◆mwhG4Chris :05/02/03 23:05:55 ID:ugy/yA6C0
さくら板SS書庫の構想はずっと立ててるけど、許可や流れ整理の関係で色々ややこしくて・・・
とか言ってみたり

293 :S.A Studio ◆Sastuvj1Pg :05/02/04 20:17:42 ID:UlkJ8zXl0
漏れも構想たててるんだが、時間が取れない…
とか言ってみたり

294 :CC名無したん:05/02/07 12:12:47 ID:bOPaiC6R0
保守

295 :炉板通信 ◆mwhG4Chris :05/02/07 23:04:01 ID:KRAk3ZAe0
景気の悪いことを言うもんじゃないなorz

296 :126:05/02/09 00:55:37 ID:vfc+nlr+0
「もう、ふたりともやめてよ。今はカードさんの封印が先でしょ?」
「そっか。そやったな。すまん、すまん」
チュルミンはあたしのところに飛んできた。
「チュルミン、ひょっとしてシールドさんを封印する方法を知ってるの?」
「もちろんや」
「よかったぁ。で、どうすれば封印できるの?」
「ツボや」
「ツボ?ツボって、中に何か入れたりする・・・」
「ちゃうちゃう。すみれちゃんがぼけてどうすんねん。気功で言うツボ・・・とも少し違うかな。
すみれちゃんも、テレビなんかで武道家が手刀で石を割ったりするの、見たことあるやろ?」
「うん」
「他にも、石大工さんがノミを入れる場所を入れる場所とか。うまく当たれば、きれいに石が
割れるんやけど、そこを間違えると、うまく割れないところ。ま、人によって呼び方は多少違うんやけど
シールドのカードにも、ここを攻撃すればひとたまりもないっちゅうツボがあるんや。
そこをやれば、シールドはものを守りきれなくなって封印できる」
「でも、シールドさんのツボって、どうやって見分けるの?」
「まぁ、見ててぇな」

チュルミンは、箱のそばに降りた。シールドさんを、ちょん、ちょん、とつつく。

「どう?」
「・・・わかったでぇ。ツボは、こことここの2か所や。こことここを同時に」
「そんなぁ。ソードさんじゃ、2ヵ所を同時に切れないよ」
「切る必要はない」
「ほぇ?切る必要はないって、それじゃどうするの・・・?」
チュルミンは、シールドさんに両腕を伸ばして

「くすぐるんや!」

ズザーッ(←すみれたちがコケる音)

297 :126:05/02/09 00:56:38 ID:vfc+nlr+0
こちょこちょこちょ・・・

チュルミンのくすぐりが始まった。

こちょこちょこちょ・・・

あたしたちの頭に、おっきな汗が浮いている。
「なぁ、すみれ」
「なに、ケロちゃん?」
「ほんまに、これで封印できるんやろか?」
「さぁ・・・けど、これしか方法はないみたいだし・・・」
「そうかもしれんが、こないな情けない封印方法は、初めてや」
「そ、そうだね」

あたしたちは、チュルミンのくすぐりを見ているしかなかった。そのうち、
「ほぇ?ケロちゃん、シールドさんの気配が」
「すみれも気づいたか?確かに、気配が不安定になってきとる」

こちょこちょこちょ・・・

シールドさんの中の箱が揺れてきている。チュルミンのくすぐりにがまんできなくなったみたいだ。

こちょこちょこちょ・・・

そして、シールドさんの気配が急に強くなったと思うと
「あかん!」
「きゃーっ!」
「知美ちゃん!?」

298 :S.A Studio ◆Sastuvj1Pg :05/02/09 18:05:16 ID:g3qn2rVl0
126氏キテター
毎度乙です。

299 :CC名無したん:05/02/09 20:45:52 ID:MfU08XXi0
「くすぐるんや!」爆ワラタ

300 :CC名無したん:05/02/11 07:19:43 ID:sER9i7mO0
300ゲットage

301 :CC名無したん:05/02/13 02:06:40 ID:/O/bbqlY0
sageとけ
126氏乙。

302 :S.A Studio ◆Sastuvj1Pg :05/02/13 10:35:01 ID:cQe3SU/b0
>>301
メール欄は半角英小文字で"sage"ですが何か。

303 :126:05/02/13 23:34:44 ID:fy8Ye/Ca0
チュルミンのくすぐりでシールドさんががまんしきれなくなって、今度は知美ちゃんを中に
取り込んでしまったんだ。今度は、知美ちゃんにもシールドさんが見えるみたいだ。
「どうして・・・こんなことに」
「想いの強さや」
「どういうこと、チュルミン?」
「シールドは大切にされているもんを守ろうとする性質がある」
「ほぇ?」
「あの箱の中にあったんは、撫子おばあはんのブーケと知世おばはんの消しゴムや。
今、そのふたりはここにおらへん。だから、どうしても大切にしよう想いが弱くなってしまってるんや。
すみれちゃん、すみれちゃんが一番大事に想うとるもんは、この部屋の中の何や?」
「それは知美ちゃん・・・そっか、それで」
「そうや。そやから、シールドはあの箱から知美ちゃんに守る対象を変えたんや」
「でも、どうしよう。このまま知美ちゃんがシールドさんから出られなかったら」

あたしは知美ちゃんの方を見た。

「待ってて、知美ちゃん!今、助けるから!」

「ソード!」

あたしはもう一度、ソードのカードさんを使った。

「ハァーッ!」

ばぼん!

「きゃっ!」

けれどもまた、あたしははね返されただけだった。


304 :126:05/02/13 23:38:35 ID:fy8Ye/Ca0
「だいじょうぶ、すみれちゃん?」
「だいじょうぶだよ、チュルミン。けど、ソードで切れないとなると、どうすればいいの?」
「チュルミンがさっきみたく、くすぐればええやないか?」
ケロちゃんのことばにチュルミンは首を横に振った。
「あかん。あのシールドを見てみぃ。大きくなっただけあって、ツボの数も増えとる。
こっち側から見えるだけでも、11か所はあるで。それだけのツボを同時にくすぐるなんて無理な話や」
「そんな・・・」

あたしたちは考え込んだ。

「ねぇ、チュルミン。どうすればシールドさんを封印できるのか、もう一度教えて」
「ひとつは、さくらさんのときのように、シールドを力で破った場合や。けど、いまのすみれちゃんの
魔力じゃ、シールドを破るにはまだ少し足りないようやし、ツボを攻めるには数が多すぎて
どうにもならんし・・・」
「いま、ひとつって言ったよね?他にも方法はあるの?」
「ないことはない。けど、考えにくいんやな。これが」
「それでもいいよ。教えて」
「もうひとつの場合は、シールドの守る対象が外に出てしまった場合や。そうすればシールドは力を失う。
けど、魔力のない知美ちゃんがシールドの中から外へ出るなんて無理や」
「そっか!外に出せばいいんだよね」
「なんか、思いついたんか、すみれ」
「ケロちゃん、うまくいくかどうかわからないけど、やってみる。知美ちゃん、危ないから反対側に
下がっていて!」
「はい」
知美ちゃんが反対側に下がるのを見て、あたしは知美ちゃんのお部屋の天井を見上げた。
このお部屋はメゾネットタイプで天井が吹き抜けになっている。この高さならだいじょうぶだろう。

「じゃ、行くよ!」


305 :CC名無したん:05/02/14 00:57:30 ID:NZTX0lkvO
126氏キタ━(゚∀゚≡゚∀゚)━!!

306 :S.A Studio ◆Sastuvj1Pg :05/02/14 19:26:19 ID:HTh7vIQu0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!!。
毎度良質な物語掲載乙です。

307 :CC名無したん:05/02/15 01:27:23 ID:ybEyhEkuO
Ready,3,2,1,Firing!
(M2機銃掃射)

308 :126:05/02/21 02:02:46 ID:xlxDBA1G0
あたしは両手を空けるために、封印の杖を投げ上げた。それと同時に
「ハァーッ・・・タタタタタタ!」
両手の拳を連続してシールドさんにたたきつける。シールドさんが反動であたしをはねかえそうとする。
その力を利用をしてからだを回転させ、あたしは背中から思いっきりシールドさんの中に沈みこんだ。
(きたっ!)
そこにちょうど投げ上げた封印の杖が落ちてくる。
「今だ!」
あたしは、杖と手にすると同時にカードさんを取り出した。
「空間を歪め、中と外を入れ替えよ!ループ!」

「ループか!なるほど、ループなら中にいる知美を外に出すことができる」
「ケロはん、こないな使い方、クロウはんでもしなかったでぇ」
「ああ」
ケルベロスは、すみれがウィンディを封印したときのことを思い出していた。
あの時も、とらえどころのない風の精霊をループを使って狭い空間に閉じ込めて封印したのだ。
この子は、時々、母親以上の才能をかいまみせる。クロウ・リード以上の魔力を持つ母親を超える
可能性を持っているのかもしれない。
(けど、さくらとは違うんや。どんなにカードを使うのがうまくても、すみれの場合は・・・)
だが、ケルベロスの思考はチュルミンの声によって中断された。
「シールドの魔力が弱まってきたでぇ!もうすぐや!」

まもなく、シールドの外に不思議そうな顔をした知美の姿が現れた。
「チュルミンさんにケロちゃんさん。おふたりがいるということは?」
「成功や!知美ちゃんが無事に出れたんや!」
「まぁ!」
知美がふり返ると、シールドの中にすみれがいるのが見えた。

309 :126:05/02/21 02:03:46 ID:xlxDBA1G0
「まぁ!」
知美ちゃんの声が聞こえると同時に、封印の杖に感じていた力が消えた。
シールドさんの抵抗がなくなったんだ。
「知美ちゃん、出れたんだ」
あたしがそう言うと、シールドの向こうにいる知美ちゃんがにっこりと微笑んだ。
「「今や、封印や!」」
ケロちゃんとチュルミンが、同時に叫んだ。
「うん。汝のあるべき姿に戻れ!クロウ・カード!」

ピン!という音がして、封印の杖の先にカードができていく。
しばらくすると、あたしの手にシールドのカードさんがすべりこんできた。

「やったぁ!」
「ありがとうございます。すみれちゃん」
「知美ちゃん、だいじょうぶ?ケガとかなかった?」
「だいじょうぶですわ」
「よかったぁ!」
あたしは、思わず知美ちゃんに抱きついた。
「ごめんね、知美ちゃん。あたしが最初からうまく封印できてれば、こんなめにあわなくても
よかったのに」
「とんでもありません。すみれちゃんなら、きっと何とかしてくださると信じてましたわ」
「・・・知美ちゃん」
あたしが、次になんて言おうかことばを探していると
「それに、今のすみれちゃんの活躍、ばっちり撮影できましたし」
「・・・はぅ」
お約束だけど、あたしの頭におっきな汗が浮いた。


310 :126:05/02/21 02:05:23 ID:xlxDBA1G0
「では、あけますわ」
知美ちゃんが、鍵を鍵穴に差し込むと、カチャ、という音がしてふたがあいた。
「わぁー」
あたしは思わず声をあげた。
「これが、撫子おばあちゃんの結婚式のブーケ」
「ええ。残念ですが、もろくなっていますので見るだけにしてくださいな」
「うん。でもほんとうにきれいなブーケだね」
ママから話も聞いているし、知世おばさんが撮ったビデオで何回も見てるけど、ほんとうにきれいな
ブーケだった。おばあちゃんが大好きだった桜の花。それが、ママの名前になったんだ。
「わたくしも、いつかお作りしますわ。すみれちゃんの結婚式のブーケ」
「とつぜん、なにを言うの、知美ちゃん?!」
知美ちゃんのことばに、あたしは少しあわててしまう。
「うちもや。すみれちゃんの結婚式はぜひ招待してや」
「あら、チュルミンさん。実は、すみれちゃんはもう結婚式を挙げているのですわ」
「ほんまかーっ?!相手は誰や?!」
「知美ちゃん!」

そんな3人のドタバタを横目に
「女の子は、ほんま、結婚式とか夢みるんやなぁ。そないなもんより、わいは、このケーキの方が、
なんぼかええでぇ。3人とも、よろしくやっててやぁ」
と、ご機嫌でフォークを動かすケルベロスがいた。

そのころ、廊下では、チュルミンの分も入れて追加のお茶とケーキを持ってきたメイドが、
つぶやきながら歩いていた。

「これが、あの大道寺家の7不思議のひとつ、『わたしの部屋に4つ』・・・」

<すみれと知美と大切なもの:終劇>


311 :6代目:05/02/21 04:27:43 ID:Hrnljt4e0
ヽ(´ー`)ノ

312 :S.A Studio ◆Sastuvj1Pg :05/02/21 17:09:22 ID:xHzNDcJj0
毎度乙カレー。<<126氏

313 :CC名無したん:05/02/21 21:43:49 ID:jULRUAoo0
126氏キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!
本筋からそれるんであれですけど、さくらたんのブーケは誰がゲットしたんだろう…

314 :CC名無したん:05/02/22 22:18:53 ID:Wj/evlB40
知世……じゃ、ないのかなあ

315 :CC名無したん:05/02/26 23:34:59 ID:YcaDt8/M0
age

316 :CC名無したん:05/02/27 21:01:42 ID:tx9GiKAGO

ageんなアフォ!いらん広告書かれたら(ry

317 :CC名無したん:05/03/02 17:43:50 ID:mEPLdGyE0
始めのスレで設定直ぐに決まったのがいまだに懐かしいw

318 :サロメ:05/03/02 18:02:33 ID:r9JhBDRfO
(σ_σ(σ_σ)σ_σ)

319 :さくらたん:05/03/08 13:00:59 ID:wmWWVhGB0
ある朝。
すみれは精神病で死んだ。
そのほかもみんない次元へ消えてしまった。
ここからは、変態大使館雑談スレがのっとります。
サクラ関連の叩きはここで。
リンクも待ってますよ。

320 :さくらたん:05/03/08 13:37:54 ID:wmWWVhGB0
サクラは実は、汗っかきのでぶオタ(無職・45歳・男)
なんだけど、
みんなすぐだまされるよね・・。
はにゃーんとか逝ってリャかあいいかあいいいってくれるし・・。
ま、いいんだけど。
ほどほどにしてね。
小学生に混ざってさくらのコミック立ち読みしてるおっさんキモいから

321 :さくらたん:05/03/08 13:41:04 ID:wmWWVhGB0
常にあげでお願いします。
ま、へをこくたびにあげるスレって感じ?
ところで、スレッドレイプってなに?

322 :CC名無したん:05/03/08 15:00:11 ID:g32qZRiy0
 あーっとここで>>319-321をスルー!!!
        r'::::::::i
         トーf/__
      /  イ| 、ヽ
      //_〉 l_l i_ノ、
\\ (_ニノ 〉____〉〉 〉
      /    } /             ,_-‐、
     /\/,ー 'ヾ          i"_Y 〈i
     〈  < /              ゝ^-'"
     \i"ヽ、  \\     //
     ├ i\i カ      ,、
      |_,,i ノ_ソ    )     ゝ

323 :S.A Studio ◆Sastuvj1Pg :05/03/08 16:14:07 ID:96Nj9R8G0
126たんまだ〜?

324 :CC名無したん:05/03/10 21:32:05 ID:rY7zbjDYO
なんか某AA系板の〇津スレを彷彿とさせるなぁ…(・∀・)イイ!

325 :CC名無したん:05/03/10 22:29:57 ID:RGvsdMuF0
時を止めて その微笑 瞳の中消えていく幼き思い出

326 :CC名無したん:05/03/15 19:45:20 ID:8oPAyNZ+O
前スレってまだhtml化してないんでつか?

327 :CC名無したん:05/03/15 19:47:27 ID:20rI2mZI0
とっくにしてる。ほれ。
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0412/31/1019101668.html

328 :炉板通信 ◆mwhG4Chris :05/03/16 00:15:05 ID:WdC/YYWl0
そこにあるのはhtml化してるとは言わんだろう・・・

329 :CC名無したん:05/03/16 01:13:15 ID:IS9sYRYi0
過去ログ読めたからどうでもいい。
あらためて読むとやっぱウマー

330 :126:05/03/17 01:53:44 ID:iYGzRBHd0
次回予告
きょうはパパが香港から帰って来る日。
ママは空港までおむかえで遅くなるから
晩ご飯はあたしと龍平で作るんだ。

はぅー。あたしって、やっぱりお料理向いていないのかなー?

そんな時にクロウ・カードの気配が!
ほぇーっ!このカード、あたしひとりじゃ封印できないよ!?

カードキャプターすみれ さくらと小狼のこどもたち
すみれのしゃりしゃりハンバーグ

次回もすみれと一緒に
さくらと一緒に
封印解除(レリーズ)!

331 :CC名無したん:05/03/17 03:46:21 ID:0Py2XkOp0
>しゃりしゃりハンバーグ
どんなハンバーグなんだろ( ;・∀・)

332 :CC名無したん:05/03/20 13:44:37 ID:RPGk7bZ20
フローズンハンバーグ


いえべつにとくになんでもないんだけども。

333 :CCsakura:2005/03/21(月) 18:42:36 ID:vplkwC3x0
テスト

334 :CC名無したん:2005/03/21(月) 19:40:52 ID:UE9kceep0
 いわゆるSSっていうのはこういうのを言うんだな…
 漏れはちょっと考えを改めるべきなのか。

335 :CC名無したん:2005/03/21(月) 20:37:33 ID:zdCjpPEI0
話はかわるが CCさくら→すみれ という流れはサクラ大戦に関連しているのか、

してないか・・・OTL

336 :CC名無したん:2005/03/21(月) 21:19:16 ID:NnRr/IFT0
>>335
関連はしてないと思うがそういうネタが出たことはあった

337 :126:2005/03/22(火) 00:56:47 ID:qBRs4zlq0
「龍平、いる?」
その日の放課後、あたしは5年3組の扉を開けた。
「おねえちゃん」
龍平はすぐにあたしに気がついた。
「けさの約束どおり、きょうはつきあってもらうからね」
「うん。でも、その前に、寺田先生のところまでプリントをとどけなきゃ」
「わかった。いっしょに行こう」
教壇の上に積んであるプリントを龍平が取る。高さは30センチぐらいだ。
「重くない?」
「平気だよ、このぐらい」
「よかった。あとでもっと重いものを運んでもらうんだから」
「え?」
「じょうだんだよ。晩ご飯のお買い物だから、そんなに重くならないよ」

そう、この後、あたしと龍平は晩ご飯のお買い物に行くんだ。
だって、きょうの晩ご飯はあたしたちで作るんだもの。

338 :126:2005/03/22(火) 00:58:07 ID:qBRs4zlq0
→すみれの回想モード

「ほぇ?パパ、あす帰ってくるの?」
「そうなの。予定より早くなったの」
「ママ、うれしそう」
「だって、小狼くんにまた会えるんだもん」
ママの顔が少し赤くなって、あっちの世界に入っていく・・・
少し時間がたって、ママは
「けど、飛行機が着くのが遅い時間なの。おむかえから帰ると9時過ぎになると思うわ。
だからすみれちゃんたちの晩ご飯、何にしようか?あたためるだけにしておくから」
「それだったら、あたしと龍平で作るよ」
「ほぇ?だいじょうぶ?すみれちゃんや龍くんがお食事を作ったことって」
「最初から全部作ったことはないよ。でも、あたしはママのお手伝いは何回もしてるし」
「それで、何を作るつもりなの?」
「ハンバーグ!好物だし、ハンバーグならママと一緒に作ったことあるし」
「ハンバーグかぁ・・・それならだいじょうぶそうね。じゃ、材料をメモするね」
ママは冷蔵庫を開けると、中を確認しながらメモを書き出した。
そして
「ナツメグとパン粉はあるから、買わなくてもいいわ。ソースに使う赤ワインもね。
だから、これだけ買ってくればいいわよ」
と言って、メモをわたしてくれた。あたしはそのメモを見て
「ママ、この分量って多くない?」
「それでだいじょうぶよ。ケロちゃんの分も入っているから」
「そっか。じゃ、がんばるよ。がんばって、おいしいハンバーグを作るんだ」
「龍くんといっしょにがんばってね」
「うん!」

←すみれの回想モード終わり

339 :126:2005/03/22(火) 00:59:08 ID:qBRs4zlq0
あたしたちは職員室に着いた。
「失礼します・・・寺田先生」
「あら、木之本くん?すみれちゃんもいっしょなの?」
「プリント、持って来ました」
「ありがとう、そこに置いておいてね」
「はい」
龍平がプリントを机に置く。
「先生、それって・・・?」
あたしは先生が読んでいたものを指差した。そこには龍平の字が書いてあった。
「龍平くんの作文よ」
「ほぇ?」
「とてもよく書いてあるわ」
「龍平、何について書いたんですか」
「『うちのペット』って作文よ。木之本さんのおうちには、大阪弁をしゃべるロボットペットが
いるんだよね」

ほぇ〜っ!それって、ケロちゃんのことだよ!龍平ったら、何書いてんのよ!!

340 :CC名無したん:2005/03/22(火) 01:45:14 ID:ivnzDE6E0
━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!

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