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落ち着いてLAS小説を投下するスレ 2

918 :N3爆弾 ◆WwZ76piHps :05/02/06 19:21:53 ID:???
“しゅぼっ…”
 タバコに火をつけるぎこちない動作。そういう仕草が似合うにはアスカは幼すぎる。
 いい女気取り。堕ちてく自分に酔ってる様にしか見えない。
 と、日向さんがタバコを箱ごと取り上げた。
「…何するんですか」「未成年がタバコ吸おうとしといて何するんだはないだろう」
「私の勝手でしょ」
「前世紀から使われ続けてる頭の悪い常套句だよ、それは。ガキみたいな事言うのはやめたらどうだ」
「…ニコチン補充しないと駄目なんですけど。」「知ったことじゃない」
“ガタン!!”
「アスカ!?」「…空気悪いわ。外にさえ出なければうろついても構わないでしょ?」
 いいとも悪いとも言わない内にアスカは行ってしまった。僕は…頭を抱えた。
「…こんなの吸うようになってたなんて…」
「いや…本当には吸ってないよ」「え?」
「吸ってから煙を吐くまでが早すぎる。味わってない。口に含んでるだけだ。肺まで入れてない。“喫煙”という形をしてるだけだ。
 第一…これは喫煙歴一ヶ月の子が吸うにはキツ過ぎるよ」
「そういうのって…分かるもんなんですか?」
 日向さんは照れくさそうに笑った。
「…恥ずかしい話だけど…僕も中学や高校の時に背伸びしてちょっとだけ吸っててね。知ったかぶりして仲間とうんちく垂れてたもんだよ。
 だから…あんまりきついことも言えなくてね」
「…そうですか」
「大体こういうのは周りに大人であることをアピールするためのアイテムだ」
「…僕は吸いたいと思わない。周りに大人だと認められたいとも…思わない」
「…君の方が彼女より大人かもしれないな」「…」
「…葛城さんも家では吸ってたのかい?」「え?…吸ってませんけど。何でですか?」
「アスカが吸ってたのが…同じ銘柄だったからさ…」「いやだから吸ってませんって」
「…あぁ。そうだね」
 おかしなことを言う。ミサトさんはタバコなんて吸わない。
「…うん。そうだった」
 日向さんはもう一度そう言った。

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